愛犬の快適ドライブを実現！ 究極の後席用ベッドが誕生

　モータージャーナリスト兼ドッグライフプロデューサーの力作！

　最近は愛犬とドライブする愛犬家が急増しています。犬が家族の一員として暮らし、高速道路のSA／PAにはドッグランや犬と散歩しやすい緑地、ペット用ごみ箱が設けられているところがあり、また伊豆、那須、軽井沢、箱根などの人気観光地にペットと入れるカフェ、レストラン、愛犬同伴型リゾートホテルが続々とオープンしているため、愛犬とドライブ旅行に出掛けやすくなったのがその要因。

　しかし、高速道路のSA／PAで見かける、愛犬とドライブ中の車内をのぞいてみると、犬が危険な助手席に乗っていたり、後席などになんの車内用ペットアイテムを敷かずに乗せているケースが目立ちます。犬を助手席に乗せてはいけないのは安全運転の妨げになるため当然としても、後席だからそのまま座らせる……では車内が汚れ、動物臭の原因になるだけでなく、ドアを開けたときに愛犬が車外に飛び出す危険さえあるのです。高速道路のSA／PAで、クルマの往来がはげしい路上に愛犬が飛び出す……愛犬家としては、考えただけでも恐ろしくなりますよね。

　そこでぜひとも利用したいのが、後席に設置する愛犬用のペットシートマットなどですが、これまで国内外のあらゆるアイテムをテストしてきた結果、ラブラドールレトリーバーとジャックラッセルと暮らし、2頭を毎日のようにクルマに乗せ、月に1～2度はロングドライブに出掛けているボクにとって、理想的なものはなかったのです。

　例えば、形状・機能は完ぺきでも、生地に抜け毛がからみやすく清掃性に問題があり、においが付着すると洗濯しても取れない、あるいは表面は抜け毛がからみにくい素材でも、気付くと抜け毛がびっしり付着している裏面の素材は配慮が足りず、抜け毛がからみやすく、それを放置しておくことで、車内の動物臭の原因になってしまったりするのです。

　また、よくある後席用のハンモック状のペットシートマットでも、前部にメッシュ状の窓がないと、前席の飼い主と後席に乗っている愛犬がアイコンタクトできず、愛犬の体調不良に気づきにくく、さらにエアコンの風が届きにくいという問題が発生。犬は足の裏でしか発汗できない、暑さ、湿気に弱い動物であり、車内での熱中症発症は死に至る可能性があるのです。ハンモック状ではドア内張りのヨダレなどによる汚れや、つめで引っかくようなキズが防げず、ドアを開けたときの飛び出しも心配です。

　そこで、モータージャーナリスト、ドッグライフプロデューサーという仕事の経験を生かし、「だったら自分でプロデュース」すればいいと、現時点でこれ以上望めないデザイン、機能、清掃性を盛り込み、同種のアイテムのウイークポイントを解消し、およそ2年をかけて企画、開発したのが、2018年11月に全国のフォルクスワーゲンの正規ディラーから発売されたばかりの究極の愛犬のための後席用ベッド「フラットベッドエクスクルーシブ」です。

　犬の飛び出し防止にも効果的な形状

「フラットベッドエクスクルーシブ」は前後席のヘッドレストに夜間でも装着しやすい、鮮やかなオレンジ色のロープで簡単かつしっかりと固定できる、後席に設置するふたのないボックス形状の愛犬用ベッドです。

　表裏ふたつのダブルジッパーで左右の立ち上がり部分を開閉できるボックス型で、乗車後はドア内張りまで覆ってくれるため、ドア内張りの汚れ、キズ付きを防いでくれるだけでなく、降車時の犬の飛び出し防止にも効果的なのです。

　もちろん、本体前部には大型メッシュ窓を完備。前席の飼い主と後席の愛犬がアイコンタクトしやすくなるのは当然として、ダッシュボード、センターコンソール背後のエアコン吹き出し口からの風も後席にしっかり続く設計になっています。

　本体左側（舗道側）には乗降用のフラップが備わり（SUVの車高もカバー）、乗車時には前足がかけやすく、乗降時のサイドシルのキズ付き、犬のおなかの汚れを防いでくれるなど、徹底した配慮が施されているのです。

　全国のフォルクスワーゲンの正規ディラーで購入が可能

　本体の素材は高級感溢れる、こだわりぬいた素材の半つや消し合成皮革をふんだんに使用。しかも裏面にも清掃性に優れ、抜け毛がからまない同素材の合成皮革を張り合わせているところが、こだわりのポイント。個人的に、もう１年半プロトタイプを使っていますが、犬を乗せたときに落ちる抜け毛は、掃除機や粘着ローラーで簡単に除去でき、車外に出してたたくだけでもOK。泥やヨダレ汚れはぞうきんでサッとふくだけで良く、動物臭の付着はありません。じつはこれ、画期的なことなのです。

「フラットベッドエクスクルーシブ」は愛犬の快適性にもこだわっています。フラットベッドというだけあり、底面には板とウレタンクッションがラミネートされ、後席座面の凸凹に影響されにくい、フカフカかつフラットな居心地を実現。そのスペースは大型犬のラブラドールレトリーバーと小型犬のジャックラッセル2頭がくつろげるほどの広さです。

　収納性にも優れ、使わないときはコンパクトに折り畳め、クルマの荷室などに大きなスペースを取ることなく収納することが可能。折り畳み時の寸法は約68×60×10cm。

　装着時のサイズは奥行き約78×幅約120×高さ約50cm。適応車種はフォルクスワーゲンではビートルとup！以外の全車、およびフォルクスワーゲン以外のコンパクトカー以上の車種でも使うことができます。今回はボルボXC40、メルセデスベンツCクラスステーションワゴンにセットしてみましたが、ぴったり。国産車ではコンパクトカーのフィットなどにも装着可能です。

　究極の愛犬のための後席用ベッドの価格は4万3200円（税込み）。全国のフォルクスワーゲンの正規ディラーで購入できます。愛犬とより快適・安全にドライブを楽しみたい愛犬家の方は、ぜひチェックしてください。引き続き、様々なペットアイテムをリリースしていく予定です。