意外な共通点もあった！ 国産自動車メーカーの歴史とルーツ【ダットサン・スバル・ダイハツ編】

日本の産業界の姿が重なる３社

「日産」は、その歴史をたどるなかでもっとも古くから自動車製造と関りをもってきたメーカーである。その過程でプリンス自動車工業と合併したことは有名だが、プリンスと同様に航空機産業から歩みだしたのが「SUBARU」だ。また、日産と同様に、明治時代を創業とするのは「ダイハツ」。明治維新後、西洋の文明に追いつこうとした日本の産業界の姿が重なる。

　さまざまな創業のいきさつを持つ日本の自動車メーカーだが、当初より自動車製造を目指したのが、1911（明治44）年創業の快進社自動車工場を祖とする日産自動車であろう。

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たとえば、スバルがなぜ他社に先駆けて「ぶつからないクルマ」を作るに至ったのかは、中島飛行機時代にフランスから招聘したアンドレ・マリー技師の「パイロットの安全第一」という思想が現在まで息づいていたからであり、そういった歴史や文化が現在につながっているわけで、それを知ることはまんざら無駄でもないと思う。

今は歴史を語るよりも未来を語る時だ
各メーカーの今後の展望を語ってくれ