現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 2024 SUPER GT第2戦 FUJI GT 3HOURS RACE Niterra MOTUL Z 高星 明誠 / 三宅 淳組が2位スタートから逆転勝利!8万人のファンとともに盛り上がる

ここから本文です

2024 SUPER GT第2戦 FUJI GT 3HOURS RACE Niterra MOTUL Z 高星 明誠 / 三宅 淳組が2位スタートから逆転勝利!8万人のファンとともに盛り上がる

掲載 更新
2024 SUPER GT第2戦 FUJI GT 3HOURS RACE Niterra MOTUL Z 高星 明誠 / 三宅 淳組が2位スタートから逆転勝利!8万人のファンとともに盛り上がる

2024 AUTOBACS SUPER GT Rd.2『FUJI GT 3HOURS RACEの決勝レースが、5月4日に富士スピードウェイ(1周4,563m×3時間)で行われた。

富士山の下、絶好の晴天に恵まれたこのレースには予選、決勝2日間で88,400人の入場者数を記録した。レースはGT500クラス2位スタートの#3 Niterra MOTUL Z が見事1コーナーでトップのマシンを抜き去り、後続をぐいぐい引き離すペースで走り続け、見事なパフォーマンスを見せ圧勝!GT300クラスは#88 JLOC Lamborghini GT3 小暮 卓史 / 元嶋 佑弥 がポールトゥウィンを果たし、見事勝利を飾った。

アウディは頂点を目指す!アウディのトップEVモデル、新型「アウディ e-tron GT」の走りとは?

88,000人以上の観客で埋め尽くされたスタンドGT500はZが好調GT500はスタート直後の1コーナーを予選2位スタートの#3 Niterra MOTUL Zが、ポールスタートの#17 Astemo CIVIC TYPE R-GTを見事パス。その後トップクラスは大きな順位変動はなくレースは進行していくが、23周目に#23 MOTUL AUTECH ZがTGRコーナーで#17をパスし2位に浮上。これでZのワンツー体制となる。今回のレースは2回のピットイン義務があり、スタートから約50分後の30周目に各チーム続々と1回目のピットインを行う。

3番手を走る#17はその後34周目にピットインし、給油とタイヤ交換を行った。2番手を走っていた#23は38周目にピットインを行いピットアウトしたが、#17が2位に返り咲く展開に。その後トップの#3は40周目にピットイン。ペースの良い#3はフレッシュタイヤでペースを上げ独走状態に入る。

Zのワンツーに貢献した#23 MOTUL AUTECH Z 千代 勝正 / ロニー.クインタレッリその後、レースは2時間が経過して72周目に入ると、各チーム2回目のピットインを続々と行う。上位チームは2番手#17が74周目にピットインを行うがタイヤ交換にもたつき痛恨のタイムロス。上位が2回目のピットインする中で#23と#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTに先行を許して4位に転落してしまう。

トップを快走する#3は75周目に2度目のピット作業を行い、マージンを保ちつつコースインに成功をする。#17は周回を重ねる毎に着実に3位を走る#8に追い付いて行き、その後、約20周にも及ぶ熱いバトルを展開して、バトルは#8に群牌が上がったかに思えた残り時間10分で突然#8がミッショントラブルなのかスローダウン、ピットインを余儀なくされ万事休す。

大健闘の上3位となった#17 Astemo CIVIC TYPE R-GT(左)と20周に渡るバトルを制したかと思われたが無念のマシントラブルで後退を余儀なくされた#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTその後、大きな事故やアクシデントもなく無事に3時間が経過し、#3 Niterra MOTUL Z 高星明誠 / 三宅淳詞が見事逆転勝利を手にした。2位は#23 MOTUL AUTECH Z 千代勝正 / ロニー・クインタレッリが入り、NISMO Zのワンツーフィニッシュとなり、3位には#17 Astemo CIVIC TYPE R-GT 塚越広大 / 太田格之進となったが、後半を受け持って走った太田は何とも悔しい表情を見せていた。

GT500の表彰台は赤に染まったGT500ポイント圏内リザルト1位 #3 Niterra MOTUL Z 高星 明誠 / 三宅 淳詞2位 #23 MOTUL AUTECH Z 千代 勝正 / ロニー.クインタレッリ3位 #17 Astemo CIVIC TYPE R-GT4位 #36 au TOM'S GR Supra 坪井 翔 / 山下 健太5位 #38 KeePer CERUMO GR Supra 石浦 宏明 / 大湯 都史樹6位 #12 MARELLI IMPUL Z 平峰 一貴 / B.バゲット7位 #100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT 山本 尚貴 / 牧野 任祐8位 #14 ENEOS X PRIME GR Supra 大嶋 和也 / 福住 仁嶺9位 #39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra 関口 雄飛 / 中山 雄一10位 #19 WedsSport ADVAN GR Supra

