アルファロメオF1でテストドライバーを務めたタチアナ・カルデロンが2024年、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に復帰する。FIA F2やNTTインディカー・シリーズ、全日本スーパーフォーミュラ選手権にも参戦した彼女は来年、GTDクラスに参戦するグラディエント・レーシングに加わり、計5つのロングディスタンス・イベントで“助っ人”を務めることとなった。
北米スポーツカーシリーズにおける6時間以上の長距離イベントで構成される“ミシュラン・エンデュランス・カップ”に出場するカルデロンは、グラディエントのレギュラーであるキャサリン・レッグとシーナ・モンクの女性ドライバーコンビと66号車アキュラNSX GT3 Evo22をシェアし、デイトナ24時間がオープニングとなるキャンペーンを開始する。
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なお、その開幕戦デイトナ24時間ではステヴァン・マカリアーが4人めのドライバーとしてラインアップを完成させている。
カルデロンがウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦するのは、2020年にデイトナで行われたギア・レーシング・ランボルギーニでの一度きりのGTDキャンペーンに参加して以来、初めてだ。彼女は近年WEC世界耐久選手権やELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズに出場していたがGT3レースには出場しておらず、このカテゴリーへの復帰も2020年1月以来となる。
「このような機会を与えてくれたグラディエント・レーシング・チームの皆にとても感謝している」と語ったカルデロン。
「デイトナでシーナ(・モンク)、キャサリン(・レッグ)、ステヴァン(・マカリアー)とチームを組めることにとても興奮しているの!」
「デイトナ24時間には一度参戦したことがあるけれど、あの素晴らしいレースの雰囲気と競争心が大好きだった。チームは今年素晴らしい仕事(クラス4位)をしていたので、それをベースに表彰台に上れることを願っているわ」
「彼らとクルマを共有し、できるだけ早くみんなと打ち解けられることをとても楽しみにしている。スタートが待ちきれません!」
カルデロンは2020年に耐久レースに転向して以来、主にLMP2マシンをドライブし、シグナテックが運営するリシャール・ミル・レーシング・チームのもとでWECとELMSに、2シーズン参戦した。2022年にはインディカーに挑戦したカルデロンは、今年ふたたびプロトタイプレースに戻り、チーム・ヴィラージュからELMSのLMP2プロ・アマクラスに参戦。チームメイトのイアン・ロドリゲス、アレクサンダー・マッシュールとともにオレカ07・ギブソンを駆り、最高位はクラス5位だった。
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