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7人乗りの電動カイエン? 全長5.0m超のポルシェ、2027年発売へ 北米・中国市場に照準

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7人乗りの電動カイエン? 全長5.0m超のポルシェ、2027年発売へ 北米・中国市場に照準

スポーティな電動SUV 北米・中国へ

ポルシェは、カイエンの上に位置する大型の7人乗りSUVを2027年に発売する計画だ。社内では「K1」というコードネームで開発されているという。

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「車内で全く新しい体験ができる」とされ、「強力なパフォーマンス」と自動運転技術を搭載するEV(電気自動車)となる。メルセデス・ベンツEQS SUVやBMW iXなどが主なライバルとなるだろう。

K1の初期のデザイン案を知る関係者は、全長は5.0mを超え、「セダンでありながらクロスオーバーでもある」というフォルムで、これまでのポルシェの市販モデルとは一線を画すものになると述べている。

ポルシェのオリバー・ブルーメCEOは3月13日に開かれた年次総会で、K1について「SUVを非常にスポーティに解釈したもの」と説明した。「この新しい車両コンセプトは、ポルシェらしいフライラインによる強力なパフォーマンスと自動運転、そして車内での全く新しい体験を提供するよう設計されています」

「これによって、スポーツ・ラグジュアリーというポジショニングを強調、強化しています。このセグメントは、特に中国と米国で利益プールが拡大していることが確認されています」

副会長のルッツ・メシュケ氏は、K1は「中国市場に完璧にマッチしている」と述べた。

K1は最新の同期モーター、高性能バッテリー、急速充電技術を搭載し、価格は既存のカイエン・ターボGTを大きく上回るだろうと、ドイツのツッフェンハウゼン本社の関係者は話している。

920Vシステム搭載も? 次世代EV技術

K1は、過去20年間にわたりポルシェのベストセラー車となっているカイエンとマカンの成功を受けて生まれたもので、構想からすでに3年が経過している。スポーティさとユーティリティの組み合わせでSUV人気の波に乗ることを意図しており、北米と中国の2大市場での活躍が期待される。

ポルシェは、現在のタイカンに加えて、マカン、ボクスター/ケイマン、カイエンのEVを順次発売する計画で、K1は5車種目となる。

昨年9月、フランクフルト証券取引所に株式を公開し、上場を果たしたポルシェは、電動技術のリーダーとして自らを位置づけている。ブルーメCEOは販売目標について、「2030年までに80%以上をEVをすることを目指し、今後数年間で電動化を推進する明確な戦略を持っています。非常に力強い上昇カーブを描いています」と語っている。

関係者の話によると、比較的短いボンネットや、曲線を描きながらリフトバックスタイルのテールゲートまで伸びるルーフなど、K1は独特のシルエットを持つクーペになるという。オフロード性能を持たせるため、エアサスペンションによって走行モードに応じてかなりの地上高を確保するとも言われている。

また、プラットフォームには親会社フォルクスワーゲン・グループの「SSPスポーツ」をポルシェとして初めて採用すると、ブルーメCEOが年次総会で明らかにした。詳細は不明だが、ポルシェとアウディが共同で開発中の「PPE」よりも高い性能を発揮することが期待される。

PPEは2024年に発売予定のマカンEVで初採用され、当初800Vシステムを使用して最高出力611ps、最大トルク102kg-mまで対応できるとされている。

一方のK1は、さらに高速な充電が可能な920Vシステムを使用し、電気モーターをオイルで冷却すると内部関係者から伝えられている。バッテリーについてはまだ明らかにされていないが、構造的な完全性を高めるために「セル・トゥ・シャシー」のレイアウトを採用し、エネルギー容量は100kWh以上、WLTP航続距離は最も効率の良い仕様で700km以上と予想される。

ブルーメCEOは「車内で全く新しい体験」を提供すると述べたが、これはSSPスポーツ・プラットフォームによる快適性を指すものと期待される。例えば、スリムなバッテリーパックによって低いキャビンフロアを実現したり、後席のフットルームを確保したりといった実用面でのメリットが考えられる。

K1の生産拠点はマカンEVと同じで、既存の内燃エンジン搭載のマカンとカイエン、パナメーラを生産しているライプツィヒ工場の予定である。

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THE EV TIMES

みんなのコメント

5件
  • 7人乗りの貝満ひとみ。
  • ついに日本は見向きもされなくなったか
    中国市場の方がカネになる
    日本人はうるさいだけで買わないからな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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