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最高出力680PS、最大トルク1020Nm!メルセデスAMGからミドルサイズSUV「GLC」のPHEVモデル「GLC63 S E PERFORMANCE」が登場

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最高出力680PS、最大トルク1020Nm!メルセデスAMGからミドルサイズSUV「GLC」のPHEVモデル「GLC63 S E PERFORMANCE」が登場

メルセデス・ベンツ日本は、プレミアムミドルサイズSUV「GLC」のスポーツモデルとして「メルセデスAMG GLC63 S E PERFORMANCE」を追加し、販売を開始した。

このGLCは2015年にデビューし、2020年と2021年ではメルセデス・ベンツの中でベストセラーSUVモデルとなった全世界での累計販売台数260万台を販売するメルセデスのプレミアムミドルサイズSUV。新型GLCは、伸びやかで美しいシルエットの中にスポーティかつ洗練された要素を取り入れたエクステリアと、リアルウッドトリムやカーボンファイバートリムを採用した質感の高いインテリアを併せ持つSUVモデルとして生まれ変わった。

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また、ダイナミックなドライビング特性、サポートの精度を高めた安全運転支援システム、縦型の大型メディアディスプレイを搭載。このメディアディスプレイには、MBUX全体の中から、走行に合わせて変化するコンテンツをユーザーのために取り出し、関連するサービスとともにMBUX情報アーキテクチャーに表示するゼロレイヤーデザインが採用されており、直感的な操作設定が可能となっている。

また、直感的な行先案内が可能なARナビゲーション、片側100万画素以上を誇るDIGITALライトによる効果的な夜間の視界確保や、良好な取り回しや優れたハンドリングを実現するリア・アクスルステアリングなど、フラッグシップモデルであるSクラス譲りの最新技術を多数採用している。中でもメディアディスプレイにクルマのフロント部分下方の路面の映像を映し出す「トランスペアレントボンネット」や、車両の傾き、路面の勾配等をディスプレイに表示する「オフロードスクリーン」も標準装備することでオフロード性能の向上も図った。

エクステリアデザイン

今回のGLC63 S Eのフロントデザインは、ハイグロスクロームの縦ルーバーを備えたAMG専用フロントグリル、フロントスポイラーリップを採用し、メルセデスAMGのパフォーマンスモデルであることを明確に主張し、アグレッシブな表情を形成しています。

サイドは、メルセデス・ベンツGLCから全長を30mm伸長し、フロントフェンダーにGLC63 S E専用の「TURBO E PERFORMANCE」サイドエンブレムが入り、21インチAMGアルミホイールを採用している。また、ホイールアーチは先代モデルのブラックからボディ同色になり都会的なエクステリアを演出している。

リアエンドには、パフォーマンスハイブリッドを示す赤く縁取られた「GLC63 S」のエンブレム、ボディ同色のAMGスポイラーリップ、マットブラックのコントラストが鮮烈なリアエプロン、2つの台形のデュアルテールパイプがデザインを引き締める。

インテリアデザイン

GLC63 S Eのダッシュボードは、上下2つの部分に分かれている。上部は翼のような形状に、航空機エンジンのナセルを想わせる丸みをつけたやや横長の新デザインの角型エアアウトレットが配置されており、さらにARTICO(人工皮革)の表皮を施すことにより、スポーティかつ上質なインテリアを演出。下部には大きなインテリアトリムがあしらわれており、センターコンソールからダッシュボードへと途切れなく続いている。

また、ドライバーを重視することでスポーツ感を強調すべく、ダッシュボードと縦型の11.9インチのメディアディスプレイを6度、ドライバー側に傾けたデザインが採用されている。さらに運転席に備わる12.3インチの大型コックピットディスプレイは、自立型でダッシュボード上部と大きなインテリアトリムの手前に浮かんでいるように見える。コックピットディスプレイとメディアディスプレイは5つのスタイル(ジェントル、スポーティ、クラシック、Supersport、Offroad)と3つのモード(ナビゲーション、アシスト、サービス)の中から選択することでカスタマイズすることが可能となっている。

なおグリップが太く上質なナッパレザーを使ったAMGパフォーマンスステアリングを採用し、ステアリングを離さずにメニューやMBUXの各機能を操作できるマルチファンクションステアリング機能はもちろんの事、AMG専用のドライブコントロールスイッチを標準装備しています。

シートは、サポート性に優れサーキットでのスポーツ走行時でも安定したドライビングポジションを維持できる一方で、長時間のドライビングでも疲れにくい快適性も兼ね備えたAMG専用ナッパレザースポーツシートを標準装備している。また、ホールド性を高め、電動調整機能を備えたAMGパフォーマンスシートをオプション装備として用意している。

シートの調整スイッチやドアハンドルが配置されたフロントドアのブラックパネルは、エッジがクローム仕上げとなり、ドア表面から浮き上がるようなデザインとなっており、アンビエントライトの照明による上質感を演出。室内を彩るアンビエントライトも64色から選択、また、単色の発光に加えて色の連続変化が可能となっている。

パワートレイン

GLC63 S E の駆動システムは、2.0L4気筒ターボエンジンに交流同期モーターとAMG自社開発の高性能バッテリー(6.1kWh)、それにAMGのパフォーマンス志向連続トルク可変配分四輪駆動システムの4MATIC+を組み合わせたもので、2.0L4気筒ターボエンジンと電気モーターの組み合わせによりシステム出力680PS(500kW)、最大システムトルク1,020Nmを発生する。また、0-100km/h加速はわずか3.5秒となる。

定格出力80kW、ピーク出力150kW(最大10秒間)の交流同期モーターはリアアクスルに搭載されており、電動シフト式2速トランスミッションおよび電子制御式リミテッド・スリップ・デフとともにコンパクトなエレクトリックドライブユニット(EDU)にまとめられて、P3ハイブリッド(変速機内あるいは変速機よりも下流に電気モーターを置く)と呼ばれるレイアウトとなっている。軽量の高性能バッテリーはリアアクスル上方に搭載されている。

搭載されるAMG ハイパフォーマンスバッテリー(HPB)の開発は、メルセデスAMG ペトロナスF1チームが使用しているF1ハイブリッドレーシングマシンのきわめて苛酷な条件下で実証済みの先進テクノロジーを元に進められた。AMG高性能バッテリーは、高出力を頻繁に繰り返し発生できる能力と軽量構造とを兼ね備えることで、クルマの総合的なパフォーマンスを高めている。

さらに、充電速度が速いことと出力密度が高いことも特長で、これによって、アップダウンのあるワインディングを高速走行する場面などでは、上りでただちに100%のパワーを引き出すことができる一方、下りでは強力な回生ブレーキが実現できる。

GLC63 S Eに搭載されるハイパフォーマンスバッテリー容量は6.1kWh で、定格出力80kW、最高出力150kW(10 秒間)を発揮。このバッテリーは、航続距離を最大化することより、速やかな放電と充電を行えることを重点に設計されたものだが、EV走行可能距離も16km(等価EVレンジ、WLTCモード)と実用的なレベルを確保しており、例えば深夜や早朝の住宅地などでは静かに排出ガスを出さずに走行することができる。また、充電は交流充電による3.7 kW対応となっている。

【メーカー希望小売価格】

メルセデスAMG GLC63 S E PERFORMANCE 17,800,000円(税込)

関連情報:https://www.mercedes-benz.co.jp/

構成/土屋嘉久

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