現代のF1では、それぞれのメーカーやチームが独自の若手ドライバー育成プログラムを展開している。マクラーレンもその例に漏れず、7度のチャンピオンであるルイス・ハミルトンや、現マクラーレンドライバーのランド・ノリスなどを輩出してきた。
最近までマクラーレン育成にはセルジオ・セッテ・カマラが所属していたが、彼はレッドブルジュニアへと移籍。そのため、現在マクラーレンは育成ドライバーがいない状況となっている。
■才能ある若手の当たり年……F1を目指すフェラーリ3人の若手は”頭痛”の種?
しかし、マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザク・ブラウンは、多くの若手ドライバーと契約しないという現在のアプローチの方がチームにとって良いと感じており、2021年に向けてダニエル・リカルドを獲得したことは、外部のドライバーにも関心があることを示していると語った。
「我々は異なる哲学を持っている」とブラウン。
「他(のメーカーやチーム)が抱えている問題は、ドライバーが多すぎて他のチームに移籍させようとしたり、ドライバー自身の準備はできていても肝心のシートがなかったりすることだと思う」
「最近の進歩を鑑みるに、マクラーレンはほとんどのドライバーがドライブしたいと思うチームであり続けるだろう」
「ランドはとても若い。そしてダニエルとは仕事を始めたばかりなので、あと1、2年はドライバーがドアをノックしてきても、彼らのためのスペースはないだろう」
「ランドやストフェル(バンドーン)のように、早くから(才能を)見つける方が戦略的だとは思う。ただ残念ながらストフェルの時はそれがうまくいかなかった。ルイスの時はうまくいったが、シートが空いていて、かつ彼に見込みがあると判断した時に抜擢したまでだ」
こういったマクラーレンのアプローチは、多くの才能ある若手ドライバーを抱え、その処遇に頭を悩ませているフェラーリやレッドブルとは対照的であると言える。
ブラウンはまた、現在マクラーレンの若手ドライバープログラムを代表するドライバーはいないものの、F1チームの代表であるアンドレアス・ザイドルとレーシングディレクターのアンドレア・ステラはジュニアカテゴリーにいるドライバーたちの成長を見守っていると語った。
「レッドブルがマックスを発掘したのは素晴らしいことだが、彼らはそこにたどり着くまでに多くの才能ある若手、そして費用を消費してきた」とブラウンは言う。
「我々は的を絞った方がいいのだ。現時点ではジュニアフォーミュラで何が起こっているのかを注視している。ただ、今は彼らのための場所を用意してあげられないので、我々のジュニアプログラムに参加しているドライバーはいない」
「しかしアンドレアスとアンドレアはジュニアフォーミュラに注目しており、あと1、2年の内に誰が頭角を現すか見ることになるだろう」
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