メルセデスAMG GTがニュルでラグジュアリークラス最速タイムを達成

独メルセデス・ベンツは11月11日、4ドアクーペ「メルセデスAMG GT 63 S 4MATIC+」の2021年モデルが、ニュルブルクリンク北コースのクラス最速ラップを更新したと発表した。

メルセデスAMGのオリジナルモデル「AMG GT 4ドアクーペ」は2018年にデビュー。基本プラットフォームを「CLS」などと共有しつつ、メルセデスAMGが妥協なしに開発したモデルだけに、そのパフォーマンスは大人4人が快適に移動できるラグジュアリーカーとして高い評価を得ている。

2021年モデルでも最高出力639hp、最大トルク900Nmという4.0L V8ツインターボユニットの出力は不変。だが、細部にわたるチューニングの結果、マルチな性能はさらに引き上げられたようだ。その証拠に、メルセデスからのリリースによれば、来季仕様はデビュー直後の2018年秋に打ち立てたニュルブルクリンク北コースにおけるラップタイムを2秒以上更新し、ラグジュアリークラス最速ラップの7分23秒009を叩き出したという。

しかも、この記録更新にあたって市販バージョンから変更されたのは4点式シートベルト付きバケットシートのみとのこと。強力なエンジンに加え、カタログ装備となるリアアクスルステアリングやリミテッドスリップデフなどがレコード達成に寄与したこととなる。もちろん、「グリーンヘル」の異名を持つ難コースで73のカーブをねじ伏せるため、タイヤ銘柄にはグリップ力をアップしたパイロット・スポーツ・カップ２を選択し、空気抵抗を削減しつつ高速域でのスタビリティを高めるエアロパッケージも装着しているが、これらもすべてカスタマーがオプションとして選択可能だ。

難易度の高いニュルで記録更新を達成した2021年モデル。生産は本年9月に開始されている。

Comments

すごい、メルセデス。勢いがありますね。でも、個人的には4ドアじゃなくて2ドアが好き。

ラグジュアリークラス最速て、これもう分かんねえな

この車は好きだけど