現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 日産R35「GT-R」のため那須の別荘にガレージを建築! オーディオとワインセラーにもこだわった隠れ家で過ごす最高の週末とは

ここから本文です

日産R35「GT-R」のため那須の別荘にガレージを建築! オーディオとワインセラーにもこだわった隠れ家で過ごす最高の週末とは

掲載 14
日産R35「GT-R」のため那須の別荘にガレージを建築! オーディオとワインセラーにもこだわった隠れ家で過ごす最高の週末とは

歴代GT-Rを愛するオーナーが建てた究極の趣味空間

R32「スカイラインGT-R」の発売以来ずっと歴代GT-Rを愛してきたAさんが那須の別荘に増設したガレージは、愛車2台の収容に加え、オーディオルームやワインセラーまで備えた理想の趣味空間。毎週末、最高にリラックスした時間を楽しんでいる。

16年27万キロ走ってわかった、日産「R35 GT-R」の初期型にあって最新型にないものとは?

都会と那須の2拠点生活でGT-Rとの非日常を満喫

ここ最近、リモートワークやワーケーションといった新しいライフスタイルが広まり、都会と地方との二拠点生活(デュアルライフ)にも注目が集まっている。従来から存在している別荘地というのは、その先駆けと言えるだろう。ここで紹介するAさんも、平日は首都圏の本宅で過ごし、週末になると那須の別荘に移動して、大自然の中で愛車とゆったりした時間を楽しんでいる人物だ。

「家から那須までクルマで1時間50分。金曜の夜に移動するのが待ち遠しくて仕方なくて、日曜の夜は帰りたくなくて仕方なくなります」

Aさんのガレージは別荘の母屋とは別に増設されたもの。毎週末に那須まで移動したら、母屋のビルトインガレージにアシ車を入れ、別棟ガレージにて本命の愛車、2007年式R35GT-Rをはじめとしたスポーツカーたちが出迎える。別荘という非日常空間において、さらに趣味性すなわち非日常性を高めた空間が、このガレージというわけだ。

R35が鎮座するガレージの壁にはR32、33、34と、歴代愛用してきたGT-Rの写真も飾られている。

「1989年にR32がデビューした時、ああ、ついに自分たちが上の世代から“スゴい”って聞かされ続けて憧れていた、本物のGT-Rに乗れるんだ! って、即買いでした」

以来GT-R一筋で、33も34も出れば即、全てカタログのイメージカラーで買ってきた。そしてR35も2007年12月の秋に招かれた内覧会でプレミアムエディションを即発注、初期ロットで納車。毎年のアップデートは全て入れてきたそうだ。

やがてR35の開発ドライバー・鈴木利男さんのノルドリンクと知り合ったことで、AさんのGT-R三昧のカーライフは第2章へと移行する。

「走行会やツーリング、温泉にもご一緒させていただいて。憧れのクルマに乗って、鈴木利男さんや水野和敏さんといった、そのクルマを作った人と直にお会いして声が聞けるのは幸せなことです。GT-Rは日本の誇り、私にとっては夢の実現です」

その一方、年齢もあってR35の1台だけで全てをこなすのはキツいということでセカンドカーも購入。今では最新ポルシェやクラシック・アルファ ロメオも所有しているが、様々なクルマを味わうことで、GT-Rの新たな良さを再発見することにもつながっているようだ。

クルマとワインとオーディオ、それぞれに適した温度管理

ところで別荘地のガレージというものは雰囲気は最高なのだが、寒暖の差と湿気という、大自然の中ゆえの問題が常に付きまとう。その点、Aさんガレージはシャッターの内側に真空ガラスの引き戸を設けて屋根にも断熱材を入れているだけでなく、クルマ2台を置ける駐車スペースと、外を眺めるオーディオルーム&ワインセラーがガラスで仕切られていて、別々に温度調整が可能。空調を24時間稼働させ、温度と湿度の管理に万全を期しているのが特徴だ。

「クルマも増やしたいしワインセラーも欲しいし、ガレージでクルマを見ながらワインを飲みたいなと」

もともと別荘地は2区画買っていて、母屋の建築時に出た土を盛って山になっていた奥の区画にガレージを建設。ガレージの奥は半ば山に埋もれた半地下とすることで、断熱性に優れた構造を実現している。クルマに加えてオーディオとワインもAさんの重要な趣味であり、ともに温度管理は絶対に必要な要素。クルマのスペースとガラスで仕切るとともに、AVルームとワインセラーの間もビニールのカーテンで仕切っている。その上で駐車エリアの空調管理も万全を期して、貴重なクラシックカーの保管にも対応しているのだ。

