現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「新車が買えるのに中古高騰」「納期は超遅延」はランクルだけじゃなくベンツGクラスも同じだった!

ここから本文です

「新車が買えるのに中古高騰」「納期は超遅延」はランクルだけじゃなくベンツGクラスも同じだった!

掲載 更新 55
「新車が買えるのに中古高騰」「納期は超遅延」はランクルだけじゃなくベンツGクラスも同じだった!

悪路向けの本格SUV全般が世界的に品薄となっている

 最近はSUVの人気が高いが、その多くは乗用車のプラットフォームを使ったシティ派だ。日本車なら「ハリアー」や「ヴェゼル」が該当する。

あえての「古化」まで流行! Gクラスファンは「顔面メイク」が好きだった

 これらのシティ派SUVが増えすぎた反動もあり、最近はSUVに原点回帰の傾向も見られるようになった。シティ派ではなく、悪路向けのSUVが人気を高めている。その典型が「ジムニー」だ。2018年の登場以来、高い人気を保ち、納期が一貫して1年以上となる。

 これを受けてスズキでは、日本仕様を増産した。2018年の発売直後は、ジムニーの届け出台数は1カ月に1800~2000台だったが、2021年は3285台に達する。生産規模を1.6倍に増やしたが、納期は縮まらない。需要がさらに増えているからだ。

新車は販社からメーカーへの発注停止中

 このほか日本車では「ランドクルーザー」、輸入車では「メルセデス・ベンツGクラス」、「ジープ・ラングラー」などの売れ行きも好調だ。人気が高まるのは良いことだが、納期が伸びるのは困る。

 とくにメルセデス・ベンツGクラスは、海外を含めて売れ行きが好調で、納期も大幅に伸びている。販売店では以下のように説明する。「Gクラスの納期は3~4年とされる。メーカーの生産が追いつかず、いまは販売会社からメーカーへの発注を停止している。しかしお客さまからの注文は受け付けている。このときには予約金をいただくが(金額は販売会社によって異なり100~150万円が多い)、海外勤務などのやむを得ない理由で購入が不可能になったときは返金する」

5年落ちGクラスでも新車と同等のプライス

 そこでGクラスの新車が購入しにくいのなら、中古車を考えてみたいが、先代Gクラスの中古車価格もきわめて高い。V型6気筒3Lクリーンディーゼルターボを搭載する「G 350d」でも、5年落ちの中古車価格が1000万円を超える。

 この金額は、新車時と同程度だ。現行型の新車が手に入りにくいことから、中古車価格も吊り上がり、この影響が先代型まで波及している。

 ランドクルーザーも同様だ。新車の納期が4年以上に遅延しており、現行型に連動して先代型の中古車価格まで高まった。先代型の中古車には、価格が新車時を上まわる車両も見られる。

20年以上落ちでもまだまだ高値

 Gクラスで価格が妥当な中古車を探すと、ほとんど見つからない。製造されて20年以上を経過した車両でも、300~350万円の高値で販売されている。Gクラスは耐久性の優れたSUVだが、20年以上を経過すると、交換すべきパーツも増える。購入するには、相応の覚悟が必要だろう。

「ゲレンデヴァーゲン」と呼ばれていた時代のショートボディも不人気かと思えば、マニアックなユーザーの間で人気を高めた。とくに直列4気筒2.3Lエンジンを搭載する「230GE」は、動力性能は非力だが、前後の重量配分が優れた走行安定性の優秀な、悪路向けのSUVであった。個人的には、最良のゲレンデヴァーゲン&Gクラスがショートボディの230GEだと思っているから、高値も納得できる。

