2018年3月28日(日本時間29日午前3時)、スバルは新型フォレスターを世界初披露しました。以下、公式発表資料をもとに、新型フォレスターの概要を紹介します。
文:ベストカーWeb編集部
トヨタRAV4凱旋復活!! 世界初披露&日本登場は2019年春!!
■ターボなし、MTなしで「スバルらしさ」問われる
1997年2月の初代デビュー以来、多くのファンを獲得してきたフォレスター。スバルの企業風土を象徴したようなモデルで、現行型は4代目。北米を含む多くの地域・国で販売されており、スバルのグローバル戦略車として位置づけられている。
そのフォレスター、新型(5代目)が日本発表のひと足先に、ニューヨーク国際自動車ショーにて世界初披露された。
(「アメリカでの発売は2018年秋」と公式にアナウンスがあった。日本発売は、当サイトが掴んだ情報によると6月末発表、7月発売となる)
スバルの新型フォレスターが世界初公開。ニューヨークショーに合わせて多くのロケ写真やサイズなどが公表された
今回発表されたのはあくまで北米仕様だが、デザインやサイズは日本仕様とほぼ同じ。まず目を引くのがスバルのデザインフィロソフィーである「DYNAMIC×SOLID」に基づきつつも、「フォレスターらしさ」を色濃く残したフロントデザイン。
「SUVらしい逞しさや躍動感、豊かな荷室空間や機能性の高さを、モダンキュービックフォルムで表現」とはスバル公式リリースの文言。「モダンキュービックフォルムってなんじゃい」と思った読者の皆さん、本企画担当もです。調べました。「最近流行りの角ばったデザイン」くらいのニュアンスの言葉のようです。
ボディサイズは全長4625(+30)×全幅1815(+20)×1715(±0)mm、ホイールベース2670(+30)mm( )内は現行型(4代目)比。全長、全幅ともにやや拡大していることがわかる。最低地上高は220mmと本格派。
先行公開されたティザー画像と同じ、切れ込んだリアライトが特徴的。スクエアなボディで基本的なデザイン路線は踏襲
インテリアも公開されたが、2列シートのみの設定。
搭載されるエンジンは、今回公表されたのは水平対向4気筒2.5LガソリンエンジンのFA25型のみだが(従来の部品の約90%を刷新して直噴化)、当サイトに入っている情報によると、デビュー時には2.5Lのハイブリッド仕様(かつてXVに設定されていたスバル製マイルドハイブリッド)が用意される。
残念ながら現行型まで用意されていたターボ仕様は存在しない。
また全車アイサイト装備となるため(未対応の)MT仕様も廃止の予定。全車マニュアルモード7速付きCVTとなる。MT廃止は熱心なスバルファンには悲しいニュースだが、これもグローバル対応を考えると仕方ないか。
内装も公開。実用性を重視した使いやすそうなインパネ。乗車定員は5名で3列シート設定はなし
もちろん全車スバル得意のシンメトリカルAWDで、エンジン、トランスミッション、ブレーキ等を制御する「X-MODE」を用意。高い悪路走破性と操縦安定性を両立して、ドライバーに安心感と「タフネス」をもたらす。
安全装備に関しては、アイサイト全車標準装備となり、またスバル初となる「ドライバーモニタリングシステム」(ドライバーの脇見や居眠りを推定して注意を促す)を採用する。
繰り返す。デビューは今年6月発表、7月発売。早くその実力を試してみたい。
それと「STIバージョン」でターボモデルを復活させてほしい。
SUVならではの、積載性を確保したラゲッジも公開。使い勝手は歴代モデルのなかでも高そう
日本デビューは今年6月といわれる。待ち遠しい!
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