2月より販売予定のモデルをいち早く披露
現行ルノー・メガーヌで最もホットなグレード『R.S.(ルノー・スポール)』はAT(ツインクラッチタイプ)のみの設定。ところが先代モデルは6速MTが人気を集めたうえ、FFハイパフォーマンスのガチンコライバルとなるホンダ・シビックも日本で復活したこともあり、現行型メガーヌR.S.にもMT待望論が上がっていた。 そのような背景もあってか、ルノージャポンはついに2019年2月より6速MTモデルの追加を決定。そんな6速MT仕様が、千葉県幕張メッセで開催されている東京オートサロン2019で披露された。
日本では輸入車といえば長年ドイツ勢の存在感が大きいが、フランスのルノーも年々存在感を増している。その理由はフランス車らしいスタイリングや快適性、ハンドリングが挙げられると思うが、MT(マニュアルトランスミッション)があることも大きな理由だろう。 同社は、カング―を始め、ルーテシアやトゥインゴにMTを設定。日本車では少なくなったどころか珍しい存在になってしまったMTモデルを求め、ルノーを選択した方も多いのでは?
『メガーヌR.S.』の6速MTモデルは、発売前なので価格など詳細は明らかにされていないが、AT仕様に準じた性能は確保されているはず。ちなみに搭載する1.8リットル直4ターボエンジンのAT仕様は279ps/6000rpm、39.8kgm/2400rpmを発生。4輪ハイドロリック・コンプレッション・コントロール(4HCC)も採用しているので、期待に応えてくれる走りをするのは間違いないだろう。 また、日本では数少ない5ドアハッチバックという形状も、魅力に感じる方もいるだろう。
ちなみに現行メガーヌR.S.にMTモデルが追加されたことで、逆にメガーヌR.S.のATにスポットライトが当たり、他の輸入車ユーザーからの乗り換えが増えるなど、日本におけるルノーの訴求効果は十分な効果を果たしたそうだ。 MTで日本車のMT好きの注目を集め、現在は輸入車好きにルノーにも魅力的なCセグメントモデルがあります、というアピールができたわけだ。
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