現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ホンダ「CB250R」インプレ(2021年)峠道と高速道路で走行性能を検証! 足つき性と各部ディテールもチェック

ここから本文です

ホンダ「CB250R」インプレ(2021年)峠道と高速道路で走行性能を検証! 足つき性と各部ディテールもチェック

掲載 更新 2
ホンダ「CB250R」インプレ(2021年)峠道と高速道路で走行性能を検証! 足つき性と各部ディテールもチェック

スポーティな走りが光る「ネオ・スポーツ・カフェ」シリーズの中堅モデル、CB250R。2019年には足回りの変更で足つき性を向上、ABSも標準装備として扱いやすさも充実。ストリートでますます頼れる相棒に進化した。
文:太田安治、木川田ステラ、オートバイ編集部/写真:森 浩輔

ホンダ「CB250R」インプレ・解説(太田安治)
ストリートバイクとしての魅力に一段と磨きをかけた

ホンダ「GB350」のインプレを公開! 新たな空冷単気筒の乗り心地とは?

気軽に楽しめるネイキッドスポーツとして2018年4月に登場したCB250Rだが、2019年にはマイナーチェンジを受けた。

新色追加やフロントフォークアウターチューブのカラー変更のほか、足着き性の向上も謳われているが、シート高は従来型の800mmから795mmへと5mm低くなっただけ。アピールするほどのことか? と思いながらチェックしてみた。

しかし、跨がってシートに体重を乗せた瞬間に「なるほど」と納得した。前後サスペンション、特にリアの沈み込み量が大きくなり、結果として足着き性が良くなっている。

カタログのシート高は空車時の計測だが、実際にライダーが乗ると15mm以上低い感触。これはフロントのスプリングとリアショックユニット自体を変更したことで実現している。

前後サスペンションの仕様変更に伴い、ハンドリングも変わっている。従来モデルはリアサスが突っ張る感じで走行中の車体姿勢がやや前下がり。

少し荒っぽく言うと、高荷重域でのスポーツ性を削ってストリートユースでの扱いやすさ、快適性に振り分けたセッティング。CB250Rのユーザーは若いエントリーライダー中心なので、このセッティングのほうが適していると思う。スポーツライディングを追求するならCBR250RRがある。

ダイレクト感のあるハンドリングと一次旋回の鋭さが小気味よかったが、神経質な印象を受けるライダーもいたはず。対して新型は車体姿勢がほぼ水平になって前輪荷重が少し減り、全体的に穏やかな反応になった。

エンジン特性は低中回転域での扱いやすさを優先した設定。ゼロ発進がしやすく、6速・3000回転(約50km/h)からタタタッと加速する粘り強さも備えている。反応がいいのは7000~1万回転で、キレのいいクラッチ、小気味よく決まるシフトと併せてパワーバンドを保つ楽しさもある。

100km/h時は約6300回転だから、120km/h制限の高速道路でも不足なし。7000回転あたりから振動が増えてくるので、快適速度は60~110km/hあたりだ。

ギアポジションインジケーターとハザードランプこそないが、ハンドル切れ角も大きく、ミラーの後方視認性も抜群。ストリートバイクとしての完成度は一層高まっている。

ホンダ「CB250R」カラーバリエーション
ボディカラーは「ブラック」、「マットパールアジャイルブルー」、「キャンディークロモスフィアレッド」、「マットクリプトンシルバーメタリック」の4色をラインアップ。

ブラック

マットパールアジャイルブルー

キャンディークロモスフィアレッド

マットクリプトンシルバーメタリック

【アンケート】あなたはどのカラーが好きですか?
お好きなカラーをポチっとお選びください。投票後、集計結果をご覧いただけます。

元サイトで投票・回答ホンダ「CB250R」ライディングポジション・足つき性
シート高:795mm
ライダーの身長・体重:163cm・43kg

高めのハンドルで上体はごく軽い前傾。個人的にはハンドルの絞り角がもう少し内側に向けば長時間ライディングも楽だと感じる。足着き性は文句なく、車重も軽いので身長150cm台のライダーでも不安は感じないだろう

ホンダ「CB250R」木川田ステラのひとくちインプレ
足つき性の向上は私でもハッキリわかります。地面に接地している足の裏の面積が大きくなって、
より踏ん張れるようになったので、これならストップ&ゴーの多い街乗りでも不安はありません。

シートは前後にちょっと余裕があって自由度も高いので、街からツーリングまで、どんなシーン
でも楽しんで走ることができます。リアサスが以前よりソフトになったそうですが、タンデムをする際はもう少し固めでもいいかもしれません。

ホンダ「CB250R」各部装備・ディテール解説
ホンダ「CB250R」主なスペック・価格
[ 表が省略されました。オリジナルサイトでご覧ください ]

[ アルバム : 【写真11枚】ホンダ「CB250R」2021年モデル はオリジナルサイトでご覧ください ]