さらに半地下のAVルームのカウンターに座ると、目の前には芝生が。ここに愛車を置いて、グラウンドレベルから眺めながら音楽とワインを堪能しようとの趣向も面白い。駐車スペースにクルマ2台を入れて満杯でも、カウンターで楽しめるわけだ。

しかし、ここでガレージライフを始めてから、思わぬ誤算もあったようだ。

「那須でクルマの仲間がどんどん増えて、ガレージを訪れてくれる人が多くなってしまいました。クルマのスペースにみんなで座るから、結果的にカウンターの方に行かないんですよ」

と笑うAさん。那須に別荘を建てた最初は、大自然の中で人と関わらずに過ごしたいと思っていたそうだが、クルマ趣味を通じた人の縁が想像以上に広がっていったのは、嬉しい誤算というべきだろう。

ガレージから愛車に乗って外に出れば、すぐ近くにワインディングがあるのが地方の良さ。都会から完全移住するのが難しくとも、二拠点生活という選択肢も、カーライフを十二分に豊かにしてくれるのである。

こんな記事も読まれています

『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
AUTOSPORT web
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
VAGUE
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
WEB CARTOP
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
Auto Messe Web
【ラリージャパン2024】最終ステージでトヨタが逆転! マニュファクチャラーズタイトル4年連続獲得、豊田章男会長「感動という共感を生んだ」
【ラリージャパン2024】最終ステージでトヨタが逆転! マニュファクチャラーズタイトル4年連続獲得、豊田章男会長「感動という共感を生んだ」
レスポンス
独創的な「近未来」フォルム! シトロエンCX 5台を乗り比べ(1) モデル名は空気抵抗係数から
独創的な「近未来」フォルム! シトロエンCX 5台を乗り比べ(1) モデル名は空気抵抗係数から
AUTOCAR JAPAN
1度の運転では好きになれない シトロエンCX 5台を乗り比べ(2) GTiにファミリアール 仏大統領も愛用
1度の運転では好きになれない シトロエンCX 5台を乗り比べ(2) GTiにファミリアール 仏大統領も愛用
AUTOCAR JAPAN
4連覇を決めたフェルスタッペン「苦しいシーズンの中で多くのことを学んだ。だからこそ特別だし、誇らしい」
4連覇を決めたフェルスタッペン「苦しいシーズンの中で多くのことを学んだ。だからこそ特別だし、誇らしい」
AUTOSPORT web
【ポイントランキング】2024年F1第22戦ラスベガスGP終了時点
【ポイントランキング】2024年F1第22戦ラスベガスGP終了時点
AUTOSPORT web
カワサキ新型「レトロスポーツモデル」に反響多数!「古き佳き」スタイリングが“現代”に刺さる!? 玄人も注目する“バイクらしさ”を味わえる「W230」とは?
カワサキ新型「レトロスポーツモデル」に反響多数!「古き佳き」スタイリングが“現代”に刺さる!? 玄人も注目する“バイクらしさ”を味わえる「W230」とは?
くるまのニュース
「ジャガー」のブランドロゴが大胆に変更! 英国の名門ブランドはどこに向かう? まもなく登場する“新たなコンセプトカー”とは
「ジャガー」のブランドロゴが大胆に変更! 英国の名門ブランドはどこに向かう? まもなく登場する“新たなコンセプトカー”とは
VAGUE
村民の力で蘇った昭和のボンネットバス! 熊本県・山江村の宝物マロン号がロマンの塊だった
村民の力で蘇った昭和のボンネットバス! 熊本県・山江村の宝物マロン号がロマンの塊だった
WEB CARTOP
本物の贅沢──新型ロールス・ロイス ブラック・バッジ・ゴースト・シリーズII試乗記
本物の贅沢──新型ロールス・ロイス ブラック・バッジ・ゴースト・シリーズII試乗記
GQ JAPAN
道東道直結の“新道”がついに完成! 高速道路開通と同時に国道「8.8kmバイパス」の残り区間が拡幅
道東道直結の“新道”がついに完成! 高速道路開通と同時に国道「8.8kmバイパス」の残り区間が拡幅
乗りものニュース
[サウンドユニット・選択のキモ]メインユニット編…交換する意義を考える!
[サウンドユニット・選択のキモ]メインユニット編…交換する意義を考える!
レスポンス
【F1分析】速いチームがコロコロ変わる。実に難解だったラスベガスGP。鍵はもちろん”タイヤの使い方”だけど……
【F1分析】速いチームがコロコロ変わる。実に難解だったラスベガスGP。鍵はもちろん”タイヤの使い方”だけど……
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

14件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村