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ハースF1、スポンサー料返還いまだ果たさず? 裁判所命令の期限過ぎてウラルカリが怒りの声明

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ハースF1、スポンサー料返還いまだ果たさず? 裁判所命令の期限過ぎてウラルカリが怒りの声明

 ハースF1と以前スポンサー契約を結んでいたウラルカリは、契約解除に関連した返金が未だに行なわれていないとチーム側を批判している。

 ウラルカリはハースのタイトルスポンサーとなっていたが、2022年にロシアがウクライナへの武力侵攻を開始すると、ウラルカリがロシア企業ということもあり、ハースはロシア人ドライバーのニキータ・マゼピンと共に契約を解除した。

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 しかしその後、ウラルカリとの間ではスポンサー契約と補償請求をめぐって法廷での闘争に発展してしまった。

 そして2024年6月にようやく法廷での決着がついた。裁判所はスポンサー契約を解除するハースの権利範囲内にあると判断し、契約違反は無かったと認定した。

 つまり、ウラルカリに対して補償金を支払う必要は無いということだった。

 しかしその一方で、ハースは支払われたスポンサーシップの1300万ドル(約20億7700万円)のうち一部のみが保有できるとも結論付けられた。そのためハースは、契約が解除された2022年3月4日以降のスポンサー料に相当する金額(約900万ドル/約14億円と見られる)の返還を命じられている。

 また2021年からチームのレースカーをウラルカリに提供することを求めるスポンサー契約の条項を履行することも求められた。

 そしてウラルカリは7月16日に新たな声明を発表。ハースによるスポンサー料の返還とマシンの引き渡しについて、ハース側は裁判所の期限を過ぎた今も何の措置も行なっていないと主張した。

「残念ながら、金銭(利息と費用含む)は支払われておらず、レースカーも要求された期日までに引き渡されていない」

「7月上旬にウラルカリからハースへと送られた書簡には、レースカーの引き渡しに関するオプションが記されていたものの、返答は無かった。判決の金額に対する利息が、さらに発生し続けている」

 そしてウラルカリの担当者は次のように付け加えた。

「ハースが求められた譲渡を実行しなかったことは、双方が署名した仲裁手続によって決定された裁定に対する、明白な違反だ」

「これは『スポーツマンらしくない行為』という表現に、新たな意味を与えるモノだ。ウラルカリはこれらが実行されるよう、法律によって定められたあらゆる手段を講じる」

「ハースの現在のスポンサー、および潜在的なスポンサーの皆さん全員は、彼らにこのような扱いを受ける可能性があることを知っておいてほしい」

 なおハースはmotorsrport.comによる取材に対して、コメントを避けている。

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