■激化するSUV市場。どれを選べばいいの?
国内のSUV市場では、軽自動車から全長5m近い大型SUVや、ガソリン車/ハイブリッド車/ディーゼル車/PHEV車といったパワートレインの違い、2列シート/3列シートなど多様化するライフスタイルに合わせて、さまざまなSUVがラインナップされています。なかでも国産SUVにはどのような特色があるのでしょうか。
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昨今では、SUVにも細かなニーズが求められるようになり、各社でコンパクト/ミドル/ラージといったサイズ感でモデルを設定しているようです。
とくに多くのSUVをラインナップするのはトヨタで、ラインナップは、「ライズ」、「C-HR」、「RAV4」、「ハリアー」、「ハイラックス」、「ランドクルーザープラド」、「ランドクルーザー(200系)」の7車種となります。
次点のスズキは、軽自動車と登録車を合わせた「ジムニー/ジムニーシエラ」、「ハスラー」、「クロスビー」、「SX4 S-CROSS」、「エスクード」の6車種をラインナップ。
また、マツダは「CX-3」、「CX-30」、「CX-5」、「CX-8」。三菱は「RVR」、「エクリプスクロス」、「アウトランダー」、「アウトランダーPHEV」という4車種です。そのほかの国産メーカーは、2車種から3車種となり、トヨタのSUVラインナップが突出して多いことが分かります。
2019年登録車年間販売台数のSUV上位5車種で見ると、全体14位・ホンダ「ヴェゼル(5万5886台)」、全体15位・トヨタ「C-HR(5万5677台)」、全体16位・トヨタ「RAV4(5万3965台)」、全体24位・日産「エクストレイル(3万6505台)」、全体25位・「ハリアー(3万6249台)」です。
また、2020年1月の単月販売台数のSUV上位5車種では、全体1位・ライズ(1万220台)、全体11位・RAV4(5549台)、全体17位・C-HR(3543台)、全体18位・ホンダ「ヴェゼル(3508台)」、全体21位ダイハツ「ロッキー(3153台)」と、長らく売れ筋SUVとして君臨しているC-HRとヴェゼル以外は2019年に発売された新型モデルとなります。
しかし、これほどまでSUVが増えたことによる弊害は起こっていないのでしょうか。トヨタには、7車種のSUVがありますが、同ラインナップ内でユーザーの取り合いが発生する可能性も考えられます。トヨタの販売店スタッフは販売事情を次のように説明しています。
「来店されるお客さまのなかには、RAV4とC-HRを比較する人もおります。扱いやすいボディサイズ、都会的な外観デザイン、お求めやすい価格などにこだわるお客さまはC-HRを選びます。
一方で、C-HRでは後席や荷室が狭いと不満を感じるお客さまは、価格は少し高いですが、車内空間に余裕のあるRAV4を購入されます。RAV4は4WDのメカニズムも充実しているので、悪路走破性でRAV4が選ばれることもあります」
※ ※ ※
このようにSUVのラインナップを増やすと、車種単体ではターゲットユーザーが被り、販売台数の低下に繋がる可能性があります。
しかし、トヨタブランドとして見ると豊富なラインナップを誇る方が、他社と比較することなくトヨタ内で完結でき、これが激化するSUV市場におけるトヨタの強みといえそうです。
■販売力ではなく、個性で勝負するマツダと三菱
現在、国内市場で販売されるSUVの多くは、ガソリン車/ハイブリッド車です。そのなかで、ディーゼルエンジンやPHEVなどパワートレインでの個性を発揮しているのが三菱とマツダです。
マツダのSUVには、「CX-3」、「CX-30」、「CX-5」、「CX-8」というサイズの異なる4車種がラインナップされ、全車でガソリン/ディーゼル、6速AT/6速MTを設定。
一方の三菱は、「RVR」、「エクリプスクロス」、「アウトランダー」、「アウトランダーPHEV」をラインナップ。そのなかで、エクリプスクロスにはガソリン/ディーゼルを設定し、アウトランダーPHEVはその名の通り、プラグインハイブリッドシステムを搭載しています。
トヨタのSUVでディーゼルを搭載しているのは、トヨタ「ランドクルーザープラド」「ハイラックス」とあまり多くはないです。
マツダや三菱がディーゼルエンジンに力を入れる理由として、ディーゼルエンジンには「燃費性能に優れている」「低回転のトルクが強い」というメリットが存在します。年々厳しくなっている燃費規制への対応に加え、走りの良さを追求する理想のエンジンなのです。
ディーゼルエンジンは燃費性能が良いというメリットのほか、燃料となる軽油はレギュラーガソリンよりも1リッターあたりの金額が安く、日々の燃料費を抑えることができます。
ただし、近場だけの移動や長く所有する予定がない場合、新車購入時の金額はディーゼル車の方が高額になるため、比較的に長距離の移動が多く、買い替え頻度が少ない人に向いているクルマです。
また、前述のとおり燃費に対する規制は年々厳しくなり、ディーゼルエンジンだけでは燃費性能の向上に限界があります。
世界的に環境性能への意識が高まり、欧州ではCAFE規制という制度があり、販売する車両のCO2の排出量平均値の基準を達成しなければいけません。このCAFE規制は年々厳しくなっており、それらに対応するべく各メーカーはハイブリッドや電動化を積極的に進めてきたのです。
SUV市場では、三菱のアウトランダーPHEVが電動化技術を生かしたクルマです。EV航続距離は65.0km/L(JC08モード)となり、EV走行時には電気自動車特有のリニアな走行を体感でき、ガソリン走行時には2.4リッターガソリンエンジンのパワフルな力強い走行性能を味わえます。
また、近年流行っているアウトドアや車中泊、自然災害などにおける大規模停電時には、バッテリーの電気が使える100VAC電源(最大1500w)を標準装備。コーヒーメーカーやドライヤーなどを同時に使うことも可能です。
※ ※ ※
SUV市場の販売台数では、ライズやC-HR、ヴェゼルといったコンパクトサイズのモデルや、RAV4のようなガソリン/ハイブリッドという選択できる性能面に加えて、「アドベンチャー」といういま流行のオフロード感溢れるデザインが好評のようです。
そんななか、高速道路や長距離移動が多い人やアウトドアの趣味があるユーザーには、マツダや三菱のような個性のあるSUVがマッチするのかもしれません。
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