スバルはニューイヤー駅伝で何を見せる?
1月1日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)、2、3日の東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)と、もはや年始の風物詩となっている駅伝競走。こうした公道を走る長距離競技では、必ず警察の白バイ隊員などが選手の先導を行います。それ以外にも、観客に選手の通行を知らせたり、選手の近くを走行するなど、コース内を走っているクルマがあります。これらはオフィシャルカーと呼ばれ、駅伝を裏で支えています。
オフィシャルカーは競技を安全かつ円滑に行うために使用されており、日本陸上競技連盟は、これらの車両を「競技運営関係車両」と呼ぶようです。その種類も、審判長車、審判車、本部車、監察車、記録車など多彩です。
例えば、本部車はレース全般を見渡す役割があります。監察車は競技中に選手の近くを走り、安全に競技が進行しているか、違反行為がないかといったことをクルマから監視する役割だそうです。他にも、救護関係や報道関係の車両も競技運営関係車両と呼ばれますが、それらも含め、一般車と区別するため、遠くからでもよく識別できる標識をつけなければいけない義務があるとのこと。
オフィシャルカーは大手の自動車メーカーが担当しており、群馬県で行われるニューイヤー駅伝に関しては、地元群馬とゆかりの深いスバルが2017年から担当しています。初のオフィシャルカー提供の際には、ナンバープレートを100とし、ニューイヤー駅伝の全長100キロとスバル創業100周年をアピールしたそうです。
また、スバルはこの大会を新車お披露目の場としており、担当者によると、2023年のニューイヤー駅伝では同年春に発売が予定されている新型の「クロストレック」をオフィシャルカーとして提供するとのことでした。
箱根駅伝に関しては、トヨタが2011年からオフィシャルカーを提供していますが、こちらでは、センチュリーGRMNが大会本部車の顔として定着しているほか、2022年大会では、新型のトヨタ bZ4Xがオフィシャルカーとして世界で初めて公道走行し、話題となっていました。
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