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ファクトリーカラーで堪能すべし!「 Ninja ZX-10R KRT EDITION 」フィンガーロッカーアーム等でパワーは200PSから203PSにUP!/カワサキ

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ファクトリーカラーで堪能すべし!「 Ninja ZX-10R KRT EDITION 」フィンガーロッカーアーム等でパワーは200PSから203PSにUP!/カワサキ

カワサキを量産バイクレースの最高峰であるスーパーバイク世界選手権4連覇へと導いた、ファクトリーマシンと同イメージのカラーリングを採用した「Ninja ZX-10R KRT EDITION」が登場。高いパフォーマンスを発揮する「フィンガーロッカーアーム」や、素早いシフトアップ/ダウンを実現する「KQS(カワサキクイックシフター)」など、最新機能も随所に投入済みだ。REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

カワサキ Ninja ZX-10R KRT EDITION…2,062,800円

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“誰が乗っても扱いやすく、そして速い ”これが「Ninja ZX-10Rシリーズ」の基本コンセプト

 スーパーバイク世界選手権で次々と記録を打ち立てているカワサキレーシングチーム。カワサキではリッタークラスのスーパースポーツモデルである「Ninja ZX-10Rシリーズ」に、レースマシンからのフィードバックを投入した『Ninja ZX-10RR』『Ninja ZX-10R SE』『Ninja ZX-10R KRT EDITION』3 モデルを新たにラインナップした。

 これら3車の特徴は、ズバリ、強さと優しさを兼ね備えた“扱いやすいが故に速いモデル”だということ。

 スーパーバイク世界選手権を始め、鈴鹿8耐などの“ 市販車をベースにしたレース ”にカワサキがこだわっているのは、世界で戦うトップライダーのみが扱うことのできる速さではなく、“誰が乗っても扱いやすく、そして速い ”という点だ。

 「サーキットにおいて誰が乗っても扱いやすく、乗りやすいということを追求していけば、結果として速いマシンが出来上がる」

 この開発者コメントが示す通り、Ninja ZX-10R シリーズは正に“RIDEOLOG“ の集大成とも言えるモデルに仕上がっている。

 量産バイクレースの最高峰であるスーパーバイク世界選手権(SBK)。このレースで、カワサキレーシングチームのジョナサン・レイ選手は、ZX-10Rで2015年&2016年のチャンピオンを獲得。2017年にはZX-10RRで再度チャンピオンを獲得し、SBK史上初となる3連覇を達成。

シリーズ3モデルの価格を比較!

 「Ninja ZX-10RR」は、3シリーズの中ではもっとも贅沢かつパワフルな最高峰モデル。「Ninja ZX-10R KRT EDITION」は、3シリーズの中ではもっとも入手しやすい、リーズナブルなベースモデル。「Ninja ZX-10R SE」は、その中間的な存在だ。

エンジンにはスーパースポーツモデル・ヤマハYZF-R1やスズキGSX-R1000/Rにも採用の「フィンガーフォロワーロッカーアーム」をチョイス

 Ninja ZX-10Rシリーズには、新たに「フィンガーフォロワーロッカーアーム」を採用。これにより、バルブ作動部分の質量を、タペット方式と比較して20% 減少。フィンガーフォロワーには「DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティング」が施され、耐摩耗性を確保しているのもポイントだ。

 カムシャフトは、バルブの開閉速度を速めるアグレッシブなカムプロフィールを採用し、ピークパワーを約3PSアップされている。

新型のNinja ZX-10Rシリーズは、より強力なエンジンパフォーマンスを獲得

 Ninja ZX-10Rシリーズは、フィンガーフォロワーロッカーアームの採用とその他のアップデートにより、エンジンパフォーマンスを向上。最高出力は200PSから、203PS(Ninja ZX-10RRは204PS)まで高められている。

 Ninja ZX-10Rシリーズは、レーシングフルエキゾーストマフラーへの交換で、さらに出力アップも可能。また、従来モデルのフラットなトルクカーブをそのまま引き上げているため、出力を向上しながらも扱いやすい特性が維持できるのが特徴だ。

ハイリフトカムシャフト対応シリンダーヘッドを採用

 従来のNinja ZX-10Rシリーズでは、「Ninja ZX-10RR」のみに採用されていたハイリフトカムシャフト対応シリンダーヘッド。新型では、3モデルのすべてに装備。従来よりもさらにハイリフト化された、レースキットのハイリフトカムシャフトを装着できるクリアランスを設けている。

