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マクラーレン初のシリーズ生産ハイパフォーマンスハイブリッドスーパーカー「Artura」登場

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マクラーレン初のシリーズ生産ハイパフォーマンスハイブリッドスーパーカー「Artura」登場

マクラーレン初のシリーズ生産ハイパフォーマンス・ハイブリッド・スーパーカー、McLaren Artura(マクラーレン アルトゥーラ)が日本初公開された。日本での車両本体価格は ¥29,650,000-(税込) ~となる。

Arturaは、レーシングカーとロードカーにおける半世紀以上の専門性と経験を注ぎ込み、マクラーレンがこだわるドライバーとのピュアな一体感と画期的なテクノロジーを融合した次世代スーパーカー。

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マクラーレンの哲学である超軽量エンジニアリングに支えられた Arturaは、特徴的なデザイン、比類ないパフォーマンス、優れたダイナミクス、革新的テクノロジーといった、マクラーレンの全モデルに備わる特質の極致。そこに電動化によるスロットルレスポンスの短縮、CO2排出量の削減、純粋なEVモードによる最長30kmの排出量ゼロの走行といった恩恵が上乗せされた。

ベースからすべてが新しいArturaは、マクラーレンのエンジニアやデザイナーにとって、新たな変革のチャンスとなる。なかでも Eモーターとバッテリーパックなど、ハイブリッド・パワートレインの要素を付け加えながら、いかにしてマクラーレンの超軽量エンジニアリングの哲学を守るかが主な課題となった。

厳格な重量削減プログラムは、シャシー・プラットフォーム(これがデビューとなる新マクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャー(MCLA)を採用)から、独特のコンパクトなHPHパワートレイン、電気系統で使われる配線の重量(10%の削減に成功)まで、Arturaのあらゆる範囲におよんだ。

その結果、Arturaは最軽量の乾燥重量1,395kgを達成。ハイブリッド・コンポーネントの総重量はわずか130kg(うちバッテリーが88kg、Eモーターが15.4kg)で、DIN車両重量は1,498kg。これは、ハイブリッド・パワートレインを搭載“しない”スーパーカーと同等であり、Arturaに超軽量というアドバンテージをもたらしている。

「マクラーレンの経験と専門性を一滴残らずArturaに注ぎ込みました。この新しいハイパフォーマンス・ハイブリッドモデルは、マクラーレンの特徴として名高いあらゆるパフォーマンス、ドライバーとの一体感、優れたダイナミクスに、EVモード走行が可能なドライビング性能が上乗せされています。Arturaの登場は、マクラーレンにとって歴史的な瞬間であるばかりでなく、今後このモデルを感性と理性の、あらゆるレベルで堪能されるオーナーの皆様にとっても、スーパーカー界全体にとっても、画期的な瞬間といえます」マイク・フルーウィット、マクラーレン・オートモーティブCEO

Arturaに搭載するパワートレインの心臓部は、排気量2,993cc、ツインターボチャージャー搭載の新しいマクラーレンV6ガソリンエンジン。最高出力は585PSで リッター200PSに迫り、最大トルクは585Nm。ドライサンプ式でアルミニウム製のため、エンジンは軽量かつコンパクトで、わずか160kgとマクラーレンV8より50kgも軽く、そして大幅に短くなりパッケージングの効率性が高まった。

このM630エンジンは、排出ガス性能を最適化するガソリン・パティキュレート・フィルターを採用するなど、極めて洗練された設計になっている。

120°のバンク角は、いわゆる“ホットV”へのターボチャージャーの配置を可能にし、パッケージングのアドバンテージを増やし、低重心にも貢献。また、120°レイアウトによって、排気システムの圧力ロスが低減してエンジンパフォーマンスを向上させただけでなく、高強度クランクシャフトの採用が可能となり、レブリミットを8,500rpmに設定して、パフォーマンスとドライバーとの一体感を最大化できた。

新V6と調和して働くのがArturaのコンパクトなアキシャル・フラックスEモーターで、トランスミッションのベルハウジング内に搭載されている。

一般的なラジアル・フラックスモーターより小型で電力密度が高く、最高95PS、225Nmを発生。その1キロあたりの電力密度はマクラーレンP1のシステムを33%も上回る。モーターによる瞬時のトルクデリバリーは「トルク・インフィル」と呼ばれ、これが極めて鋭いスロットルレスポンスの鍵となっている。

発進時のパフォーマンスは刺激的で、0-100km/h(0-62mph)加速はわずか3.0秒、0-200km/h(0-124mph)は8.3秒。最高速度は330km/h(205mph)に制限されている。

デュアル推進システムはエンジン・ディスコネクトクラッチで統合され、新しいツインクラッチ・トランスミッションを駆動。トランスミッションはArturaのために特別に開発された。パワーデリバリーとトルクデリバリーを最適化するため、マクラーレンの既存のトランスミッションより1速増えたにもかかわらず、軽量なクロスレシオのギアクラスターは全長が40mm短縮。また、後退はEモーターが逆方向に回転することで担うので、リバースギアが不要になった。

Eモーターの動力となるバッテリーパックは、5個のリチウムイオン・モジュールからなり、使用可能な最大電力量は7.4kWh、純粋なEV航続距離は30km。バッテリーは冷却レールを使った冷媒冷却方式。

バッテリー電力を車両後方からフロントの補機類に伝送する配電ユニットも含めたアッセンブリーは、構造の一部を成すカーボン・ファイバー製フロアにマウントされている。これをモノコックのリア底部にボルト付けすることで、剛性や重量配分、衝突保護性能を最適化した。

Arturaは完全なプラグインハイブリッド(PHEV)機能を備え、標準的なEVSEケーブルを使ってわずか2時間半で80%充電できる。また、選択した走行モードに応じて、走行中に内燃エンジンからバッテリーに充電することも可能だ。

「プロジェクトの開始時点から、Arturaの設計とエンジニアリングの要は、革新を自らに課すことでした。ハイパフォーマンス・ハイブリッドを搭載する次世代のマクラーレン・スーパーカーに必要な全要素を達成するため、努力に努力を重ねました。その結果Arturaは、カーボン・ファイバー製モノコックから、エレクトリカル・アーキテクチャー、ボディやインテリアに至るまで、すべてが新しくなりました。V6エンジンとトランスミッション――ここには業界でも新しいタイプのモーターが組み合わされています――、リア・サスペンションのコンセプトも同様であり、初の電子制御ディファレンシャルも採用しました。これこそ新時代のマクラーレンであり、唯一無二のスーパーカーです」ジョフ・グロース、McLaren Arturaチーフエンジニア

関連情報:https://cars.mclaren.com/jp-ja

構成/DIME編集部

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みんなのコメント

1件
  • 585N mって凄いな!((((;゚Д゚)))))))

    ドライブシャフト、ネジ切れそう((((;゚Д゚)))))))
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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