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バブル末期の「カーマニア」が虜になった! 今なら逆にエモい懐かしのネオクラカー用品5選

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バブル末期の「カーマニア」が虜になった! 今なら逆にエモい懐かしのネオクラカー用品5選

純正装備の進化でもはや無用の長物となった懐かしのカー用品

 時代とともに移り変わるクルマのパーツ。各部の装備も日進月歩で進化していくので「ちょっと前には流行っていたけどすっかり見なくなった」とか、便利パーツの純正装備が整備され「こんな装備が以前は後付けだったの?」なんてことが起こりがち。そこで、ベテランドライバーには懐かしくも若いユーザーには目新しい、カー用品にまつわるアレコレを紹介していくことにしよう。

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ダッシュボードにみんな置いてた!「スプリングタイプドリンクホルダー」

 内装の装備でかつては大定番だったアイテムのひとつにドリンクホルダーがある。いまではほとんどのクルマに標準装備されているので、あえて社外パーツを取り付けるユーザーは減っているが、かつてはドリンクホルダーは好みのデザイン&機能のモデルを後付けするものと相場は決まっていた。それだけに幅広い需要があり、ドリンクホルダーは百花繚乱の時代であった。カー用品店に行くと形状や機能などもさまざまなモデルがラインアップされていた。

 なかでも懐かしアイテムがスプリングタイプのドリンクホルダーだろう。クルクルとコイル形状に巻かれたホルダー部を備えたアイテムで、センターコンソールやダッシュボードへの設置、さらにはエアコン吹き出し口への装着など、さまざまなスタイルのモデルが用意されていた。

 当時はドリンクの形状も丸型の缶が主流で、これを置ける形状であれば問題なかった。それもあって丸いコイルスプリング形状が生まれたと考えられる。クルマのサスペンションパーツのイメージもあって、車内設置にも違和感がなかったのもヒットの理由だろう。しかし、角形の紙パックや小径の缶ドリンクなどへの対応には不向きだったのもあり、今ではすっかり懐かしいアイテムのひとつになっている。

ガソスタのサービスで補充してくれた!「粒々タイプの灰皿用芳香剤」

 インテリア用品では芳香剤も移り変わりが激しいアイテムだ。瓶などに入ってダッシュボード上などに設置する芳香剤に始まって、ルームミラーに吊り下げるタイプ、さらにはエアコン吹き出し口に設置する商品など、さまざまなスタイルのアイテムが登場してきたが、一時期、大ヒットしたのが灰皿に入れるビーズのような粒々タイプの芳香剤だ。

 かつてはガソリンスタンドで窓ふきなどと合わせて灰皿の吸い殻を処理してくれるサービスもあったが、その際には灰皿に中にこの粒々タイプの芳香剤を入れて戻してくれたものだ。ガソリンスタンドが変わると芳香剤の香りも変わったり、それなりに楽しめるサービスでもあった。

リヤバンパー下のゴムベルトの正体は?「アースベルト/帯電防止ストラップ」

 懐かしアイテムのなかには、すっかり見なくなったものもある。そのひとつがクルマの静電気を逃がすアースベルト。クルマのリヤバンパー辺りに取り付けられていて、地面に引きずられていたベルトのことだ。若いドライバーはすでに見たことがないというケースも多いが、オールドユーザーには懐かしいはず。

 その働きはクルマに帯電した静電気を地面に放電するというもの。当時はデザインや形状もさまざま用意されていて、多くのクルマがドレスアップ的な要素も込めて取り付けていた時期があった。本来の用途とは別にベルトの先端につり革を取り付けたアイテムも登場するなど、進化形を生むほどのヒットジャンルとなった。

ターボの進化で今では不必要なアイテムに……「ターボタイマー」

 さらにターボタイマーも懐かしアイテムのひとつだろう。ターボ車が隆盛を極めた’80年代~’90年代に盛んに取り付けられたアフターパーツだ。ターボタイマーはエンジンを停止してもしばらくの間アイドリング状態を続けることで、高熱になっているタービンをエンジンオイルによって潤滑・冷却するというもの。

 しかし近年はタービンの軸受けなどの性能も上がり、ターボタイマーの必要性がなくなったことから見かけなくなった。走行後に一定時間アイドリングするなんて、エコに敏感な今では、考えにくい装備だったとも言える。

アシストグリップの代わり!?まさに謎アイテムの「つり革」

 ドレスアップアイテムでもない、実用アイテムでもない、そんな不思議アイテムも定期的にクルマパーツの世界には登場する。そのひとつが車内に取り付けられる「つり革」だ。アシストグリップなどに装着するつり革は、やんちゃな改造車に乗るユーザーの間で流行ったのをきっかけに、一般ユーザーも取り付けるケースが増えた。

 とは言ってもつり革を実用的に使うユーザーは少なく、インテリアのドレスアップアイテム的な扱いがほとんどだった。アシストグリップの位置が車種ごとに工夫されているのもあって、近年見なくなった装備のひとつだろう。

* * *

 進化のスピードが速いクルマ、少し前に流行った装備はすぐに陳腐化したり不要になってしまう。だからこそクルマの用品は時代を強く感じさせるのかも知れない。

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