 メルセデスベンツGクラスの結論をいえば、納期が長くても新車を買うのがベストだ。今の市場の好みが変わらなければ、数年間使ったあとでも有利な条件で売却できる。

こんな記事も読まれています

ワイドな日産「GT-R」登場! 1050万円の“鮮烈青ボディ”がスゴい! どんな特徴?
ワイドな日産「GT-R」登場! 1050万円の“鮮烈青ボディ”がスゴい! どんな特徴?
くるまのニュース
好きなのは「丸目」? それとも「角目」!? ついに発売されたトヨタ新型「ランクル250」のSNSでの評判とは?
好きなのは「丸目」? それとも「角目」!? ついに発売されたトヨタ新型「ランクル250」のSNSでの評判とは?
VAGUE
見るだけでも楽しめる体験型オフロードイベント!爆フェスIII Enjoy Ride in 茨城県常陸大宮市の開催が決定
見るだけでも楽しめる体験型オフロードイベント!爆フェスIII Enjoy Ride in 茨城県常陸大宮市の開催が決定
バイクのニュース
日産が北京モーターショーでNEVのコンセプトカーを4車種公開
日産が北京モーターショーでNEVのコンセプトカーを4車種公開
Webモーターマガジン
サム・バード、手首負傷でモナコE-Prix欠場。バーナードが代役でフォーミュラEデビューへ
サム・バード、手首負傷でモナコE-Prix欠場。バーナードが代役でフォーミュラEデビューへ
motorsport.com 日本版
昨日?そんな昔のことはもう忘れた…捨て去った過去と断ちきれない想い出!【アメリカンカープラモ・クロニクル】第25回
昨日?そんな昔のことはもう忘れた…捨て去った過去と断ちきれない想い出!【アメリカンカープラモ・クロニクル】第25回
LE VOLANT CARSMEET WEB
日産「新型スポーティ“セダン”」世界初公開! 美麗ボディ&4連テールが超カッコイイ! 「次期型アルティマ!?」な「エポック」中国で発表
日産「新型スポーティ“セダン”」世界初公開! 美麗ボディ&4連テールが超カッコイイ! 「次期型アルティマ!?」な「エポック」中国で発表
くるまのニュース
【北京モーターショー2024】ホンダ eNシリーズ第2弾e:NP2とe:NS2を公開。中国で2035年までにEV販売比率100%を目指す
【北京モーターショー2024】ホンダ eNシリーズ第2弾e:NP2とe:NS2を公開。中国で2035年までにEV販売比率100%を目指す
Auto Prove
レクサスが今秋に新型GX550を日本で通常販売すると発表。合わせてGX550“OVERTRAIL+”を先行販売するとアナウンス
レクサスが今秋に新型GX550を日本で通常販売すると発表。合わせてGX550“OVERTRAIL+”を先行販売するとアナウンス
カー・アンド・ドライバー
元大関“小錦”も愛用!! ARTS VOLTのペダルレス特定小型原付「K−KOHOLA」 2024年モデル発売
元大関“小錦”も愛用!! ARTS VOLTのペダルレス特定小型原付「K−KOHOLA」 2024年モデル発売
バイクのニュース
“爆速ターボ”搭載!? マツダ新型「最強ハッチ」実車公開! めちゃ速&シャコタンな「MAZDA3」登場
“爆速ターボ”搭載!? マツダ新型「最強ハッチ」実車公開! めちゃ速&シャコタンな「MAZDA3」登場
くるまのニュース
【訃報】元ニッサンワークスドライバーの都平健二さんが逝去。ハコ車の名手として名を馳せる
【訃報】元ニッサンワークスドライバーの都平健二さんが逝去。ハコ車の名手として名を馳せる
AUTOSPORT web
新型スイフトは質感が爆増!! ヤリスは驚異の燃費36km/Lを記録! ベーシックコンパクト最新勢力図
新型スイフトは質感が爆増!! ヤリスは驚異の燃費36km/Lを記録! ベーシックコンパクト最新勢力図
ベストカーWeb
【MotoGP】スペインGPでKTMビンダーがダークホースに? 予選Q1行きも調整でブレイクスルー「バイクを取り戻した感じ」と自信
【MotoGP】スペインGPでKTMビンダーがダークホースに? 予選Q1行きも調整でブレイクスルー「バイクを取り戻した感じ」と自信
motorsport.com 日本版
BEV販売台数が100万台に到達! MINIは新型予告! BMWグループ「2024年第1四半期の販売台数」を発表
BEV販売台数が100万台に到達! MINIは新型予告! BMWグループ「2024年第1四半期の販売台数」を発表
THE EV TIMES
ホンダが斬新“タテ目”の「新型スポーティSUV」実車初公開! 光り輝く「インテリア」は高級感アリ! “超静音”実現した「新型Ye S7」北京で初披露
ホンダが斬新“タテ目”の「新型スポーティSUV」実車初公開! 光り輝く「インテリア」は高級感アリ! “超静音”実現した「新型Ye S7」北京で初披露
くるまのニュース
復帰戦の元王者ゴメスが鮮烈ポール獲得の週末は、逆転の新鋭がキャリア通算2勝目を記録/SCB第3戦
復帰戦の元王者ゴメスが鮮烈ポール獲得の週末は、逆転の新鋭がキャリア通算2勝目を記録/SCB第3戦
AUTOSPORT web
【MotoGP】好調確信ビニャーレス、スペインで連勝なるか? ライバルは「マルケスとバニャイヤが強いだろう」
【MotoGP】好調確信ビニャーレス、スペインで連勝なるか? ライバルは「マルケスとバニャイヤが強いだろう」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

55件
  • てか、そんなに欲しいのなんでだろ??
  • ハマーやアルファード乗りに通ずる雰囲気の乗り手が多い。
    メッキ大径ホイールや、サイド出しマフラー、ゴールドのガラスを好む輩が。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1251.01705.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

318.02830.0万円

中古車を検索
Gクラス (ハッチバック)の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1251.01705.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

318.02830.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村