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タナク、デイ2一本目で鹿と接触「茂みから出てきて、わずか0.26秒だった」/WRCポーランド デイ2コメント

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タナク、デイ2一本目で鹿と接触「茂みから出てきて、わずか0.26秒だった」/WRCポーランド デイ2コメント

 6月28日(金)、WRC世界ラリー選手権第7戦『ラリー・ポーランド』のデイ2が行われ、SS8終了時点でヒョンデ・シェル・モービスWRTのアンドレアス・ミケルセン/トルステイン・エリクセン組(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合首位に立っている。日本人ラリードライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合8番手で大会二日目を終えた。そんなデイ2を終えた各陣営から、ドライバーたちの声が届いている。

■Mスポーツ・フォードWRT
●アドリアン・フルモー(#16 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ2総合4番手
「とても滑りやすく、ステージにはルーズな砂利がたくさんあったが、本当にクリーンなステージになったよ。今日は、1ステージごとに着実にこなしていくつもりだ」(SS2)

鹿と激突、3度中断の荒れたデイ2をミケルセン組がリード。トヨタが2-3/WRCポーランド

「午前中は素晴らしかった。少しライン取りで苦労した瞬間もあったけれどね。ラインを取れていたときもあったし、外れていたときもあった。誰にとっても新しいところなのでとても難しいが、まだ大丈夫だ」(SS4)

「午後は難しくなるだろう。こんなに多くの轍があるとは思っていなかったから、正直驚いたよ。」(SS5)

●グレゴワール・ミュンスター(#13 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ2総合6番手
「ステージの最初のコーナーで接触してしまった。レッキでノートを作ったときはもっとオープンに見えたんだ。すこし速すぎてしまったようなので、もっと集中して走る必要があったと思う。ステージではうまくいくときもあれば、少し怖いときもあったね」(SS2)

「かなり良いフィーリングだ。このステージには有名なジャンプがある。僕たちはフラットにジャンプするつもりだったが、着地が良くなかったので、ルイス(・ルッカ/コドライバー)は息を整えなければならなかったね!」(SS4)

「このステージでは、ハードタイヤを選ぶべきだった。ただ、これが現実だ」(SS5)

●マルティン・セスク(#22 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ2総合5番手
「(2番手タイムでしたねとの語りかけに)え、何だって?はは、そんなところだ。なぜそんなに速いかって?イギリスに『なぜそんなに速く来たのか?」というビデオがあったな。僕はそのことを考えなくちゃね!」(SS2)

「最初は大丈夫だったんだが、途中からかなりバタバタした。車内で機能しないものがいくつかあったんだ。けど、問題なかったみたいだ。僕たちはまだ学習しているところだし、ドライビングは素晴らしいよ」(SS4)

「ここはかなり柔らかいし、気温も高い。ここの場合、ハードタイヤが正しい選択だっただろう」(SS5)

※いずれもSS走行直後の公式インタビューより

■ヒョンデ・シェル・モービスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ2総合7番手
「タフで難しい週末だった。車内の温度は異常に高く、長い金曜日を過ごした後で僕たちはかなり疲れてしまった。夜の間の天気がどうなるか見てみよう」

「ドライなら、今日よりはるかに楽にはなることはないだろうが、雨が降ればポジションを獲得するチャンスが増えるかもしれない。ウエットで滑りやすいコンディションなら面白い一日になる。でも今日は、直面した状況を最大限に活用することができた」

●オット・タナク(#8 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイリタイア
「今日は本当に運が悪かった。オンボード映像を見直してみると、僕たちは直線区間を走っていたが、茂みから鹿が現れてから衝突するまでの時間はわずか0.26秒だった。反応して状況を回避する時間はまったくなかった」

「非常に緩いグラベルでのオープニングステージは簡単ではなかったが、最初の数kmは走行中に問題がない感じだった。途中で終わってしまったのは残念だ。僕たちはまた戦いに戻るが、簡単ではないだろう。“掃除役”をやることで多くのタイムを失うので、とくにスーパーサンデーのポイントを獲得するのは難しいかもしれない。でも、僕たちは間違いなくベストを尽くすよ」

●アンドレアス・ミケルセン(#9 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ2総合首位
「素晴らしい一日だった。もっと多くのステージを走れなかったのは残念だが、全体的にはポジティブだ。昼のサービスの後の長いステージでは、僕はあまりにも慎重になりすぎていたようだ」

「僕は轍のあるところでは注意が必要なラリー2のマシンに慣れているが、ラリー1ならそのままマシンを突っ込ませることができるみたいだ。これは、今後に活かせる学びのひとつだね」

「僕はこのイベントが大好きで、明日はみんなに戦いを挑みたいと思っている。“掃除役”をすることもなく、トップドライバーたちが僕より先にスタートするので、本格的な戦いになるだろう。だから今日とはまったく違う日になるだろうね」

■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合3番手
「午前中は、ハイスピードなステージに慣れようと走り、悪くないスタートを切ることができた。路面のグリップはかなり変わりやすくて判断が難しい状況だったが、クルマはまったく問題なく走り、出走順や路面をクリーニングしなければならなかったことを考えれば、スピードもまずまずだった」

「午後も似たような状況になったが、上位にさらに近づくことができ、全体的にはミスもなくとてもクリーンな一日になった。明日、何が起こるのか、そして天候がどうなるのか様子を見たいと思う。もし雨が大量に降ったとしたら、状況は明らかに難しくなるだろう」

●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合2番手
「今朝は、準備の段階からすべてが予想していた以上に大変だった。時間が限られていたうえ、しばらくハイスピードなラリーに出ておらずテストさえも行なっていなかったので、このような高速ラリーで正確かつ良いペースノートを作成するのは簡単ではなかった」

「ただ、自分が快適に走れるペースを見つけ、ミスなくループを走り終えることだけを目指した。そして午後はすぐにペースを上げることができ、より楽しんで走ることもできた。できる限りのことをやれたので、ミスもなく、クリーンな一日になったと思う」

「今夜の順位は、いろいろなことを考えると悪くないはずだ。明日は、できれば最初のループからより力強く走りたいので、やれるだけのことをやってみるつもりだ」

●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合8番手
「午前中のループはかなり苦労しました。プレイベントテストで、自分たちはセットアップの方向性を見誤ってしまったのだと思います。そのため良いフィーリングも安定性も感じることができず、自信を持って良いペースで走り続けることが難しかったため、多くのタイムを失ってしまいました」

「しかし、エンジニアの助けを借りながら、日中にできるところは調整をしました。その結果、午後は良い方向に向かいました。正しい方向性を見つけることができたので、明日より良い走りができるように、今夜さらに調整を加えたいと思います」

「路面がドライだと、自分たちの出走順はさらに不利になるかもしれませんが、天候は不確実です。もし雨が降ったら、自分たちにとって有利に働くと思います」

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