i4に続く電動セダン登場
text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
【画像】目撃された3シリーズのEVプロトタイプ【標準モデルやi4と写真で比較】 全130枚
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
BMWは来年登場する電動4ドアクーペ「i4」に加えて、3シリーズのEVを投入する予定だ。そのプロトタイプがドイツで再びテスト走行を行っている様子が目撃された。
今回目撃されたプロトタイプは、現行のG20世代の3シリーズとほぼ同じに見えるが、電動モデルであることを示すステッカー(義務)や、フロントおよびリアの形状から、ゼロ・エミッション・モデルの初期テスト車両であることが分かる。
プラグイン・ハイブリッドのプロトタイプにもステッカーの貼付が義務付けられているが、リアにエグゾーストがないため、EVであることは間違いないだろう。フロントグリルはカバーで覆われているが、これも冷却の必要性が少なく、空力特性を向上させるためのEVの特徴だ。
4シリーズ・グランクーペをベースにしたi4はBMW初の電動セダンとなるが、3シリーズの電動化については正式に発表されていない。BMWの広報担当者は今回の写真についてコメントを控えたが、声明では次のように述べている。
「2023年までに、BMWグループのポートフォリオには25の電動化モデルが含まれ、そのうちの半分は完全な電動化モデルとなる」
BMWは新型電動SUVのiX3を今年後半に、i4は2021年半ばに正式に発売する予定だ。
BMWのデザイン責任者であるマゴイ・ドゥケクは、電動3シリーズではなくi4を発売することにした理由について、次のように語っている。
「まだ一部の人が電動モデルに踏み切るべきかどうかを迷っている段階にあり、価格も少し高いからです。だからEVにはもっとエモーションが必要で、3シリーズよりもi4の方が理にかなっていると考えています」
しかし、EVの販売は急速に増加しており、2023年までには電動3シリーズの需要も十分にあると考えられる。メーカー側もスケール・メリットを高めることでコスト削減につながるはずだ。
車名は「i3」を採用か
どのようなパワートレインを使用するかはまだ分かっていないが、3シリーズの実用的かつエグゼクティブな位置づけを考えると、530psを発揮するパフォーマンス志向のi4と共有する可能性は低いだろう。
それよりも、iX3で使用されているパワートレインの方が可能性としては高い。このパワートレインの性能と航続距離は公開されていないが、2018年に発表されたiX3コンセプトでは、70kWh以上のバッテリー容量、約400kmの航続距離、274psの電気モーターを搭載するとされていた。
しかし、i4と同様に、3シリーズのEVはテスラ・モデル3パフォーマンスのようにデュアルモーターを搭載し、四輪駆動の最上位モデルと位置付けられるだろう。
i4は、標準の3シリーズと新型4シリーズが共有するCLARプラットフォームを改良したものを採用。内燃機関と電動パワートレインの両方に対応するように設計されている。そのため、電動3シリーズは、まったく新しいEVセダンよりもはるかに安価に開発できる。
名称についても明らかにされていないが、有力候補は「i3」だろう。これは以前インタビューで示唆されていたもので、2013年から販売されているハッチバックEV「i3」の名を引き継ぐことになると思われる。
3シリーズは2016年以来、プラグイン・ハイブリッドが販売されている。現行の330eは252psの出力を発生し、電気のみの走行距離は60km、四輪駆動も設定されている。
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