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マグヌッセン、F1シート喪失の可能性を認めるも「そういうことは脇に置いて、マシンに乗ってベストを尽くせる」

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マグヌッセン、F1シート喪失の可能性を認めるも「そういうことは脇に置いて、マシンに乗ってベストを尽くせる」

 ケビン・マグヌッセンは、2025年に向けてハースF1のシートを保持するためにあらゆる努力をしているが、来シーズンにグリッドにいられない可能性があることを認めている。

 ハースとの契約が今シーズン末に終了する31歳のマグヌッセンは、開幕以来困難なシーズンに耐えてきた。開幕からの9レースでマグヌッセンが獲得したのはわずか1ポイントで、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグの6ポイントと比較すると見劣りする。ヒュルケンベルグはまた、1対1の戦いでも一貫してマグヌッセンを上回っており、格差がさらに浮き彫りになっている。

【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第7回】ケビンとニコのフィードバックを信じたフルウエットスタートは「正しい判断」

 マグヌッセンの2024年シーズンは、他のドライバーと相次いでクラッシュしたことでさらに損なわれてきた。これらのインシデントによりペナルティポイントが増え、彼は自動的にレース出場禁止となる12ポイントのラインと背中合わせになっている。

 ハースが明らかに他の選択肢を模索していることから、マグヌッセンはさらに懸念を強めている。フェラーリのジュニアドライバーであるオリバー・ベアマンがチームに加わることが確実視されている一方で、小松礼雄チーム代表は、アルピーヌを離脱するエステバン・オコンの起用に関心があることを公然と認めている。

 マグヌッセンは不安定な状況に置かれているものの、理想的にはハースとともにF1に留まる決意を固めている。進歩を持続していることを考慮すると、現在のチームは「将来に向けてよいポジションにいる」と彼は考えている。

「そうだね。そうなる可能性はある」と、シートを失うリスクについて質問されたマグヌッセンは答えた。

「僕はF1にいたい。それが、僕が集中していることだ。すべてのドアが閉まって初めて、他のものを探すことになる」

 マグヌッセンは、見通しがどうであろうと、冷静に契約状況に取り組んでいると述べている。

「昔、僕が若かった頃は、このようなことにもっとストレスを感じていただろうし、さらにプレッシャーもあっただろうね。でも今は、そういうことをうまく脇に置いて、ただマシンに乗ってベストを尽くすことができる」

 マグヌッセンは自身のケースについて語るなかで、今シーズンは2023年よりもパフォーマンスがよいと感じているものの、レースの週末に運が味方になることがほとんどないと示唆している。

「僕は昨年よりもはるかに強いドライバーになった。特に予選では、マシンに慣れるのが難しかった。今年はそれがずっと簡単になっている。でも多くの状況で、自分の思うようにいかなかった。何度もトラフィックに引っかかった。Q1かQ2の2周目で突然問題が発生したり、アウトラップの管理が不十分だったりした。あるいは、よいレースができているところへセーフティカーが間違ったタイミングで導入される」

「これは、いつも向かい風が吹いているように思える年のうちのひとつに過ぎない。たとえばイモラだ。突然僕の前に、ピットからマクラーレンが出てきて、ラップをスタートすることすらできない。それをどうしたら予測できるだろう?」

「そのせいで有利なスターティングポジションを獲得できない。レースではペースは素晴らしく、もう少しでポイント圏内なんだ。不運に見舞われなければ、トップ10近くからスタートできた。そして、間違いなくポイントを獲得できただろう」

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