元F1ドライバーのマーク・ウェーバーは、F1ではファンとドライバーとの距離が遠すぎると指摘、F1の中でドライバーたちの存在が小さくなることで、シリーズ自体が危機にさらされる可能性があると語った。
しばしば、F1はファンに対して扉を閉ざしていると批判されている。一方、今季WEC(世界耐久選手権)にデビューしたフェルナンド・アロンソは、WECのようにF1のパドックを開放すれば、ドライバーはこれまで以上にファンから”隠れる”ようになるとコメントしていた。
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2015年のWECチャンピオンであり、テレビの取材でF1とも関わりを続けているウェーバーは、ファンとの距離感については慎重に決断を下すべきだと、アロンソの意見に同意した。
「ドライバーはヒーローであり、触れ合ったりするのが難しい存在である必要があるので、非常に慎重でなければならない」と、ウェーバーはmotorsport.comに話した。
「しかし彼らへのアクセスとソーシャルメディアの面では、少し遠くなりすぎてしまったかもしれない。我々は、彼らの職業が矮小化されないように気をつけなければならない」
「例えば(スイス出身、プロテニス界のレジェンド)ロジャー・フェデラーは、ウィンブルドンの前にインタビューを受けることはしないだろう」
ポルシェに所属しWECタイトルを獲得したウェーバーは、ポルシェ創立70周年をテーマとした今年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FOS)に出席した。
チケットが完売し15万人もの観客が訪れたこのイベントから、F1が学ぶべきものはあるかと訊かれると、ウェーバーは「素早い意思決定とオープンさ、本物であるということ、ファミリーに優しいということだ。ここには小さい子どももいるし、お年寄りやお母さんやお父さんがいる」と答えた。
「誰もが楽しめるものがあるんだ。ちょっとした花火やモトクロスなんかね。そういった多様性を持つべきだ」
「リッチモンド公爵(FOSの主催者/チャールズ・ゴードン-レノックス)は、常にそれを考えている」
「(FOSは)世界で最高のイベントだ。誰が2位かも分からないが、長く続いている」
「現代社会では、こういったイベントが許可されるのは難しい。しかし公爵は決断を下すことができる。彼は非常に積極的でダイナミックだ。それが、現代社会が失ってしまったものだ」
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