■トヨタ「アクア」を実際に運転して実燃費を調査
ハイブリッドカーの代表格であるトヨタ「プリウス」に比べて、よりコンパクトなハイブリッドモデルとして登場したのがトヨタ「アクア」です。北米市場では「プリウスC」という名前で販売されており、プリウスファミリーのモデルといえるでしょう。
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アクアのデビューは2011年12月と、すでに7年半が経過したロングライフなモデルとなっていますが、2018年度は12万7899台を販売。登録車では、日産「ノート」の13万1760台に次いで販売ランキング2位となり、高い人気をキープしています。
7年半の間にマイナーチェンジを含む改良は複数回おこなわれていますが、今回は最新のアクアの実燃費を測定してみました。
今回はレンタカーを使用してテストを実施。グレードは最量販グレードとなる「S」で、2019年登録の走行距離も5000km程度の個体でした。なお、アクアのカタログのJC08モード燃費は34.4km/Lとなっています。
燃費測定のルートは、東名高速道路の東京インターから小田原厚木道路の小田原西インターまでの高速道路区間、そこからターンパイクを上り、大観山スカイラウンジを経由して箱根新道を通って西湘バイパスまで下るワインディング区間、国道129号線から国道246号線に入り、一般道区間を経由して横浜のレンタカー店舗へ戻る約170kmの道のりです。
なお、今回は全行程で走行モードはECOではなく、ノーマルモードで走行し、エアコンは24℃設定のフルオートとしています。
173.2kmの走行で、メーターの燃費計を使用しての実燃費は、31.3km/Lという数値になりました。カタログ燃費達成率でいうと約90%と、カタログ燃費との剥離が大きいとされるハイブリッド車としては非常に優秀な数値といえるのではないでしょうか。
■高速道:東名 東京インター→小田原厚木道路 小田原西インター
走行距離:76.2km実燃費:34.1km/L
東京インターから東名高速道路に乗り、小田原厚木道路の小田原西インターまでのルートは、今回のセクションで一番長い距離を走行します。
高速道路では渋滞らしい渋滞もなく、法定速度を守って淡々と走行しましたが、最近のコンパクトカーとしては群を抜いて低い1455mmという全高も相まって、横風で煽られるようなこともなく、予想以上の直進安定性を見せてくれました。
その結果は76.2kmを走って34.1km/L とカタログ燃費の34.4km/Lに迫る好記録をマーク。高速燃費は不利といわれるハイブリッド車ですが、速度を上げ過ぎなければ好記録も狙えるようです。
■ワインディング路:ターンパイク箱根→箱根新道→西湘バイパス 西湘PA
走行距離:42.9km実燃費:25.3km/L
小田原西インターを降りてターンパイクを駆け上り、箱根新道を経由して一気に下るというコースでいわゆるワインディングのシチュエーションです。
上りではハイブリッド車の宿命か、モーターアシストをするためにエンジンが回り続けるという、燃費と騒音的には厳しい区間となりますが、1.5リッター+モーターの動力性能は意外と活発で、極端なパワー不足を感じなかったのは意外なところでした。
また、エンジンの回転が上がって騒音は耳に入ってくるものの、その音から想像するよりも車内に伝わる振動は非常に小さいという点には驚かされました。この辺りの処理はさすがトヨタといったところでしょうか。
ただ、やはり延々と上るのは燃費的には厳しいようで、大観山スカイラウンジに着いた時点での燃費計は9.9km/Lとヒトケタの数値。その後の下りで盛り返すものの、この区間での平均燃費は25.3km/Lという数値になりました。
■一般道:国道129号→国道246号
走行距離:54.0km実燃費:33.8km/L
一般道のルートは、交通量が多いことで知られる国道246号線を通って横浜市内のレンタカー店舗へ返却に向かうコースを走行します。平日の昼間とはいえ、働くクルマを中心に交通量が多く、ポイントポイントで渋滞が発生しているようなシチュエーションです。
ストップ&ゴーが繰り返されるシーンはハイブリッド車が得意とする部分であり、燃料消費量の増える発進加速をモーターがアシストすることで、燃費の悪化を防いでくれます。
また、モーターがアシストしてくれることで発進時にモタつくようなこともなく、動力性能的には新型車に劣っている印象は皆無です。
渋滞の市街地走行では、54kmを走破して33.8km/Lという燃費数値をマーク。こちらもカタログ燃費の34.4km/Lに迫る数値で非常に優秀な数値となりました。
■さすがはベストセラー!平均燃費は31.3km/Lと好成績を記録
走行距離:173.2km実燃費:31.3km/L
2011年デビューということで、走りの面でやや古さを感じるところもないとはいえませんが、これといって明確な欠点も見当たらないというのはさすがベストセラー車といったところです。
今回のテストでは、173.2kmを走って31.3km/Lと、燃費性能的にはライバル車にも勝るとも劣らない実力を持っていることが分かりました。
アクアは、日常的に乗るために燃費の良いハイブリッド車が欲しいというユーザーにとって、魅力的な車種といえるでしょう。
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