いまや世界中でスーパーカーが造られているという事実をご存知だろうか。ここでは、日本で見かけることの少ない希少なスーパーカーを紹介していこう。全部のクルマを知っていたら、あなたはスーパーカー博士!(ホリデーオート2018年11月号より)
AMG製のV12ツインターボを搭載
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「PAGANI Huayra:パガーニ・ウアイラ」
アルゼンチンから単身イタリアへと渡り、ランボルギーニの契約デザイナーとして、またカーボン成型技術のエンジニアとしても手腕を奮ったオラチオ・パガーニ。そんな彼が1991年に独立して、モデナ県にあるサン・チェザリオ・スル・パナーロという町に設立したスーパーカー・メーカーが、パガーニ・アウトモビリだ。
現在生産されているウアイラは、1992年に発表されたゾンダに続いて2012年にデビューしたセカンドモデルだ。ちなみにウアイラとはケチュア語(インカ帝国を興した民族の言語)で「風」を意味する。ボディバリエーションは、ガルウイングドアを採用したクーペが基本となるが、さらにラグジュアリーな雰囲気が魅力のロードスター(こちらは普通のスイングドアになる)も、2017年に誕生している。
パワーユニットにはメルセデスAMG社から供給される6LのV型12気筒ツインターボを搭載している。パワースペックは、730psと1000Nmを発生する。0-100km/h加速は3.2秒、最高速度は370km/hとアナウンスされている。
高級感にあふれたインテリアは、オラチオ・パガーニの美的センスと情熱が見事に表現され尽くしているかのようだ。(解説:山崎元裕)
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