現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > ランキング首位プルシェールがPP。岩佐歩夢、渋滞で最終アタックできず15番手【FIA F2第13戦予選】

ここから本文です

ランキング首位プルシェールがPP。岩佐歩夢、渋滞で最終アタックできず15番手【FIA F2第13戦予選】

掲載
ランキング首位プルシェールがPP。岩佐歩夢、渋滞で最終アタックできず15番手【FIA F2第13戦予選】

 9月1日、2023年FIA F2第13戦の公式予選がイタリアのモンツァ・サーキットで開催され、ランキングトップにつけるテオ・プルシェール(ARTグランプリ/ザウバー育成)が最速タイムを記録し、フィーチャーレース(決勝レース2)のポールポジションを獲得。悲願のシリーズタイトル獲得に王手をかけた。ホンダ&レッドブル育成の岩佐歩夢(ダムス)は15番手で予選を終えている。

 直前に行われたFIA F3公式予選の赤旗中断の影響もあり、予選スタートはディレイに。現地時間16時6分より、気温25度、路面温度35度というドライコンディションのもと、30分間の公式予選はスタートを迎えた。

フリー走行最速はアルピーヌ育成マルタンス。岩佐歩夢は2番手【FIA F2第13戦モンツァ】

 フリー走行ではビクトール・マルタンス(ARTグランプリ/アルピーヌ育成)がプライムタイヤ(ミディアム)で1分33秒165を記録した。

 昨年はオプションタイヤにソフト(レッド)が割り当てられ、ジャック・ドゥーハンが1分31秒641をマークしポールを獲得している。一方、今年のモンツァではオプションタイヤにスーパーソフト(パープル)が割り当てられたことから、昨年のタイムを上回る大幅なタイムアップも期待された。

 真っ先に前戦ウイナーのクレモン・ノバラック(トライデント)がコースインするも、その他の車両はピット作業エリアで待機。ノバラックも1周のチェックラップのみでピットに戻り、しばし1台もコース上を走行しない時間帯が続く。

 路面状況の一番美味しいところ、そしてトラフィックの影響を受けない位置を確保することが重要となる中、各車が動き出したのはセッション残り24分。昨年ポールシッターのジャック・ドゥーハン(インビクタ・ビルトゥジ・レーシング/アルピーヌ育成)を先頭に続々とコースイン。

 1周のウォームアップを経てセッション残り20分を切ろうかというタイミングで各車アタックを開始。各車の最初のアタックでは、マルタンスが1分32秒423をマークして暫定トップに浮上。2番手にオリバー・ベアマン(プレマ・レーシング/フェラーリ育成)、3番手にランキングトップのテオ・プルシェール(ARTグランプリ/ザウバー育成)が続いた。ランキング2位につけるフレデリック・ベスティ(プレマ・レーシング/メルセデス育成)は暫定8番手、岩佐は最初のアタックを1分33秒016で終え、暫定11番手につけた。

 各車1セット目のスーパーソフトで2度目のアタックに入ると、プルシェールが1分32秒328を叩き出し暫定トップに浮上。2番手ベアマン、3番手アイザック・ハジャル(ハイテック・パルスエイト/レッドブル育成)というオーダーに。岩佐は2アタック目で1分32秒883をマークも暫定13番手という順位でピットへ。

 セッション残り4分30秒を切り、2セット目のスーパーソフトを履いた各車がコースへ。そんな中、暫定6番手につけていたジャック・クロフォード(ハイテック・パルスエイト/レッドブル育成)がマシンを降りた。その直後にはクロフォードのマシンに消火剤が吹きかけられるシーンも見られた。

 一方、トウを狙った車両がスロー走行するなど、コース上はモンツァ恒例のトウ争奪戦により大混雑。レースでもないにも関わらず、2ワイド、3ワイドというシーンも。隊列後方ではドゥーハンを初め、セッション終了時間に間に合わなかった車両も出た中、岩佐はギリギリコントロールラインを通過しかろうじて3アタック目に入った。しかし、トラフィックに囲まれとてもアタックできるような状況ではない。

 混雑を避け、早めにアタックに入りクリアラップを確保したラルフ・ボシュング(カンポス・レーシング)ら数台が続々と自己ベストを更新する中、後方ポジションを確保しようと、トウ争奪戦に加わった車両は軒並みタイムアップならず。これでプルシェールがタイトル獲得に大きく近づくポールポジションを獲得。2番手ベアマン、そして3番手に最終アタックでクリアラップを獲得したロマン・スタネ(トライデント)が続いた。
 
 スプリントレース(決勝レース1)のスターティンググリッドは予選トップ10がリバースグリッドで決定され、予選で10番手タイムを記録したボシュングがポールシッターとなった。ランキング2位のベスティは予選8番手を獲得。決勝レース1は3番手からスタートを迎える。一方、ランキング3位につける岩佐は15番手で予選を終え、スプリント、フィーチャーともに15番手と後方からスタートすることになった。