GT300クラスはランボルギーニが好調な滑り出しGT300クラスはポールスタートの#No.88 JLOC Lamborghini GT3がトップのまま1コーナーをクリア。各車クリーンに1コーナーをクリアして行く。その後#88は後続を圧倒するハイペースで周回を重ね2番手とのギャップをどんどん広げていく。

見事ポールトゥウィンを飾った#88 JLOC Lamborghini GT3 小暮 卓史 / 元嶋 佑弥GT300クラスにも2回のピットイン義務があり、各チームの戦略の見どころだ。ピットインを引っ張るチームもあったが、各チームとも1回目のピットインが終えた時点でトップはポールスタートからマージンを保っていた#88。続く2位には、なんとタイヤ無交換作戦で13番手スタートから順位を上げてきた#31 apr LC500h GTだ。

3位スタートから見事2位入賞を果たした#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R 佐々木 大樹 / J.P.デ・オリベイラその後、2番手の#31に順位を一つ落とした#4 グッドスマイル 初音ミク AMGが迫る。その後方には4番手スタートだった#65 LEON PYRAMID AMGと10位スタートだった#52 Green Brave GR Supra GTも迫る展開に。その後、1回目のピットインを早めに済ませた上位争の#31,#4,#52の各チームが続々と2度目のピットインを行ったが、1回目のピットインでタイヤ交換をした#52は、この2回目のピットインでタイヤ無交換の作戦に出た。

10位スタートからタイヤ無交換作戦等で3位をゲットした#52 Green Brave GR Supra GT 吉田 広樹 / 野中 誠太(左)と開幕戦でマシンが間に合わず、今回が初登場となった#11 GAINER TANAX Z 富田 竜一郎 / 石川 京侍は残念ながら完走ならずトップを快走する#88は残り1時間のタイミングでマージンを保ったままピットアウトし、2番手に約18秒のタイム差でそのままゴールし見事ポールトゥウィンを飾った。その後方には#52、#4、#56と続いていたが、#56が#4、#52をパスし2位まで浮上。3位は#4のプッシュを守り切った#52が見事入賞を果たした。

GT300の表彰台は真っ白GT300ポイント圏内リザルト1位 #88 JLOC Lamborghini GT3 小暮 卓史 / 元嶋 佑弥2位 #56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R 佐々木 大樹 / J.P.デ・オリベイラ3位 #52 埼玉トヨペット Green Brave 吉田広樹/野中 誠太4位 #4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 / 片岡 龍也5位 #31 apr LC500h GT 小高 一斗 / 中村 仁6位 #2 muta Racing GR86 GT 堤 優威 / 平良 響7位 #18 UPGARAGE NSX GT3 小林 崇志 / 小出 峻 / 三井 優介8位 #87 METALIVE S Lamborghini GT3 松浦 孝亮 / 坂口 夏月9位 #45 PONOS FERRARI 296 K.コッツォリーノ / リル・ワドゥー10位 #62 HELM MOTORSPORTS GT-R 平手 晃平 / 平木 湧也 / 平木 玲次

決勝日のスペシャルステージにてDJ Kooとスペシャルライブを行った荻野目洋子次戦のSUPER GT第3戦は三重県の鈴鹿サーキットにて6/1~2でこちらも3時間レースとして開催される。誰もが予想できない、激しいバトルが繰り広げられる国内最高峰のレース「SUPER GT」を是非とも生で観に来て欲しい。

Photo/Text:Hisao Sakakibara

【筆者の紹介】Hisao sakakibaraモータスポーツフォトグラファー。レーシングカー好きが高じて、サーキット通いに明け暮れる。モータスポーツの撮影取材を始めて25年のベテランフォトグラファー。

