■「旧いETC」使い続けていませんか?
高速道路や有料道路を通行する際に、ふだん何気なく使っているETCですが、実は今後使えなくなるものがあるといいます。
一体なぜ使えなくなるのでしょうか。また、愛車のETCが使えなくなるかはどのように見分ければいいのでしょうか。
【画像】「えっ…!」 これが「使用不可なETC」の見分け方です!
ETCは、高速道路や有料道路での支払いを「無線化」して済ます便利なものです。その仕組みは、高速道路などの出入口レーンに設置されたアンテナと無線通信を行うというもの。
このことから「無線機器」にあたり、電波法関連法令に定められた規格を満たす必要があるのです。
なかでも、「スプリアス」という不必要な電波に関して、電波利用環境の維持、向上と電波利用の推進を図る目的で、世界無線会議において改正が行われました。
これを受け日本国内でも、旧スプリアス規格のETC車載器について、使用期限が2022年11月30日までとされたことから、ETCの「2022年問題」とも呼ばれています。
ただし、コロナウイルス感染拡大などの影響から、2021年8月に使用期限を当分の間、延長すると改正。旧スプリアス規格のETC車載器は、2024年8月現在でも使用することが可能です。
延長された移行期間の終了時期は、現在のところ未定となっていますが、旧型の機種は将来的に使用できなくなるため、買い替えが必要となるのです。
一方で、新スプリアス規格の適用開始からすでに10年以上が経過しているため、ほとんどの場合は現在使用している機種をそのまま使うことができると考えられます。
もし自身の愛車などで、10年以上同じETCを使い続けている場合は、メーカーサイトなどで公表されているETC車載器の型式登録番号をチェックしてみるといいでしょう。
移行期間を過ぎたあとも、急にETCゲートが開かなくなるようなことはないといいますが、そのまま放置した場合は電波法違反となる恐れもあるため、国土交通省や各メーカーなどでは旧規格の機種の取り外しと、新規格対応機種への買い替えを呼びかけています。
さらに、電波法とは別に、ETC車載器のセキュリティ規格が強化されていることから、将来的にはさらに多くのETC車載器が使えなくなる可能性があります。
セキュリティ規格とは、国土交通省が定めるETCの情報安全確保の規格で、強化のために2030年頃までに規格が変更される予定です。
その理由について、国土交通省では「情報機器の能力向上に伴うセキュリティ脅威の増大への備えとしてセキュリティ機能を向上させるため」としています。
これは「2030年問題」とも呼ばれており、2022年問題よりも対象となる機種が多くなることから、自分の使っている機種が新規格に対応しているか確認しておくことが必要です。
2030年問題でETC車載器が使えなくなるかどうか確認する方法は2つあります。
ひとつは19桁の車載器管理番号を確認する方法で、番号の左端の数字が「1」の場合は新セキュリティ規格に対応しており、そのまま使い続けることが可能です。
「0」の場合は旧セキュリティ規格の機種となるため、将来的に買い替えが必要となります。
車載器管理番号は、取扱説明書や保証書で確認できるほか、車載器本体にも記載されています。機種によっては車載器管理番号を音声でアナウンスするものもあります。
もうひとつはETC車載器本体のロゴやマークを確認する方法です。
車載器本体に「◯◯◯(丸マークが3つ連続)」のマークがある、または「ETC2.0」のロゴがあり「□(四角)」のマークがついていなければ、新セキュリティ規格に対応しています。
反対に、「□(四角)」のマークがついていたり、「DSRC/ETC」のロゴが書かれている機種は旧セキュリティ規格の機種です。
※ ※ ※
現在のところ、2022年問題、2030年問題のいずれも具体的な時期は決まっていませんが、旧規格のETC車載器は将来的に使えなくなる可能性が高いと言えます。
現在使用しているETC車載器が新規格に対応しているか早めに確認し、旧規格に該当する場合は買い替えも検討しましょう。
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