日本最大のキャンピングカー・イベント『ジャパン・キャンピングカー・ショー2022』で正式お披露目され、同年末より正規販売代理店にて日本での販売が開始されたFIAT PROFESSIONAL(フィアット・プロフェッショナル)のベストセラー商用車『DUCATO(デュカト)』が、導入以来、約1年半ぶりの新モデル“Series 9(シリーズ9)”に刷新。トラフィックジャムアシストなど、先進運転支援システムを新たに搭載し、8月21日より発売が開始されている。
彼の地では不動の“キャンパーベース”として親しまれてきた同車の2022年モデル(シリーズ8)より、ここ日本での正規輸入販売が開始された同モデルは、日本における商用車セグメントでは他に類を見ない、伝統の“オールフォワード”アーキテクチャーのボディ骨格を採用し、前輪駆動の利点を活かした広い荷室空間と多様なアレンジにより優れた快適性と積載性を実現。
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一方のインテリアも、電動パーキングブレーキや機能的で省スペースなドアパネルの採用により広いキャビンスペースを備え、操作スイッチ類を集約した革巻きのステアリングホイール、メーター類は7インチフルカラーTFTディスプレイとするなど、高い利便性も兼ね備えている。
そのデュカトに導入された新型シリーズ9は、隔壁の前部にライニング(内張り)を施し、後部にはコートフックを追加するなど質感と使い勝手をさらに向上。また、前モデルと比較してADAS(先進運転支援システム)を大幅に充実させ、新たにアダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)やレーンセンタリング、そしてトラフィックジャムアシストを装備した。
それ以外の“キャンパーベース”として支持を得る高い資質はそのまま継承され、運転席および助手席にはキャプテンシートを採用し、一体型ヘッドレストや幅広のバックレスト、サポートの優れたダブル・アームレストも備え、欧州の商用車として特徴的な機能として運転席、助手席ともに180度回転させることが可能に。
パワートレインには最高出力180PS、最大トルク450Nmを発生する第3世代の2.2リッター“MULTIJET3”ディーゼルを搭載し、スムーズな作動を特徴とする9速オートマチック・トランスミッションを組み合わせる。
日本導入当初は3バリエーションが設定されたが、現在は標準(L2H2/全長5.4m)とそのロングホイールベース版(L3H2/全長5.9m)の2種に整理され、価格は580万~597万5000円(税込)となっている。詳細は公式サイト(https://www.fiat-jp.com/professional/ducato/)まで。
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