こんな記事も読まれています

トヨタ「“5人寝られる”ハイエース!?」公開! オシャな“レザー”&“ウッド”内装が超カッコイイ! 標準ボディ+2段ベッドの“車中泊”モデル「オーゼット グランドバケーション380」お台場で実車展示
トヨタ「“5人寝られる”ハイエース!?」公開! オシャな“レザー”&“ウッド”内装が超カッコイイ! 標準ボディ+2段ベッドの“車中泊”モデル「オーゼット グランドバケーション380」お台場で実車展示
くるまのニュース
普通のバイクのスタイリングが安心感を生む! カワサキの原付二種電動バイク『Ninja e-1』に試乗します~小野木里奈の○○○○○日和~
普通のバイクのスタイリングが安心感を生む! カワサキの原付二種電動バイク『Ninja e-1』に試乗します~小野木里奈の○○○○○日和~
バイクのニュース
ヒョンデのSUV『ツーソン』改良新型、ハイブリッドも設定…インドネシアで発表
ヒョンデのSUV『ツーソン』改良新型、ハイブリッドも設定…インドネシアで発表
レスポンス
ハミルトンが“すべての予測データを超える速さ”で10番手から2位「楽しかったけど、予選の失敗が悔やまれる」
ハミルトンが“すべての予測データを超える速さ”で10番手から2位「楽しかったけど、予選の失敗が悔やまれる」
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツは中国市場の「高級EV」で苦戦! EクラスやSクラスの顧客がファーウェイに奪われている
メルセデス・ベンツは中国市場の「高級EV」で苦戦! EクラスやSクラスの顧客がファーウェイに奪われている
THE EV TIMES
首都高の「激レア風景」12月消滅へ!? 箱崎JCTの「珍しい信号機」ついに撤去決定!「通行方法に変更があります」
首都高の「激レア風景」12月消滅へ!? 箱崎JCTの「珍しい信号機」ついに撤去決定!「通行方法に変更があります」
くるまのニュース
2024スーパーGT最終戦となる第5戦鈴鹿のエントリーリストが発表。一部車両を除きウエイトなし
2024スーパーGT最終戦となる第5戦鈴鹿のエントリーリストが発表。一部車両を除きウエイトなし
AUTOSPORT web
デザインスケッチを大量公開! アバルトの最新EV『600e』に息づく「伝統と革新」
デザインスケッチを大量公開! アバルトの最新EV『600e』に息づく「伝統と革新」
レスポンス
ボディタイプやパワートレイン、インフォテイメントなど、その時代を映す鏡となってきたラグジュアリーカーの今昔物語
ボディタイプやパワートレイン、インフォテイメントなど、その時代を映す鏡となってきたラグジュアリーカーの今昔物語
LE VOLANT CARSMEET WEB
ハセガワモビリティがYADEA最新モデル「K2」を表参道ショールームに展示! EICMA2024で公開された高性能電動バイクを日本で披露
ハセガワモビリティがYADEA最新モデル「K2」を表参道ショールームに展示! EICMA2024で公開された高性能電動バイクを日本で披露
バイクのニュース
スズキ「新型カクカクSUV」に反響多数! 全長4m以下のスクエアボディの5ドア仕様!? 正規販売待ち遠しい「ジムニー」に寄せられる声とは
スズキ「新型カクカクSUV」に反響多数! 全長4m以下のスクエアボディの5ドア仕様!? 正規販売待ち遠しい「ジムニー」に寄せられる声とは
くるまのニュース
カーナビ 自動車用板ガラス カーエアコン…… まだあるぞ 日本製が世界でトップシェアを誇っている分野8選【10年前の再録記事プレイバック】
カーナビ 自動車用板ガラス カーエアコン…… まだあるぞ 日本製が世界でトップシェアを誇っている分野8選【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
【MotoGP】ヤマハ、バルセロナテストで投入フロントウイングには大きな変化。2025年に向け良い叩き台に?
【MotoGP】ヤマハ、バルセロナテストで投入フロントウイングには大きな変化。2025年に向け良い叩き台に?
motorsport.com 日本版
元国王陛下のブガッティ! 「インターナショナル・ヒストリック・モータリング・アワード」で「カー・オブ・ザ・イヤー」受賞
元国王陛下のブガッティ! 「インターナショナル・ヒストリック・モータリング・アワード」で「カー・オブ・ザ・イヤー」受賞
LE VOLANT CARSMEET WEB
「マンタイ レーシング」より「ポルシェ911GT3 RS(992)」用ハイパフォーマンスキットが登場!280km/hで1tのダウンフォースを発生
「マンタイ レーシング」より「ポルシェ911GT3 RS(992)」用ハイパフォーマンスキットが登場!280km/hで1tのダウンフォースを発生
Webモーターマガジン
市川團十郎がF1日本GP公式アンバサダーに就任。決勝前セレモニーで歌舞伎舞踊を披露へ
市川團十郎がF1日本GP公式アンバサダーに就任。決勝前セレモニーで歌舞伎舞踊を披露へ
AUTOSPORT web
外環道「東名~湾岸」延伸計画はどうなった? 夢の「第三京浜直結」も!? 超便利な環状ルート「最後の1区間」がなかなか進展しない「最大の理由」とは
外環道「東名~湾岸」延伸計画はどうなった? 夢の「第三京浜直結」も!? 超便利な環状ルート「最後の1区間」がなかなか進展しない「最大の理由」とは
くるまのニュース
KTMのスーパースポーツ最大排気量モデル 「990 RC R」市販予定車公開
KTMのスーパースポーツ最大排気量モデル 「990 RC R」市販予定車公開
バイクのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

105.8128.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

17.075.0万円

中古車を検索
Zの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

105.8128.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

17.075.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村