■カローラのスゴい仕様こと新型「GRカローラ」ってナニ?
TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、アメリカカリフォルニア州ロングビーチにて、新型「GRカローラ」を世界初披露しました。
GRとしては、「GRスープラ」、「GRヤリス」、「GR86」に続くモデルとなりますが、どのような特徴があるのでしょうか。
【画像】マジでカッコイイ! 新型「GRカローラ」世界初公開! イケ顔なカローラを写真で見る!(36枚)
トヨタブランドを代表するモデルといえるカローラは、1966年から現在まで12代にわたり進化を続けています。
その歴史のなかで、トヨタのWRC(FIA 世界ラリー選手権)初優勝を飾った「カローラ」や、その後「1000湖ラリー(現ラリーフィンランド)」を制した「カローラレビン」などが活躍してきました。
今回、発表された新型GRカローラは「お客さまを虜にするカローラを取り戻したい!」とのモリゾウ選手(トヨタ社長・豊田章男氏)の思いから開発が始まったといいます。
開発にあたり、レースで勝つために鍛えたクルマを市販化するという、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を実践。
具体的には、モリゾウ選手自らドライバーとして出走する「水素エンジンカローラによるスーパー耐久シリーズ参戦」を通じ、レースという極限の環境下で新技術である水素エンジンを鍛えるとともに、車両自体も総合的に鍛え直したといいます。
新型GRカローラは「カローラスポーツ」のボディをベースとしており、ボディサイズは全長4410mm×全幅1850mm×全高1480mm、ホイールベース2640mmとなり、5ドア/5人乗りの利便性はそのままです。
エクステリアではカローラスポーツと比較して、フロントフェンダーを片側20mm、リヤフェンダーを片側30mm拡大。
さらにフロントバンパーにインテーク、フロントフェンダーとフードバルジにアウトレットを設けたほか、リアビューでは3本出しマフラーが力強くスポーティなスタイルを強調しています。
また、カローラスポーツのロングホイールベースが生み出す高速安定性を受け継ぎながらフロントを60mm/リアを85mmにワイドトレッド化することにより高い旋回性能を実現しました。
インテリアでは、スポーツ走行時の視認性を高めたGR車両専用のフルTFTメーターを新規採用。
さらにショートストロークのシフトレバーにすることで腕の位置配置を自然にし素早いシフト操作を可能となるほか、限界域での車両コントロールを確実なものにするためにパーキングブレーキには手引き式を採用しました。
パワートレインは、GRヤリスにも搭載した1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボエンジンの排気効率向上やバルブ付き3本出しマフラーを採用することで排圧低減と消音性能を両立させ、強化することで最高出力224kW(304PS)を達成。トランスミッションは6速iMTを組み合わせています。
同じくGRヤリスに搭載された電子式多板クラッチによる前後駆動力可変システム採用のスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」をGRカローラ仕様に最適化して搭載、さらにブッシュのピロボール化、スプリング、アブソーバー、アライメントの最適化にも取り組み、余すところなくGR-FOURの最適駆動力配分を路面に伝達することで、圧倒的な旋回性能を実現しました。
また、最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備。日常走行での安全安心と、スポーツカーとしての走る楽しさを両立します。
※ ※ ※
今回の新型GRカローラは、アメリカで開催されるドリフトイベント「フォーミュラドリフト」の開幕戦前日にあたる現地時間3月31日に世界初披露されました。
北米でのグレードは「コアエディション」と「サーキットエディション(2023年発売)」を用意。そのほかのオプションとして「パフォーマンスパッケージ」「テクノロジーパッケージ」「寒冷地パッケージ」が設定されます。なお同市場に向けての価格は今後数ヶ月で発表され、2022年後半に発売される予定です。
その一方で日本での発売も2022年後半を予定しています。
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Powerd by HONDA、RALLY ART、AUTECH、STI、SUZUKI WORKS、全て年寄りの昔話になっちゃうのかなあ。