文:太田安治、木川田ステラ、オートバイ編集部/写真:森 浩輔

こんな記事も読まれています

メルセデス・ベンツは中国市場の「高級EV」で苦戦! EクラスやSクラスの顧客がファーウェイに奪われている
メルセデス・ベンツは中国市場の「高級EV」で苦戦! EクラスやSクラスの顧客がファーウェイに奪われている
THE EV TIMES
首都高の「激レア風景」12月消滅へ!? 箱崎JCTの「珍しい信号機」ついに撤去決定!「通行方法に変更があります」
首都高の「激レア風景」12月消滅へ!? 箱崎JCTの「珍しい信号機」ついに撤去決定!「通行方法に変更があります」
くるまのニュース
2024スーパーGT最終戦となる第5戦鈴鹿のエントリーリストが発表。一部車両を除きウエイトなし
2024スーパーGT最終戦となる第5戦鈴鹿のエントリーリストが発表。一部車両を除きウエイトなし
AUTOSPORT web
デザインスケッチを大量公開! アバルトの最新EV『600e』に息づく「伝統と革新」
デザインスケッチを大量公開! アバルトの最新EV『600e』に息づく「伝統と革新」
レスポンス
ボディタイプやパワートレイン、インフォテイメントなど、その時代を映す鏡となってきたラグジュアリーカーの今昔物語
ボディタイプやパワートレイン、インフォテイメントなど、その時代を映す鏡となってきたラグジュアリーカーの今昔物語
LE VOLANT CARSMEET WEB
スズキ「新型カクカクSUV」に反響多数! 全長4m以下のスクエアボディの5ドア仕様!? 正規販売待ち遠しい「ジムニー」に寄せられる声とは
スズキ「新型カクカクSUV」に反響多数! 全長4m以下のスクエアボディの5ドア仕様!? 正規販売待ち遠しい「ジムニー」に寄せられる声とは
くるまのニュース
ハセガワモビリティがYADEA最新モデル「K2」を表参道ショールームに展示! EICMA2024で公開された高性能電動バイクを日本で披露
ハセガワモビリティがYADEA最新モデル「K2」を表参道ショールームに展示! EICMA2024で公開された高性能電動バイクを日本で披露
バイクのニュース
カーナビ 自動車用板ガラス カーエアコン…… まだあるぞ 日本製が世界でトップシェアを誇っている分野8選【10年前の再録記事プレイバック】
カーナビ 自動車用板ガラス カーエアコン…… まだあるぞ 日本製が世界でトップシェアを誇っている分野8選【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
【MotoGP】ヤマハ、バルセロナテストで投入フロントウイングには大きな変化。2025年に向け良い叩き台に?
【MotoGP】ヤマハ、バルセロナテストで投入フロントウイングには大きな変化。2025年に向け良い叩き台に?
motorsport.com 日本版
元国王陛下のブガッティ! 「インターナショナル・ヒストリック・モータリング・アワード」で「カー・オブ・ザ・イヤー」受賞
元国王陛下のブガッティ! 「インターナショナル・ヒストリック・モータリング・アワード」で「カー・オブ・ザ・イヤー」受賞
LE VOLANT CARSMEET WEB
「マンタイ レーシング」より「ポルシェ911GT3 RS(992)」用ハイパフォーマンスキットが登場!280km/hで1tのダウンフォースを発生
「マンタイ レーシング」より「ポルシェ911GT3 RS(992)」用ハイパフォーマンスキットが登場!280km/hで1tのダウンフォースを発生
Webモーターマガジン
市川團十郎がF1日本GP公式アンバサダーに就任。決勝前セレモニーで歌舞伎舞踊を披露へ
市川團十郎がF1日本GP公式アンバサダーに就任。決勝前セレモニーで歌舞伎舞踊を披露へ
AUTOSPORT web
外環道「東名~湾岸」延伸計画はどうなった? 夢の「第三京浜直結」も!? 超便利な環状ルート「最後の1区間」がなかなか進展しない「最大の理由」とは
外環道「東名~湾岸」延伸計画はどうなった? 夢の「第三京浜直結」も!? 超便利な環状ルート「最後の1区間」がなかなか進展しない「最大の理由」とは
くるまのニュース
KTMのスーパースポーツ最大排気量モデル 「990 RC R」市販予定車公開
KTMのスーパースポーツ最大排気量モデル 「990 RC R」市販予定車公開
バイクのニュース
日産「新型エルグランド」いつ登場!? 唯一無二の「ターボエンジン」も搭載か? 王道の「キング・オブ・ミニバン」“全面刷新”に期待高まる!
日産「新型エルグランド」いつ登場!? 唯一無二の「ターボエンジン」も搭載か? 王道の「キング・オブ・ミニバン」“全面刷新”に期待高まる!
くるまのニュース
JAOS、レクサスLXで「BAJA 1000」参戦、過酷なオフロードレース制しクラス優勝
JAOS、レクサスLXで「BAJA 1000」参戦、過酷なオフロードレース制しクラス優勝
レスポンス
レンタル819の新店舗「レンタル819高円寺」が12/6にオープン!
レンタル819の新店舗「レンタル819高円寺」が12/6にオープン!
バイクブロス
イイクルマが多すぎて選べねぇ! [日本車]って結局どれが完璧に近いん? 
イイクルマが多すぎて選べねぇ! [日本車]って結局どれが完璧に近いん? 
ベストカーWeb

みんなのコメント

2件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村