「赤旗の影響が少しはあったことは確かですが、それがなくても大きくポジションが上がったというわけではないです。まだ、ペース的に劣っている感じです」
F1第16戦イタリアGPの初日のフリー走行を終えた角田裕毅(RB)は、8番手のタイムをマークしたチームメイトのダニエル・リカルドとの差について、そう説明した。
角田裕毅 予選16番手「週末を通して運転しづらい状態」チームは「新パーツ搭載マシンを調整も速さが不十分」と落胆
もうひとつ、初日に角田だけがセットアップに苦労した理由がある。それは今回モンツァに持ち込んだアップグレードを搭載しているのは、角田のマシンだけということ。すでに走行データがそろっているリカルドがスムーズにセットアップ作業が進んだのに対して、角田はアップデートされたパーツのデータを収集しながら、最適化していかなければならなかった。
レーシングディレクターのアラン・パルメインはこう補足する。
「ユウキに関しては、マシンのセットアップにミスがあったため、フリー走行2回目ではあまりいい走行とはならなかった。オーバーステアが強すぎるので、土曜日に向けてその点を改善する必要がある」
そこでチームは金曜日の夜にセットアップを変更を行った。ピーター・バイエル(CEO)はこう語る。
「今回、アップデートは1台分しか間に合わなかった。チームで話し合った結果、ユウキが使うことになった。初日は苦労したが、だからといってここでユウキの空力パッケージを旧型に戻すという考えはない。変更したセットアップがうまくいくことを願っている」
フリー走行3回目でほとんどのドライバーが日曜日のレースに備えたタイヤの皮剥き目的の走行以外はソフトタイヤでのアタックに専念するなか、角田がミディアムタイヤでの走行を行ったのは、変更したセットアップが機能しているかどうかを確認したかったからだろう。
角田はリカルドから依然として遅れをとっていた。ただし、その差は金曜日の0.435秒から、一気に縮まって0.064秒となった。
しかし、この日の角田は、ここから伸びなかった。予選Q1の1セット目のタイヤで1分21秒068の17番手にとどまった角田。最後の2セット目のタイヤでのアタックではセクター1とセクター3で自己ベストを更新したが、セクター2では自己ベストを更新できず、16番手に終わった。15番手でQ1を通過したリカルドとの差は0.044秒だった。
スペインGP以来となる大幅なアップデートを行ったRB。しかし、結果はスペインGPの予選Q1落ちに続いて、今回もQ1敗退。期待していた分だけ、この結果を受け入れるのは角田にとって簡単ではなかったに違いない。
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