■「雪を切り込むスノーボーダー」をイメージした冒険心あふれる1台
2024年1月12日、三菱は「東京オートサロン2024」で、2024年2月発売を控えた新型ピックアップトラック「トライトン」をベースにしたカスタムカー「SNOW SHREDDER CONCEPT(スノーシュレッダーコンセプト)」を参考出品しました。
「SNOW SHREDDER」とは「切り立った雪面やアイスバーンをアグレッシブなターンで切り刻むスノーボーダー」の意味。往年のパジェロをもほうふつとさせる、ワイルド過ぎるカスタマイズの秘密を解き明かします。
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新型トライトンをベースとしたカスタムモデルのスノーシュレッダーコンセプトは、その名の通り雪道を力強く走破するイメージを持った1台となっています。
ワイルドなピックアップトラックというと、未舗装路や砂漠を走っているイメージが強いかもしれません。しかし高い走破性が必要となるのは積雪路も同じ。
ということで、スノーシュレッダーコンセプトは雪道走行に特化したカスタマイズモデルに仕上がっているのです。
ボディカラーは積雪路を爆走した後のワイルドな状態を表現したダメージ表現を持ったラッピングとなっており、特殊な技術で表面に凹凸を持った特別なもの。
足元はリフトアップキットを組み込み、前後で約50mmアップ。より地上高を稼ぐことで高い走破性を実現しています。
タイヤはSUV用スタッドレスタイヤの「TOYO OBSERVE W/T-R LT」で285/70R17という大径サイズを装着しました。
三菱独自の4WDシステムである「スーパーセレクト4WD-II」との組み合わせで、どんな路面でも走れそうな安心感を与えてくれています。
エクステリアではスモーク加工がなされた前後ライトに加え、純正オプションで用意されるホイールアーチモールやサイドドアガーニッシュがよりワイルドな印象を演出。
こちらもオプションで用意されるトライトンのロゴも印象的なアンダーライドプロテクションのほか、前後左右に参考出品となるプロテクションバーを装着し、悪路走行時のダメージ低減を狙っているのも注目ポイントです。
さらにフロントナンバープレートを起こすと奥にはウインチが装着されており、万が一のトラブルに備えているのです。
そればかりでなく、スペアタイヤも純正はフロア下に吊り下げて装着されていますが、雪深いシチュエーションでも交換が用意にできるように、純正オプションで用意されるトレーラーヒッチメンバーを活用した背面スペアタイヤとしているのは、カスタマイズで真似したいアイデアです。
■もはやトラックの枠を超え「SUV」に進化した「スノーシュレッダーコンセプト」
そんな見どころたっぷりなスノーシュレッダーコンセプトのエクステリアイメージを一変させているのが、ワイルド過ぎるフロントバンパーです。
実はオーストラリア三菱のオプション品として用意されているもので、残念ながらこのままでは日本国内で販売することは難しいということですが、表情を一変させてくれるアイテムだけに正規販売を期待したいところでしょう。
そしてピックアップトラックのキモでもある荷台部分には、アメリカンピックアップで定番のカーゴキャリアシステムを搭載しました。
左側には大容量のストレージボックスとタープを装着し、逆側にはタンクとスタックデリバリーラダーを搭載することで、悪路でのアクシデントに備えています。
そしてキャリア部分にはスノーボードやヘルメットなどウインタースポーツギアを搭載。
さらにかさ上げされた荷台部分には、引き出しタイプのストレージボックスを備え、その上にボックスを備えることで限られたスペースを有効に活用できるようになっていました。
このように実用性(ユーティリティ)を大幅に向上させた新型トライトン スノーシュレッダーコンセプトは、ピックアップトラックの枠を超え、もはや「SUV(スポーツユーティリティビークル」と言っても過言ではなさそうです。
※ ※ ※
今回のモデルはあくまでコンセプトモデルということですが、一般ユーザーが参考にできるポイントも多く、今年2月の発売を心待ちにしている人にとっては必見の1台と言えそうです。
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みんなのコメント
ランクルは意外と地味め。前から来てもあれそうか くらい。