現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > フォルクスワーゲン重役 厳しい排ガス規制に懸念 小型車への大打撃恐れ

ここから本文です

フォルクスワーゲン重役 厳しい排ガス規制に懸念 小型車への大打撃恐れ

掲載 更新
フォルクスワーゲン重役 厳しい排ガス規制に懸念 小型車への大打撃恐れ

もくじ

ー より一層苦戦を強いられる小型車
ー シティカーの将来は非常に厳しい
ー eアップは残る

2019年を占う 「みんなのクルマ」フォルクスワーゲン・ゴルフの進化

より一層苦戦を強いられる小型車

欧州連合は2021年以降、2030年までにCO2排出量を37.5%削減することを目標としている。来年よりフォルクスワーゲンを含む自動車メーカーはC02排出量を95g/km程度に抑えなければないが、通常の内燃機関を搭載するアップはその厳しいWLTP基準を達成することができていない。

それにより、フォルクスワーゲンは利益率が乏しいアップを、今後より一層厳しい排ガス規制下で販売することを強いられることとなる。それを埋め合わせるためにも電気自動車などの他の車種をより多く販売することが必要となってくる。

新しいMEEプラットフォームを採用する第1世代目の電気自動車なども利益率がより低いことを受け、小型車のビジネスケースは既にないだろう。

シティカーの将来は非常に厳しい

「もしも欧州がこの目標を推進するのであれば、アップサイズのクルマの計画は非常に苦しめられることになります」とスタックマンはジュネーブモーターショー2019の場でAUTOCARに語った。

「電気自動車の技術を組み込むにはサイズが小さすぎますが、かといってエンジンもその厳しい基準を達成することは可能ではありません。シティーカーサイズの小型車を販売するにはI.D.のような電気自動車の販売が必要となります」と加えた。

「なので従来の内燃機関を搭載する小型車の未来は厳しいものとなります。これは非常に深刻な問題です。この問題を取り上げる政治家は誰もいません。もしもこのような手の届きやすい新車が買えないのなら、一体何を買えば良いのでしょうか?」と不満を口にした。

eアップは残る

スタックマンは今後3~4年以内にアップの「将来を見据えたライフスパン」を見据えており、電気自動車版のeアップのアップグレードも検討しているとのこと。

同社は電気自動車のeアップをより手の届きやすい存在にすることを目指していくが、それでも今日存在するエントリーレベルの小型車の安さには敵わないだろう。

小型なボディにEV技術を組み込むコストの高騰や、従来の内燃機関搭載車への厳しい規制なども含め、この小型車市場は非常に厳しいものになることが予想される。

eアップはMEBプラットフォームを採用するI.D.シリーズの名前を冠する予定はない。スタックマンによれば、eアップはフォルクスワーゲンが提供する電動化社会へのスタート地点として位置付けられ、都市向けの自動車としてのポテンシャルを秘めているとのことだ。

こんな記事も読まれています

グランツーリスモ7に新規車種3台を追加するアップデート配信。シュコダがシリーズ初登場
グランツーリスモ7に新規車種3台を追加するアップデート配信。シュコダがシリーズ初登場
AUTOSPORT web
顔が…いや全身変わった!? ホンダの売れ筋コンパクトSUV「ヴェゼル」改良 ハイブリッドはEVに近づく?
顔が…いや全身変わった!? ホンダの売れ筋コンパクトSUV「ヴェゼル」改良 ハイブリッドはEVに近づく?
乗りものニュース
ワイパー「高速運転」はゴム寿命縮める? 面倒な交換ケチって「ゆっくりモード」本当にコスパは良いのか
ワイパー「高速運転」はゴム寿命縮める? 面倒な交換ケチって「ゆっくりモード」本当にコスパは良いのか
くるまのニュース
スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
レスポンス
MS&AD新社長の舩曵真一郎氏が会見 代理店への「週末イベントの手伝いはやめる」
MS&AD新社長の舩曵真一郎氏が会見 代理店への「週末イベントの手伝いはやめる」
日刊自動車新聞
【MotoGP】最高峰クラスデビュー以来好調のアコスタ、浮足立たずにいるための鍵は『普通の生活を見ること』
【MotoGP】最高峰クラスデビュー以来好調のアコスタ、浮足立たずにいるための鍵は『普通の生活を見ること』
motorsport.com 日本版
レクサスLBXが生まれる工場【池田直渡の5分でわかるクルマ経済】
レクサスLBXが生まれる工場【池田直渡の5分でわかるクルマ経済】
グーネット
日産、欧州向け「キャシュカイ」に新たな「ニッサンコネクト」を採用
日産、欧州向け「キャシュカイ」に新たな「ニッサンコネクト」を採用
日刊自動車新聞
渥美心がボルドールから遂げたル・マンでの成長、新クルーチーフの存在に「速く走らせる方法が理解できてきた」/EWC
渥美心がボルドールから遂げたル・マンでの成長、新クルーチーフの存在に「速く走らせる方法が理解できてきた」/EWC
AUTOSPORT web
ハジャーが総合最速。マルティ2番手でカンポス1-2。宮田莉朋は2日目午後にトップタイム|FIA F2バルセロナテスト
ハジャーが総合最速。マルティ2番手でカンポス1-2。宮田莉朋は2日目午後にトップタイム|FIA F2バルセロナテスト
motorsport.com 日本版
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】全国の道路別・渋滞予測まとめ!
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】全国の道路別・渋滞予測まとめ!
くるくら
<新連載>[低予算サウンドアップ術]“超基本機能”を駆使して「低音増強」を図る!
<新連載>[低予算サウンドアップ術]“超基本機能”を駆使して「低音増強」を図る!
レスポンス
GW期間中に多いクルマのトラブルは何? JAFが2023年に救援した出動理由TOP10を紹介!
GW期間中に多いクルマのトラブルは何? JAFが2023年に救援した出動理由TOP10を紹介!
くるくら
レッドブル離脱のニューウェイはどこへ行く……アロンソとホンダが待つアストンマーティン? それともハミルトン加入のフェラーリ?
レッドブル離脱のニューウェイはどこへ行く……アロンソとホンダが待つアストンマーティン? それともハミルトン加入のフェラーリ?
motorsport.com 日本版
「背の低いマツダ」ついに出た! 新「マツダ6」じゃないよ「EZ-6」中国で発表 “電動専用車”に
「背の低いマツダ」ついに出た! 新「マツダ6」じゃないよ「EZ-6」中国で発表 “電動専用車”に
乗りものニュース
マツダが新型「ロータリースポーツ」登場へ!? 美しすぎる「和製スポーツカー」のスペックは?価格は? 期待高まる「アイコニックSP」どうなるのか
マツダが新型「ロータリースポーツ」登場へ!? 美しすぎる「和製スポーツカー」のスペックは?価格は? 期待高まる「アイコニックSP」どうなるのか
くるまのニュース
SHOEI「GT-Air 3 SCENARIO」 “REALM”に続くグラフィックモデル登場
SHOEI「GT-Air 3 SCENARIO」 “REALM”に続くグラフィックモデル登場
バイクのニュース
フィアット500/500C、新グレード「ドルチェヴィータ」追加、ブルーカラーの限定車も発売
フィアット500/500C、新グレード「ドルチェヴィータ」追加、ブルーカラーの限定車も発売
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

82.7112.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

74.0398.0万円

中古車を検索
シティの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

82.7112.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

74.0398.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村