メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1イギリスGPの予選で躍動したマクラーレンが、メルセデスにとっての警鐘になると考えている。
イギリスGPの予選は雨絡みの難しい展開になったが、Q3までには路面も乾きドライコンディションのアタック合戦となった。
■マクラーレン、イギリスGPの予選で躍動2-3番グリッド獲得。ノリス喜ぶ「いつもフェルスタッペンが台無しにしてくれるけどね!」
Q3最初のアタックでは唯一、新品のソフトタイヤを使ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムを記録したが、2回目のアタックで新品のソフトを使ったランド・ノリス(マクラーレン)が逆転。しかしフェルスタッペンがラストアタックでそれをさらに上回りポールポジションを獲得するという白熱の予選だった。
マクラーレンはオスカー・ピアストリも3番手に入り、ノリスがフロントロウに並ぶという驚きの好結果を残した。マクラーレンは今回のイギリスGPに3段階のアップグレードパッケージ第2弾を投入。チーム代表のアンドレア・ステラは一連のアップデートでほぼすべての空力パーツが変更されると語っており、その効果が出た形だ。
一方、今回新フロントウイングを持ち込んだメルセデスは、フェルスタッペンから0.4秒以上遅れてジョージ・ラッセルが6番手、ハミルトンが7番手となった。
マクラーレンのパフォーマンスに対する感想を求められたハミルトンは、次のように答えた。
「驚いていないよ。マシンを見れば納得できる。彼らの活躍は本当に嬉しいよ」
「彼らは長い間、ひどい成績だったから、あそこまで戻ってこられたのは本当に、本当に嬉しいよ」
自らの古巣であるマクラーレンの復活について、納得できた理由を尋ねられたハミルトンは、マクラーレンとレッドブルのサイドポンツーンが似ているからだと答えた。
「レッドブルと並べると、サイドがとてもよく似ている。それが機能している。素晴らしいよ」
「新しいチームが争いに加わった。僕たちがこのスポーツで見たいのはこういうモノなんだ」
今季これまで、レッドブルに次ぐ2番手チームの争いは、アストンマーチン、フェラーリ、メルセデスの3チームによるもので、その力関係はレースごとに変動していた。
しかし、マクラーレンの台頭はメルセデスにとって”目覚めの一撃”だとハミルトンは付け加えた。
マクラーレンの結果は打撃だったかと尋ねられたハミルトンは「打撃(blow)ではないよ。僕らにとっては目覚めの一撃(wake-up call)だ」と答えた。
「他のチームに追い抜かれたし、僕たちはもっと頑張らないといけない」
さらに、メルセデスはレースでもマクラーレンの後塵を拝することを想定しておくべきだと彼は付け加えた。
「もちろん、楽観的に考えてベストを尽くすよ」
「でも現実的には、どうなるか分からない。フェラーリ2台を抜くのは難しいし、マクラーレンも2台いる。厳しいレースになるだろうね」
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