 2023年FIA F2第13戦モンツァ、21周の決勝レース1は、9月2日(土)現地時間14時15分(日本時間21時15分)より行われる。

■2023年FIA F2第13戦モンツァ 予選暫定結果
Pos.No.DriverTeamTime15T.プルシェールARTグランプリ1'32.32828O.ベアマンプレマ・レーシング1'32.487320R.スタネトライデント1'32.534410I.ハジャルハイテック・パルスエイト1'32.53556V.マルタンスARTグランプリ1'32.538624K.マイニカンポス・レーシング1'32.54279J.クロフォードハイテック・パルスエイト1'32.55787F.ベスティプレマ・レーシング1'32.599922R.フェルシュフォーファン・アメルスフォールト・レーシング1'32.6401025R.ボシュングカンポス・レーシング1'32.655111D.ハウガーMPモータースポーツ1'32.7491212A.ルクレールダムス1'32.752134E.フィッティパルディロダン・カーリン1'32.8091414J.ドゥーハンインビクタ・ビルトゥジ・レーシング1'32.8481511岩佐歩夢ダムス1'32.883162J.ダルバラMPモータースポーツ1'33.1201716R.ニッサニーPHMレーシング・バイ・チャロウズ1'33.1881823J.コレアファン・アメルスフォールト・レーシング1'33.2101915A.コルデールインビクタ・ビルトゥジ・レーシング1'33.269203Z.マロニーロダン・カーリン1'33.4012121C.ノバラックトライデント1'33.4742217J.メイソンPHMレーシング・バイ・チャロウズ1'34.385

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

日産の「新型スポーティセダン」公開に反響多数!?「ほしい」「格好いいよね」 迫力エアロ採用の「ラティオ」後継車! VLでスポーツな「アルメーラ」比国に登場
日産の「新型スポーティセダン」公開に反響多数!?「ほしい」「格好いいよね」 迫力エアロ採用の「ラティオ」後継車! VLでスポーツな「アルメーラ」比国に登場
くるまのニュース
マナー違反?それとも法令違反? バイクでのすり抜けの法的扱いとは
マナー違反?それとも法令違反? バイクでのすり抜けの法的扱いとは
バイクのニュース
フォルクスワーゲン、2026年にEVモデル全面刷新へ エンジン車縮小と「ポロ」改良を明言
フォルクスワーゲン、2026年にEVモデル全面刷新へ エンジン車縮小と「ポロ」改良を明言
AUTOCAR JAPAN
『レンジローバー』がオーバーヒート、リコール
『レンジローバー』がオーバーヒート、リコール
レスポンス
衝撃50Gの大クラッシュも、コラピント決勝出場へ。再検査受け問題なし……マシンもなんとか修復
衝撃50Gの大クラッシュも、コラピント決勝出場へ。再検査受け問題なし……マシンもなんとか修復
motorsport.com 日本版
VW ティグアン 新型発表、米国はひと回り大きい『タイロン』ベースに…ロサンゼルスモーターショー2024
VW ティグアン 新型発表、米国はひと回り大きい『タイロン』ベースに…ロサンゼルスモーターショー2024
レスポンス
「首都高の“ETC”」利用率が98%!? それでも「料金所」に”係員“なぜ存在? 料金所スタッフの勤務実態とは
「首都高の“ETC”」利用率が98%!? それでも「料金所」に”係員“なぜ存在? 料金所スタッフの勤務実態とは
くるまのニュース
さらば50cc…手に入れるなら今!? 50cc人気3選、今はまだ買えるの?
さらば50cc…手に入れるなら今!? 50cc人気3選、今はまだ買えるの?
バイクのニュース
コメリ、オリジナルのヘッドライトコーティング剤発売 最長1年間黄ばみ・劣化から守る
コメリ、オリジナルのヘッドライトコーティング剤発売 最長1年間黄ばみ・劣化から守る
レスポンス
最後の非電動・非ターボの水平対向6気筒…ポルシェ『911 GT3 RS』をスクープ!
最後の非電動・非ターボの水平対向6気筒…ポルシェ『911 GT3 RS』をスクープ!
レスポンス
半世紀前の名車バイクの走行距離がなんと“60km”!? 極上のホンダ「CB500Four」をイタリアで発見 気になる価格とは
半世紀前の名車バイクの走行距離がなんと“60km”!? 極上のホンダ「CB500Four」をイタリアで発見 気になる価格とは
VAGUE
全長3.9m! ダイハツの「コンパクトSUV」は“一文字テール”が未来的! パワフルな「1200cc×ハイブリッド」やターボ搭載した「トレック」とは!
全長3.9m! ダイハツの「コンパクトSUV」は“一文字テール”が未来的! パワフルな「1200cc×ハイブリッド」やターボ搭載した「トレック」とは!
くるまのニュース
 専用品がない旧車や緊急時の味方!!「液体ガスケット」とは?【バイク用語辞典】
専用品がない旧車や緊急時の味方!!「液体ガスケット」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
「支払は今度で……」なんていまだ人情話もある日本の路線バスもシッカリ経営に! キャッシュレス化がもたらすメリットとは
「支払は今度で……」なんていまだ人情話もある日本の路線バスもシッカリ経営に! キャッシュレス化がもたらすメリットとは
WEB CARTOP
【KTM 990RC R発表】RC8シリーズ以来の大排気量スーパースポーツRC・公道へ再降臨!デビューは2025年春以降
【KTM 990RC R発表】RC8シリーズ以来の大排気量スーパースポーツRC・公道へ再降臨!デビューは2025年春以降
モーサイ
悔しい予選に終わったノリス。王者争いには悟りの境地「最初の6戦で決着していた」今は打倒フェラーリに集中
悔しい予選に終わったノリス。王者争いには悟りの境地「最初の6戦で決着していた」今は打倒フェラーリに集中
motorsport.com 日本版
【カブリオレ対決】BMW対メルセデス 6気筒エンジンを搭載するオープントップのM440i xDriveとCLE450のガチンコ勝負!
【カブリオレ対決】BMW対メルセデス 6気筒エンジンを搭載するオープントップのM440i xDriveとCLE450のガチンコ勝負!
AutoBild Japan
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村