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LMDhで唯一勝利のないBMWに最大の調整。IMSA、第4戦ラグナ・セカに向けBoPを変更

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LMDhで唯一勝利のないBMWに最大の調整。IMSA、第4戦ラグナ・セカに向けBoPを変更

 北米のスポーツカーシリーズ、ウェザーテック・スポーツカー選手権を運営するIMSAは5月12~14日に開催される2023年シーズン第4戦ラグナ・セカに向け、GTPクラスのBoP(バランス・オブ・パフォーマンス=性能調整)を一部変更した。

 対象となるのは今週末、ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで行われる『モチュール・コース・ドゥ・モントレー・パワード・バイ・ヒョンデN』に参加するLMDhマシン4車種すべてだ。

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 このうち3つのブランドのクルマは最大出力と最大スティントエネルギー量の値に変更があり、マシンの最低重量についてはアキュラ、キャデラック、ポルシェ、BMWの全車が小規模な変更を受けることとなった。

 前戦のロングビーチと比較したとき、BMW MハイブリッドV8がもっとも大きなマイナーチェンジを受けており、ダラーラ社のプロトタイプは5kgの重量軽減が認めれた。一方で出力は3kW、エネルギーは5MJ減少している。

 GTPクラスではアキュラARX-06が開幕戦デイトナ24時間で優勝し、続く第2戦セブリング12時間はキャデラックVシリーズ.Rが波乱のレースを制した。前戦ロングビーチではポルシェ963が初優勝を飾ったため、IMSAが新時代を迎えた今季2023年にまだ優勝していないのはBMWだけという状況だ。

 4つのLMDhカーのなかで、もっともスピードがあると理解されているアキュラは、ラグナ・セカに向けて4kgの重量増となった。最大出力は520kWのまま、スティントエネルギー量はプラス1MJだ。

 連勝を狙うポルシェ963は2kgの重量増と1kWの出力減を受け取った。キャデラックは1kg減、2kWの出力減、1MJのエネルギー減となっている。

■GTPクラスのBoPテーブル(5月4日付)
マシン最低重量ICE最大回転数最大出力最大エネルギー量アキュラARX-061049kg(+4)9512rpm520kW(±0)915MJ(+1)BMW MハイブリッドV81031kg(-5)8000rpm512kW(-3)902MJ(-5)キャデラックVシリーズ.R1030kg(-1)8800rpm511kW(-2)902MJ(-1)ポルシェ9631038kg(+2)8158rpm514kW(-1)907MJ(±0)

■M4 GT3と720S GT3エボに調整が入る

 GTDプロ/GTDクラスにおいてはBMWとマクラーレンのGT3カーがBoP変更の対象に。GTDクラスで2連勝中のBMW M4 GT3は10kgの重量増を負うと同時に、4.5kW(6.1PS)のプラスに相当するブースト圧の追加が認られた。

 マクラーレン720S GT3エボの調整は直接パフォーマンスに関与しない部分であり、燃料タンク容量が5リットル分少なくなっている。

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