 新しいNinja ZX-10Rシリーズは、すべてのモデルに赤く塗装されたシリンダーヘッドカバーを採用。フィンガーフォロワーロッカーアームの高性能でレーシーなイメージに貢献しているのが特徴。


素早いシフトアップ/ダウンが可能な「KQS(カワサキクイックシフター)」

 新しいNinja ZX-10Rシリーズは、シフトアップ/ダウンの両方に対応する「KQS(カワサキクイックシフター)」を、3モデルすべてに標準装備。

 「KQS(カワサキクイックシフター)」は、クラッチ操作やスロットル操作を行わずに素早いシフトアップ/ダウンが可能な、サーキットでのスポーツライディングに役立つシステム。

※エンジン回転数が 2,500rpm未満の場合、KQSは正しく作動しないので注意。

足周りの電子制御など、最新のシステムも充実

・フィンガーフォロワーロッカーアームを採用し、高いパフォーマンスを発揮するエンジン
・クラッチ操作やスロットル操作を行わずに素早いシフトアップ/ダウンを可能にするKQS(カワサキクイックシフター)
・車体制御システムの正確さを大きく高めるボッシュ社製IMU
・予測型/フィードバック型を組み合わせた先進のトラクションコントロールシステムS-KTRC(スポーツカワサキトラクションコントロール)
・効率的なスタートダッシュを実現するKLCM(カワサキローンチコントロールモード)
・カワサキのスーパースポーツ向け高精度ブレーキ制御技術KIBS(カワサキインテリジェントアンチロックブレーキシステム)
・急激なエンジンブレーキを制御するカワサキエンジンブレーキコントロール
・3種類のモードから選択できるパワーモードセレクション
・速度や加減速の状況によって減衰力が変わる電子制御ステアリングダンパー
・高いブレーキ性能を発揮するブレンボM50モノブロックキャリパー
・コーナー進入での安定性を向上させるバランスフリーフロントフォークと、BFRC lite(バランスフリーリヤクッションライト)サスペンション
・サーキットにあわせ、ギヤの組み換えが可能なカセットトランスミッション

アクセサリー

・エンジンスライダー
・フロントアクスルスライダー
・ニーパッド
・シングルシートカバー
・マルケジー二ホイール(フロント、リヤ)
・スマートバック
・パネルアッシ(カーボン調、ライムグリーン)

Ninja ZX-10R KRT EDITION 主要諸元

車名(通称名):Ninja ZX-10R KRT EDITION
マーケットコード:ZX1002EKFA
型式:2BL-ZXT02E
全長x全幅x全高:2,085mm×740mm×1,145mm
軸間距離:1,440mm
最低地上高:145mm
シート高:835mm
キャスター/トレール:25.0°/ 107mm
エンジン種類/弁方式:水冷4ストローク並列4気筒/DOHC4バルブ
総排気量:998cm³
内径x行程/圧縮比:76.0mm×55.0mm/ 13.0:1
最高出力:149kW(203PS)/13,500rpm ラムエア加圧時:156kW(212PS)/13,500rpm
最大トルク:114N・m(11.6kgf・m)/11,200rpm
始動方式:セルフスターター
点火方式:バッテリ&コイル(トランジスタ点火)
潤滑方式:ウェットサンプ
エンジンオイル容量:3.7L
燃料供給方式:フューエルインジェクション
トランスミッション形式:常噛6段リターン
クラッチ形式:湿式多板
ギヤ・レシオ:
 1速2.600(39/15)
 2速2.222(40/18)
 3速1.944(35/18)
 4速1.722(31/18)
 5速1.550(31/20)
 6速1.391(32/23)
一次減速比 / 二次減速比:1.681 (79/47)/2.294(39/17)
フレーム形式:ダイヤモンド
懸架方式:
 前テレスコピック(倒立・インナーチューブ径43mm)
 後スイングアーム(ホリゾンタルバックリンク)
ホイールトラベル:
 前120mm
 後114mm
タイヤサイズ:
 前120/70ZR17M/C (58W)
 後190/55ZR17M/C (75W)
ホイールサイズ:
 前17M/C×MT3.50
 後17M/C×MT6.00
ブレーキ形式:
 前デュアルディスク 330mm (外径)
 後シングルディスク 220mm (外径)
ステアリングアングル (左/右):27°/ 27°
車両重量:206kg
燃料タンク容量:17L
乗車定員:2名
燃料消費率(km/L):
※121.0km/L(国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、2名乗車時)
※2 16.8km/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時)※3
最小回転半径:3.4m
カラー:ライムグリーン×エボニー(GN1)

※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3:WMTCモード値とは、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。

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