ランボルギーニ・レヴェントン(2007年)
ムルシエラゴをベースに、パワーを670psまで高め、カーボン素材のボディシェルを纏わせた限定モデル、それがレヴェントンだ。生産台数は21台。そのほとんどはコレクターが厳重なセキュリティの利いたガレージにしまい込んでいるはずで、道ですれ違う機会などまずないだろう。しかし、1台がランボルギーニのミュージアムに収蔵されている。実車と対面したければ、サンタアガタへ足を向けよう。
ランボルギーニ・エストーケ(2008年)
これまでセダン系の4ドアを設定してこなかったメーカーだけに、2008年のパリ・サロンに姿を現したエストーケは新鮮な驚きをもたらした。ガヤルドの5.2ℓV10積んだそれはしかし、デビューのタイミングが最悪だった。リーマン・ブラザーズが破綻し、世界経済が大きく傾いた、まさにその時だったのだ。量産化も検討されていたといわれるエストーケだが、それゆえ不幸にもお蔵入りとなったが、4ドアモデル商品化の噂はいまだ根強い。
ランボルギーニ・レヴェントン・ロードスター(2009年)
レヴェントンのクーペモデルが成功を収め、ランボルギーニはこれのオープン仕様の製作を決めた。ムルシエラゴLP670-4SVと同じ670ps仕様で、台数は20台未満と公表されたが、これは15台に留まったようで、景気後退の影響はここにも表れている。なにしろ、価格は1億5000万円あまりだったというのだから。
ランボルギーニ・セスト・エレメント(2010年)
車名は6番目の元素、すなわち炭素を示す。これは、細部に至るまでカーボン素材を使用していることに由来するもの。2010年のパリでデビューしたそれは、たった999kgという車重に対し、578psの5.2ℓV10を搭載。6段シーケンシャル・トランスミッションを介して四輪を駆動し、0-100km/hは2.5秒とされた。生産台数は20台。
ランボルギーニ・アヴェンタドール(2011年)
ムルシエラゴの後を受けて登場したアヴェンタドールでは、ついにV12ユニットを全面刷新。ランボルギーニが自動車産業に参入して以来、長年使われ続けたジオット・ビッザリーニによる基本設計は、ここでついにお役御免となったのである。この新型V12は700psを叩き出し、アヴェンタドールの最高速度は350km/hを超えるとアナウンスされた。
ランボルギーニ・アヴェンタドールJ(2012年)
アヴェンタドールのデビューから半年後、登場したオープントップ版は、ルーフと呼べるもののない常識外れのボディを持ったものだった。もっともこれは量産車ではなく、さる中東の富豪のオーダーによるワンオフ。車名のJはもちろん、FIAの競技規則附則J項に因んだことからそう呼ばれた、伝説のイオタへのオマージュだ。
ランボルギーニ・アヴェンタドール・ロードスター(2013年)
モナコあたりで、羨望のまなざしを感じながら走りたいひとびとが求めるようなオープントップは、2013年にショールームを飾った。最高速度はクーペ版より落ちるが、それでも349km/hには達するというのだから、不満の声は上がらないだろう。
ランボルギーニ・エゴイスタ(2013年)
ランボルギーニに想像力や説得力が足りない、というひとはまずいないだろう。ガヤルドがベースのコンセプトカー、エゴイスタは、まるでバットモービルを拝借してきたようなデザインだ。猛牛ブランドの50周年を記念するそれは、イタリア語で自己中心的を意味する車名の通り、センターにドライバーのための座席のみが据え付けられるシングルシーター。当然というべきか量産はされず、現在はサンタアガタのミュージアムに収蔵されている。
ランボルギーニ・ヴェネーノ(2013年)
ランボルギーニ50周年記念で製作された市販車で、アヴェンタドールがベースのヴェネーノは、2013年のジュネーブでアンヴェイル。5台造られ、そのうち3台が販売された。
ランボルギーニ・アステリオン(2014年)
ハイブリッドシステムを積むスーパースポーツが増加中だが、その可能性を探ってサンタアガタが製作したのがこのアステリオン。610psのV10をリヤミドに積み、これが後輪のみを駆動するいっぽう、フロントには300psの電気モーターを搭載し、これが前輪を駆動する。サブネームは縦置きリヤミドシップのハイブリッドを示すイタリア語、合計910psの出力、四輪駆動から、LPI910-4となる。モーターのみでも走行可能で、その場合はランボルギーニ初の前輪駆動車ということになる点も興味深い。今のところ量産計画はないようだが、このままコンセプトカー止まりで終わらせるのは惜しい気もする一台だ。
ランボルギーニ・ウラカン(2014年)
1万4000台以上を売る大ヒット作となり、サンタアガタに多大な利益をもたらしたガヤルド、その後継モデルがウラカンだ。最高出力は610psと、デビュー時のガヤルドを110psも上回るが、早くも640ps版のペルフォルマンテが追加されており、今後も性能アップを重ねることが期待される。
ランボルギーニ・ヴェネーノ・ロードスター(2014年)
少量生産のハイパーカーというビジネスケースで、成功を収めている近年のサンタアガタ。前年にクーペ版がリリースされたヴェネーノには、2014年にオープン版が追加された。330万ユーロという値付けは、当時のレートで実に4億5000万円近いとてつもない価格。でありながら、クーペより強気に9台が販売された。
ランボルギーニ・ウラカン・スパイダー(2015年)
ガヤルドの大成功に、スパイダーことオープン仕様の寄与は大きかった。それゆえ、後継モデルのウラカンにいち早くそれを設定したのは当然の流れといえる。ガヤルドではデビューから3年後のマイナーチェンジに合わせて投入されたが、ウラカンはクーペ登場の翌年、フランクフルトでスパイダーがデビューした。
ランボルギーニ・チェンテナリオ(2016年)
フェルッチオ・ランボルギーニ(1916~1993年)の生誕100年を祝して登場した限定車は、そのものズバリ『100年』を意味する車名を与えられた。アヴェンタドールをベースに20台製造されたそれは、770psにまでパワーアップしたV12を搭載。価格は175万ユーロと公表された。
ランボルギーニ・チェンテナリオ・ロードスター(2016年)
前例に照らせばオープン版の設定は予想できることだが、チェンテナリオではロードスターがクーペと同じく20台製作されることが予告されていた。クーペのデビューは3月のジュネーブ、ロードスターは8月にカリフォルニアで開催されたモントレー・カー・ウィークで披露された。
ランボルギーニ・ウルス(2018年)
この記事を書いている最中に市販モデルが公開された待望のSUV、ウルス。コンポーネンツは多くをベントレー・ベンテイガと共有し、エンジンは450ps/86.7kg-m の4.0ℓV8ツインターボを搭載するほか、プラグイン・ハイブリッドの採用も予想される。0-100km/hは3.6秒、最高速度は305km/hとされ、近く登場するであろうロールス・ロイス・カリナンやアストンマーティンDBXといったモデルと、超高級SUV市場で火花を散らすことになるだろう。
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