50年以上の歴史を誇る名門
日産ワークスの血統を受け継いだ質の高いチューニングを提供する
「キミは“第3の車線”を知っているか?」1983年、全長690キロの超巨大ストリートステージに走り屋たちが挑んだ!【Play Back The OPTION】
1966年に、日産と合併したプリンス自動車のワークスドライバーであった横山達氏が、その経験を生かして創設したのが『スクーデリア・ニッサン”』。その数々の伝説を受け継ぐショップが“スクーデリアVRK”だ。東京都東品川の店舗は、スクーデリア・ニッサン時代から50年以上の歴史を誇るものである。
なお、同ショップを創業したのはスクーデリア・ニッサンの工場長で、A型やL型エンジンを得意としていた故菊池新作氏だ。同氏が晩年に手がけたTS仕様の310サニーは、ニスモフェスティバルで優勝を飾っている。
スクーデアリアVRKとなってから今年で22年目となり、2013年から代表を務めているのが2代目の伊東真人さん。そのチューニング技術の高さが買われて、助っ人としてS耐マシン(BNR32)のエンジンを組んでいた経験を持つ実力派チューナーだ。
「RB26DETT、それも本物のレーシングエンジンだけに限ってもトータルで100機以上は組んでいるんじゃないかと思います。ウチは決して車種を限定しているわけじゃありませんが、そのノウハウを生かしたRBエンジンのチューニングにはとくに自信がありますね」とは伊藤代表。
続けて「第二世代GT-R、なかでもR32はクルマの隅から隅まで知り尽くしています。RB26DETTエンジンはメカニカルチューンでフィーリングが大きく変わります。ぜひ手組みエンジンの気持ちよさを味わっていただきたいですね」。そんな伊藤代表の言葉を裏付けるように、入庫している車両は第二世代GT-Rが中心。ストリート仕様からサーキット走行を楽しんでいるマシンまで、オーナーの要望を高いレベルで実現しているのが特徴だ。
エンジンだけでなく豊富なレース参戦経験で蓄積したノウハウを生かして、ドライブトレインやサスペンションのセットアップも高い評価を得ている。各部の補強やロールケージの取り付けなど、レース車両のボディワークもお任せだ。
また、ファクトリー内にはハイレベルなメカニカルチューニングを行うエンジン室の他、旋盤やボール盤、TIG溶接機など多数の工作機械も完備。様々な加工やワンオフパーツの製作にも対応しているのは見逃せないポイントと言えるだろう。「理想のパーツがなければ作る」というチューニングショップの原点とも言える作業を、今でも真摯に行っているのだ。
もちろんチューニングだけでなく、オイル交換などの一般整備や点検、車検、提携工場による鈑金・塗装やガラス関係の作業だって歓迎。チューニングからメンテナンスまで、幅広くカーライフを支えてくれる日産車乗りにとって心強いショップなのである。
●取材協力:スクーデリアVRK 東京都品川区東品川3-26ー21 TEL:03-5462-8147
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