F1は2023年シーズンに向けてフロアに関するテクニカルレギュレーションを微調整した。しかし、それによって失われるはずだったダウンフォースは、開幕時点で既に取り戻すことができていたと、マクラーレンのチーム代表が語った。
2023年のフロアに関する変更は、2022年から導入されたマシンで多発したポーパシングを解消するために行なわれたものだ。今回の変更によってフロア端は2022年比で15mm引き上げられ、ディフューザーの立ち上がり部分も調整された。2023年シーズン開幕前、FIAのシングルシーター部門でテクニカルディレクターを務めるニコラス・トンバジスは、ダウンフォースを失うことで、ラップタイムで「0.5秒に相当する影響」があるという見解を示していた。
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ただ実際には、その見解の通りに遅くなっている様子はない。昨年と比べると、多くのサーキットで確実にラップタイムが短縮されている。つまり、マシンの成長は顕著なモノになっているのだ。
マクラーレンのアンドレア・ステラ代表は、規則変更からの立ち直りが予想よりも早かったと思うかと聞かれると、次のように答えた。
「全チームが、開幕戦の時点で(失われたダウンフォースを)取り戻していたと思う。開発速度は非常に早かったからね」
「今年のマシンは明らかに昨年のマシンよりも速い。そしてほとんどのチームが、開幕戦と比較してさらに改善を果たした。0.2~0.3秒は速くなっている」
「いくつかのチームは、抱えていた重量過多の問題も解決しているはずだ。正直に言うと、我々もそうだ。軽くなったことで、ラップタイムで改善があった」
「クルマはエアロダイナミクスと重量の問題を解決したことで、明らかに昨年よりも速くなっているんだ」
バーレーンGP-0.850秒
サウジアラビアGP+0.065秒
オーストラリアGP-1.136秒
アゼルバイジャンGP-1.156秒
マイアミGP -1.955秒
モナコGP-0.011秒
上記の数値はポールポジションタイムでの2022年との比較だが、ステラ代表の「速くなっている」という言葉通り、基本的に予選ポールポジションタイムが短縮されている。マイアミGPの伸びは2秒近いが、これは全面的な路面の再舗装が大きく関係していると見たほうが良い。
サウジアラビアGPは若干遅くなっているが、これはコースの微調整が行なわれており、傾斜の付いた縁石などが追加されたことが影響しているだろう。
なおスペインGPはレイアウトが大幅に変更されたため、この比較には加えていない。
開発が進んでいくにつれ、F1マシンは今シーズン中であっても速さを増していくものと予想される。どこまで速くなるのか……まずは各グランプリのポールポジションのタイムに注目である。
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