■800馬力のV10搭載!? 伝説の速すぎ「ミニバン」とは?
2024年2月26日から2024年3月3日までスイスで開催されたジュネーブモーターショー2024では、「クラシックギャラリー」というコーナーが設けられ、歴史を紡いだ40台のクルマが実車展示されました。
【画像】「えっ…!」これが“V10"の「極速ミニバン」です!画像で見る(31枚)
これらのクルマの中には、現在の車にも影響を与えた前衛的なクルマたちの内の1台として、ルノー「エスパスF1」の姿もありました。
エスパスは、1984年にルノーから発売されたミニバン。スチール製シャシに樹脂製パネル外装を使用した画期的なモデルでした。
1991年には、初代のコンセプトを継承しつつより洗練されたデザインとなった2代目が登場しています。
そんななか、2代目エスパスをベースに1995年に登場したのが、エスパスF1。エスパス10周年を記念して作られたモデルです。
最大の特徴は、F1レーシングチームであるウイリアムズ・ルノーが1993年のシーズンで使用した、最高出力800馬力・最大トルク520lb ftの3.5リッターV型10気筒エンジンをミッドに搭載していること。6速セミATと組み合わせており、もはやF1マシンそのものとも言える仕上がりです。
カーボンファイバー製パーツをふんだんに使った軽量なボディによって、0-100km/hは2.8秒、最高速度は310km/h以上と、ミニバンのボディからは想像できない走行性能を誇ります。
こうした“超”高性能化に対応するため、ワイドボディ化や極端なローダウン、巨大ウィングの装備などで通常のエスパスとはかけ離れたデザインに。一方モノフォルム形状はそのままなので、“ミニバン”としての面影は残しています。
インテリアでは、2列目の中央にエンジンがむき出しの状態で搭載されており、車内の静粛性はまるで担保されていない状態です。
このため、車内では4つのバケットシートが離れた状態で設置され、かろうじて4人乗り仕様となっているものの、ロールケージなども設置され、“家族が乗る”とは言えない状況になっています。
エスパスF1は、あくまでワンオフモデルで、もちろん市販化はされていません。しかし、インパクトの強すぎる“極速ミニバン”として、今でも度々話題に登るクルマです。
そんなクルマを登場させたルノーは、今回のジュネーブモーターショー2024で新型「5(サンク) E-TECH エレクトリック」を初公開。伝説的名車である5(サンク)の復活だけに多くの注目を集めています。
同車は日本でも展開される可能性があるとのこと、今後の展開に注目です。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
200万円台! スズキ“新型ミニバン”「クルーズ」実車展示! 全長4.4m級ボディ×MT設定あり! 精悍エアロが超カッコイイ「エルティガH」インドネシアで登場
1.5リッターエンジンで「300馬力」オーバー! 超パワフルな「小さな高級車」発表に驚きの声! リーズナブルな「低価格」も実現した新型イヴォークとは
「覆面パトカー」どうやって見分ける? 「クラウン」だけではない!? 「走り方」や「ナンバー」にも注目! 共通する特徴とは
660ccの「小さな高級車」って最高! めちゃ上品な「オトナの軽自動車」に称賛の声! ダイハツ本気の「ラグジュアリー仕様」が凄かった!
もしやヴェゼル窮地!? お、値段以上に立派なバカ売れWR-Vってコスパ最強じゃない!?
みんなのコメント
F1エンジン載せたというのは、いい意味で狂ってる
ありましたが、そのマトラもかつては72年までF1に出場していたワケで…
何の巡りあわせか…
ちなみに実走可能なこの一台は、そのマトラに保存されているそうです。