■クルマの「謎のイカ」の意味とは
クルマを運転していると、目の前の表示板に謎の「青いイカ」のようなものが出現することがあります。
いったいどのような時に出現して、何を意味しているのでしょうか。
【画像】「えっ…!」これが目の前に出現する「謎の青いイカ」の正体です
この「青いイカ」のような記号は、ハンドルの奥にあるメーターパネルに現れます。
クルマのさまざまな状態を示すインジケーター(表示灯)のひとつですが、この「青いイカ」のようなものは正式には「ハイビーム表示灯」といったランプです。
日頃運転しない人やクルマに馴染みのない人にとっては、ハイビームという言葉も聴き慣れないかもしれません。実は、クルマの前方を照らすヘッドライトには、「ロービーム」と「ハイビーム」の2種類があります。
ロービームは「すれ違い用前照灯」と呼ばれ、前方40mが視認できるものと定められています。いっぽうハイビームは「走行用前照灯」とされていて、前方100m先までを照らすことができるものです。場合に応じて、ハンドル横のスイッチや操作でロービームとハイビームを切り替えます。
しかし、ハイビームは遠くを照らすだけあって、向かいのクルマにとってはとてもまぶしく感じます。
そのため、対向車が来ると、ハイビームからロービームへ切り替えなければなりません。
しかし、こちら側からは自分のクルマがどっちのライトモードなのか、一瞬では判断しにくいため、「青いイカ」ランプが光っているかどうかで、ハイビームが点いていることが分かるようになっているのです。
■最近はより重要な意味を?
ハイビーム表示灯は、近年になってその重要性が高まっています。
近年のクルマは「オートハイビーム機能」を搭載するクルマが増えています。
道路交通法第52条はハイビームについて「夜間、道路にあるときは(略)、前照灯(略)をつけなければならない」となっているので、ハイビームが基本となります。
いっぽうで「他の車両等と行き違う場合または直後を進行する場合において、交通を妨げるおそれがあるときは、灯火の光度を減ずるなど操作しなければならない」とあり、ロービームに切り替えが必要です。
こうして夜間は特にハイビームとロービームをきちんと切り替える必要があります。ドライバーの負担を軽減するため、自動で切り替えをしてくれる機能がつくようになったのです。
しかし、この「オートハイビーム機能」は100%確実に稼働するわけではありません。時には「前から来ているのに、ハイビームになったまま」といった状況も発生し、手動で切り替えることになります。
こうした時に、今オートハイビームがきちんと作動しているのかなどをパッと見で判別するのに、この「青いイカ」ランプは役に立つのです。
ちなみにオートハイビーム機能をオフにして、手動切り替えモードにすることもできます。この場合はドライバーが責任をもって、状況判断でロービームとハイビームを切り替える必要があります。
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みんなのコメント
免許持っているなら、知らない奴いないだろうが。