この記事をまとめると
■中古価格で300万円前後で狙える輸入車セダンを紹介
イケてるオヤジはコレに乗れ! 100万円で買えるチョイ悪が似合う中古輸入車3選
■ここ5年前後のモデルでも十分に射程距離内
■安かろう悪かろうではなく、ポテンシャルも十分に通用するレベル
低予算でも狙えるワンランク上の格安輸入セダンとは
昨今、中古車価格は全般的に高騰しているイメージが強い。その背景には、新型コロナウイルスや半導体不足の影響による新車の納期遅延が影響している。高年式の人気モデルは高値で取引されている。また、絶版車の人気も根強い。90年代~00年代のスポーツカーあたりでも新車価格を超えたプライスボードを掲げた個体を見かけることは珍しくない。
とはいえ、中古車らしく順調にこなれた価格になっているカテゴリーもある。なかでもお買い得度が高いと感じるのは輸入車セダン・カテゴリーだ。そこで、300万円以下の予算で十分に狙うことができ、なおかつ実勢価格以上のプレミアム性を持っている”カッコいい”輸入セダンをピックアップして紹介しよう。
アメ車といえば大食いのエンジンにブワンとした乗り味……そんな、古いステレオタイプのイメージを持っていないだろうか。そんなあなたに注目してほしいのがキャデラックATSだ。最高出力276馬力の2リッターターボエンジンに8速ATを組み合わせ、リヤタイヤを駆動する。ボディサイズも全長4680mm・全幅1805mmとこのカテゴリーとしてはコンパクト。まったく大味な印象はなく、むしろギュッと凝縮した筋肉質のスポーティセダンだ。
そんなキャデラックATSが日本で正規販売されていたのは、2013年~2019年と比較的高年式で、日本では後継モデルが存在していないこともあって、まったく古さを感じさせない。キャデラック自体がさほど数が出ていないこと、スクエアなスタイリングもそうしたフレッシュなイメージに寄与しているだろう。
そして、新車時の価格帯が400万円~550万円あたりだったキャデラックATSは着実に価格がこなれてきている。現在の相場で中心となっているのは230万円前後。左ハンドルの設定しかないのでユーザーを選ぶ部分はあるが、内容を考えれば十分にお買い得な1台となっている。
キャデラックがアメリカンなプレミアムサルーンのブランドであれば、ドイツ代表のプレミアムサルーンを象徴するブランドがメルセデス・ベンツだ。輸入車としては日本でもっとも売れているブランドであり、中古車の選択肢も幅広い。
そんなメルセデス・ベンツから300万円のセダンという条件で絞っていくと、おすすめしたいのは先代モデルのCクラスだ。2021年夏にCクラスが現行型にフルモデルチェンジしたこともあって、中古車市場での流通数も増えてきており、価格的にもこなれているからだ。
先代のCクラスが販売されていたのは2014年~2021年。とくに初期型のC180(1.6リッターターボエンジン+7速AT)であれば100万円台で見つけることができ、諸費用を考慮した乗り出しで考えても200万円の予算で収まる個体も少なくない。
2017年のマイナーチェンジで、ほぼ全グレードに9速ATを積むようになる。当然ながら中古車相場は上昇するが、それでもC180であれば300万円以内で見つけることができる。走行距離にしても、過走行といえるほど伸びている個体は少ない傾向にあるので、安心して選ぶことができるだろう。
なんにしても、車検を二度通したくらいの年式、まったく古さを感じさせないメルセデスである。300万円で購入したとは周囲も気付かないだろう。
ライバルが見当たらない超オシャレセダンも射程距離内!
同じくドイツ系のスポーティセダンとして思い浮かぶのが、アウディA4だ。現行モデルの日本導入が始まったのは2016年、初期型の新車時価格は500~600万円といった価格帯だったが、年式なりにこなれてきており、300万円の予算であれば十分に狙える相場を形成している。
ご存知のようにA4の基本は2リッターエンジンで、駆動方式はFFと4WD(クワトロ)がある。300万円の予算であれば新車時には600万円程度で売られていたクワトロであっても十分に射程圏内に入ってくる。さすがにバンパーの意匠違いなどで前期型と判別できるが、アウディのセダンだけあって相場以上のプレミアム性を有している。十分に自慢できるだけのカッコよさを持った輸入セダンだ。
さて、冒頭でも書いたように「カッコいい」輸入セダンとなれば、忘れるわけにはいかないのがイタリアンブランドのアルファロメオ。300万円の予算感でおすすめしたいのは、現行型でもあるFRセダン「ジュリア」だ。
2017年秋に日本上陸したアルファロメオ・ジュリアが搭載するエンジンは2リッター4気筒ターボ(200馬力)と2.9リッターV6ツインターボ(510馬力)。どちらも8速ATを介して後輪を駆動する。さらに280馬力の2リッターターボを積む四駆の設定もあった。いずれもルックスに違わぬスポーツセダンといえる。
最新のジュリアは680万円というメーカー希望小売価格となっているが、初期型の2リッターFRグレードであれば300万円の予算で狙えるようになっている。具体的にいえば2017年式~2018年式の個体がターゲットだ。アルファロメオと聞くと購入後の維持が心配という向きもあるかもしれないが、300万円で狙える範囲でも認定中古車を見つけることができるので、保証を求めるのであればそうした個体を探すようにするといいだろう。
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みんなのコメント
1950〜1960年代、アメリカやヨーロッパに憧れ、
いつか日本も大国になるぞと決意したのに。
2022年、国産新車が買えないから10年落ちの輸入車
に乗って周りに対して優越感?
悲し過ぎる
天国と地獄ほど車の作りが違うよ。
死にたくないから軽には乗りません。
貧乏くさいし。