ワイルドな「RS6 GTOコンセプト」を彷彿させる巨大リアスポイラーを装着
アウディの超高性能ワゴン、「RS6アバント」改良新型プロトタイプをカメラが初めて捉えた。
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【画像14枚】アウディのミドルサイズハイパフォーマンスワゴン「RS6アバント」のスクープショットはコチラ
現行型RS6は2019年に発表されており、これが初のフェイスリフトとなる。ニュルブルクリンクとその周辺で捉えたプロトタイプは、ボディ前後をカモフラージュしているが、フロントフェンダーはさらにワイド化されている。また空力的な目的なのか、ブレーキを冷却するためなのかは不明だが、現行モデルには付いていない垂直スラットがフロントフェンダー後部にみられる。
フロントエンドでは、新設計されたLEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライトを装備、グリルは若干コンパクトに設計されているように見える。また相互接続されたインテークと新しいフロントバンパー、より顕著なスプリッターも確認できる。
注目はリアエンドで、ワイルドな「RS6 GTOコンセプト」を彷彿させる巨大リアスポイラーが装着。記憶を辿れば、クワトロ40周年を記念して2020年末に発表されたこのワンオフモデルにも、ベント付きのフロントフェンダーが装備されていた。また下部バンパーには、楕円形の巨大デュアルエキゾーストパイプをインストール、リフレクターも水平基調に新設計されている。
足回りでは、昨年11月に発表された RS6パフォーマンスで見られた巨大な22インチのホイールを採用、ハイテクな鍛造フライス加工プロセスにより、従来の同じサイズのホイールに比べて合計20kgの重量を削減している。
アウディはすでに次世代モデルがプラグインハイブリッドになると発表しているため、今回のフェイスリフトは、純粋なICEを搭載したRS6アバントの最後のアップデートとなる可能性が高い。V8を維持するのか、それともV6にダウンサイジングするのかは不明だが、4気筒RS車の開発を公式に除外しているため、4ポットが搭載されないことは間違いないだろう。
改良新型では、4.0Lツインターボエンジンにマイルドハイブリッドシステムを搭載。最高出力は630ps、最大トルク850Nmを発揮し、最高速度は305km/hとなるだろう。アウディスポーツのマネージング ディレクター、セバスチャン・グラムスは、RS6は「もっと過激な方向に進むことができる」と発言しており、そのパフォーマンスに期待がかかる。
アウディはフェイスリフトされたベースのA6セダンとアバントを2023年後半にデビューさせる計画を持っており、続いてオールロードとS6を投入、最強RS6は2024年初頭か夏ごろと予想される。
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