ランドローバーの新型「ディフェンダー」の日本仕様が上陸した。15分の取材でわかったインテリアの特徴とは?
快適装備満載! かつてのディフェンダーとは別物
日本仕様の新型ディフェンダーの発表会が6月17日、ランドローバー東京ベイ有明(東京都江東区)でおこなわれた。昨年11月、東京・代官山の「T-SITE」で新型ディフェンダー90が展示されたときにあったのは、イギリス仕様車だったが、今回は日本仕様車の実物を取材できた。イギリス仕様とのちがいはおもにインテリアであったことがわかったので、ここではそこに焦点を当てる。
とはいえ、まず、新型ディフェンダーの概要を説明しよう。ボディは3ドアの「90」と5ドアの「110」の2種類で、前者のホイールベースは2587mm、後者は3022mmもある。
「ランドローバー史上もっとも頑丈なボディ構造」をうたう軽量アルミニウムのモノコック・ボディは、従来のラダーフレーム構造より、ねじり剛性がおよそ3倍アップしたという。110についてはエア・サスペンションが標準装備になった。90も110も、搭載するのは、2.0リッター直列4気筒ガソリン・ターボで、最高出力は300ps、最大トルクは400Nmを発揮、8ATを介して4輪を駆動する。
エクステリアは、かつてのディフェンダーの面影を残しつつ、クリーンになった。ヘッドライトは丸目を継承したが、LEDにアップデートされている。ほぼ垂直のリアゲートは、従来同様横開きだ。110のボディは全長×全幅×全高=5018mm×2105mm×1967mmで、旧型110の4648mm×1791mm×2032mmより700mmも長く、314mmワイドで、65mm低くなった。価格はd90が499万円~739万円で、110が589万円~820万円。
初公開のインテリア!
ランドローバー東京ベイ有明のショールームには90は持ち込まれず、110のベースグレードの「スタンダード」と、スタンダードには備わらない20インチのアルミホイールやフロント・フォグランプなどを装備した「SE」の2台が展示された。
SEのインテリアをチェックすべく室内に乗り込む。最低地上高が218mmもあるので、身長170cmの記者には「敷居」が高い。オプションのサイドステップはぜひ選びたいところだ。
けれど、乗ってしまえば、110はエアサスが標準なので、車高を50mm下げることもできる。ドライバー以外の乗員のみなさんが乗りにくければ、ちょっと待ってさえもらえれば、乗降性をよくできる。
SEのシートは電動調整式で、表皮の素材はファブリックとレザーのコンビ。メーターは、いまどき当たり前だけれどフルデジタルで、ダッシュボードにはApple CarPlay対応のインフォテインメントモニターが備わった。2列目でも個別に温度などを調整出来るオート・エアコンや複数のUSB端子など、快適装備は至れり尽くせりである。
小物入れは豊富だ。カップホルダーが全シート分用意されており、収納場所には困らなさそう。ビジネスにもレジャーにも冒険にも、使い勝手がいい。
リア・シートも前席同様たっぷりとしている。手動ながら、スライドとリクライニングの機構が付いており。膝まわりもヘッドクリアランスも記者の体格では余裕だ。快適性は大幅に向上している。
もう1台の展示車の「スタンダード」は3列シート仕様だった。2列目を前にスライドさせて、3列目に乗り込む。シートサイズは小ぶりだし、ひざまわりの余裕はほとんどないものの、ヘッドクリアランスが記者の拳で2.5個分あった。この個体では、ルーフの一部がガラスだったので明かりが入り、閉塞感はそれほど感じない。3列目専用のエアコンやカップホルダーもあり、2列目のひとにシートをちょっと前に出してもらえば、長時間でも耐えられそうだ。
ラゲッジルームはスクエアな形状で、ものすごく広くて、使い勝手はバツグン、という印象を受けた。テールゲート裏には小物入れがあり、ラゲッジ・ルームのサイドにはコンビニフックもある。また、ラゲッジ・ルームのサイドには車高調整用のスウィッチがあるから、荷物の積み下ろしにも重宝するだろう。2列目のシートには、フロア下に広大な小物入れスペースもある。
記者は、新型ディフェンダーを見て、これはほしい、と思った。メディア向けの試乗会が待ち遠しい。
ちなみに、いま注文しても納期は来年になるというから、すでに大人気のようだ。
文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)
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みんなのコメント
電気系とエアサスはリコールものだよ