「キング・オブ・ミニバン」が満を持して大幅改良。存在感がアップ
最近はクロスオーバーSUVに注目が集まっている。しかし、日本のミニバン人気は根強い。かつて「キング・オブ・ミニバン」の称号が与えられるほどの人気を誇ったエルグランドが、現行モデル登場から 10年のタイミングで2回目の大幅改良を受けた。「ミニバンがセレナ1車種では厳しい」という営業サイドと、「フルモデルチェンジするほどの投資は厳しい」という経営サイドの双方を納得させる案が、大幅改良だったのだろう。
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最新モデルは標準シリーズがラインアップから消え、全車ハイウェイスターに統一。エクステリアはフロントマスクを中心にアップデートされた。フロントグリルの変更(横桟基調をドット調に)、ヘッドランプのLED化、1stモデル以来となる2トーン塗装の設定を実施。従来はライバルに見劣りしていた「煌びやかさ」と「力強さ」が大きくアップした。ボディサイズは全長×全幅×全高4975×1850×1815mm。トヨタ・アルファード(同4945×1850×1935mm)比で、車高が低いのがポイントだ。
インテリアは8インチから10インチに大型化されたディスプレイに合わせて、インパネセンターのデザインを変更。ナビ/オーディオコントロールがタッチパネルに集約され操作性が向上した。ただしエアコンスイッチだけ残されたシフト周囲はスカスカな印象が否めない。室内空間は、3列シートのアレンジを含め、従来と共通だ。
快適なクルージング性能は、さすがのひと言。魅力アップ
試乗車は2.5リッターの最上級グレード、プレミアム・アーバンクロム。シートはキルティングパターンの採用によりモダンで高級なイメージに仕上がっていた。
今回、走りに関する変更のアナウンスはない。しかし実際に試乗すると何かが違う。ボディのシッカリ感が増しており、ヒョコヒョコした動きが減って乗り心地が向上。静粛性もアップしていた。作り込みの精度アップや細かなリファインが行われているのだろう。
2.5リッターの直4ユニット(170ps/245Nm)は必要十分な性能を備える。ただし、アクセルを踏んだときの応答性やCVTの変速制御は、ドライバーの意志とちょっとズレがある。この点は惜しい。
安全技術も充実した。さまざまなアイテムにより全方向から運転をサポートする「360度セーフティアシスト」を全車に標準装備。ただしACCは、最新スペックのプロパイロットではない。
新型は限られたリソースの中で、巧みにリフレッシュ。快適なクルージングが楽しめるミニバンといえる。とはいえ個人的には「もう少し手を入れてもよかったのではないか」と感じたのも事実である。
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アルファードやオデッセイはそんな事ないぞ。