2025年1月7日からラスベガスで開催されたCES2025。このCESにスズキが初出展。企業理念である「小・少・軽・短・美」を体現する展示で、逆に大きな存在感を放っていた。ほかにも日本メーカーからの出展が会場を賑わせていたぞ!!
※本稿は2025年1月のものです
文:鈴木直也/写真:スズキ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年2月26日号
[スズキ]マジ最高すぎ [CES2025]で見せたぶれない姿勢が素晴らしすぎる件
【画像ギャラリー】日本のテクノロジーが元気だ!! 世界各国の企業が自社の技術を披露するCES2025(15枚)
中小企業を自認するスズキがハイテクコンベンションに初出展!
スズキはベンチャーに向けて小型自動車サイズの自動運転電動台車「アプライドEV」を提供。自由な発想で車体を作り、さまざまな用途に使える
CESは言わずと知れた世界最大のハイテクコンベンション。いわゆるキラキラ華やかな展示会だ。
そこに「うちは中小企業!」を自認するスズキが初出展するんだから、メディアも大いに注目。ぼくもさっそく駆けつけてみた。
いやー、期待を裏切らないね、スズキは。AIとか自動運転とか電動化とか、そういう華やかな要素がないわけじゃないんだけど、キモとなるのは「アイディアのある人集まれ!」という仲間づくり。スズキは、そこに裏方として走る機能を提供する立場に徹している。
たとえば、メイン展示の「アプライドEV」という電動プラットフォームは、クルマの下半分の動く土台をスズキが造りますから、上屋の部分で皆さんが自分のビジネスを展開してください、という提案。
自動運転モビリティでも荷物の搬送でもいいんだけど、スタートアップ企業がやりたいのはどんな付加価値を提供できるのるか、という部分。ソフトウェアのサービスがメインで、走るメカを造るのが目的ではない。そういう裏方仕事はスズキがやりますよ、というプラットフォームなのだ。
より小型の「電動モビリティベースユニット」では、すでに新興スタートアップがビジネスを始めているケースもあって、事業化のスピードアップに大いに貢献している。
そもそも、軽自動車に代表されるスズキの商品群は、いってみれば社会インフラを支える裏方さん。そこがブレないのがスズキの素晴らしいところなんだよねぇ。
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鈴木直也氏が注目! 「いまやCESはモーターショーより面白い」!?
アフィーラがついに正式発表。価格は8万9900ドルからで、2026年内に納車が開始される計画だという
2025年のCESは、全体としてはAIが最大の話題なのだが、現場は意外に冷静で、「AIをどう活用したら実際に便利になるの?」という現実的なアイディアを競ってる印象。
自動車でいえば、もちろんAI活用のスターは自動運転なんだけど、自動運転はカネも時間もかかりすぎるということで、最近のCESでは人気薄。Waymoが孤軍奮闘するものの、以前に比べるとかなり下火という印象だ。
それに代わって勢いがあるのが、アマゾンAWSみたいなクラウドによるAIサービス。AWSはホンダと共同でクラウドとAIを活用した開発環境のスピードアップを展示していたが、ホンダ・ゼロのASIMO OS開発にかなり貢献している様子。
ほかにもヴァレオがクルマの事故の自動通報システムAI活用で自動化するなど、「気がついたら身近にAIがいました」的な浸透ぶりを感じた。
最近景気が低迷気味の欧州勢は、メーカー出展はBMWのみとやや元気がない。主要な欧州サプライヤーは出展しているものの、BOSCHなどのドイツ系よりフランスのヴァレオが元気だった。
ヴァレオはAD/ADAS用センサーから、eアクスル、バッテリーの熱マネなど満遍なく取り揃えていて、しかもメインテーマはコストダウン。もともと経済車が得意のフランスだけに、コスト競争力に磨きをかけているって感じでした。
日本からはAGCがディスプレイガラスの新技術を出展していた。CESはやっぱり注目なのです。
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