現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ「プリウス」 スポーツカー顔負けの「最強HV」がスゴい!

ここから本文です

トヨタ「プリウス」 スポーツカー顔負けの「最強HV」がスゴい!

掲載 36
トヨタ「プリウス」 スポーツカー顔負けの「最強HV」がスゴい!

■まるでスポーツカーへと進化した現行「プリウス」

 世界初の量産ハイブリッド車として1997年に誕生したのがトヨタ「プリウス」です。
 
「21世紀に間に合いました」というフレーズとともに、手塚治虫氏の代表キャラクター「アトム」や「お茶の水博士」などが登場するCMが放映され、「プリウスは電気とガソリンじゃ」というお茶の水博士の台詞を覚えている人もいるかもしれません。

【画像】めちゃカッコいい! これが新型「プリウススポーツ」です! 画像を見る

 そんな「電気とガソリン」のハイブリッド車は、今となっては“当たり前”の存在となっていますが、ハイブリッド車の先駆者となったプリウスが採用したハイブリッドシステムは、「パラレルハイブリッド」という方式です。

 エンジンとモーターを協調制御してタイヤを駆動するというのが、パラレル方式の基本的な考え方。

 発進をモーターのみで行ったり、エンジンが苦手な低速域の加速をモーターがアシストすることで、無駄な燃料消費と温室効果ガスの排出を削減します。

 その後プリウスは、2003年に2代目、2009年に3代目、2015年に4代目へと進化。また3代目からは、新たなバージョンのプラグインハイブリッド(PHV)が登場しています。

 特に4代目プリウスに設定されたPHVは、標準モデルとはまるで別車種のような内外装を採用していました。

 そして、5代目となる現行プリウスは、2023年1月10日に発売されました。

 先代から大きく変わったのはデザインです。

 それまでは未来感を演出しつつも、4ドアのファミリー向けエコカーというイメージがありましたが、現行モデルは一転してスポーティなデザインを採用しています。

 3代目プリウスを彷彿とさせるプロポーションをベースに、「ハンマーヘッド」と呼ばれる最新のトヨタデザインを採用。

 フロントからルーフを通りリアに至るまで、流麗なラインを描いているのも特徴的です。

 リアには薄型で立体的な横一文字ランプが存在感を発揮するほか、テールランプ下部に「PRIUS」のロゴが配されるなど、従来のデザインからより近未来感を感じさせるモデルとなりました。

 さらに、4ドアはありながらも、後部ドアのノブをCピラーに配置することで、そのボディラインと相まって2ドアクーペの雰囲気を醸し出しています。

 つまり、現行プリウスはスポーツカーのようなスタイリングを押し出したモデルに進化したといえるでしょう。

 また、スポーツ性能を象徴するようにシャシとパワートレインも大幅に強化されました。

 現行プリウスは高剛性かつ低重心の「第2世代TNGAプラットフォーム」も新採用した車体となっており、爽快感のある走りを楽しめるでしょう。

 エンジンは2種類を設定しています。

 ひとつは1.8リッター直列4気筒エンジン+モーターを搭載し、エンジンは最高出力98馬力/最大トルク142Nm、モーターは95馬力/185Nmを発揮。駆動方式は2WDもしくはE-Fourという後輪をモーターで駆動するAWDを選択できます。

 ただし、この1.8リッターモデルはトヨタのサブスクリプションサービス「KINTO」専用車です。

 通常の購入するのであれば、2リッター直列4気筒エンジン+モーターを搭載したモデルとなり、エンジンは152馬力/188Nm、モーターは113馬力/206Nmを発生します。

 駆動方式は1.8リッター車と同様で、後輪モーターは41馬力/84Nmというスペックです。

※ ※ ※

 2023年3月1日には現行プリウスにプラグインハイブリッド(PHEV)モデルが追加。エンジンの性能は2リッター車とほとんど同一ですが、モーターが163馬力/208Nmとパワーアップさせています。

 駆動方式は2WDのみの設定で、システム総合出力は223馬力。PHEVなので外部から充電ができ高出力モーターと大容量バッテリーによるEV走行が可能です。

 その航続距離は105km。従来モデル比75%(17インチタイヤ装着車)と大幅に航続距離が増え、日常使いであればガソリンを使用せずに走ることができるでしょう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

日産、英国のゼロ・エミッション義務化に「早急」な対応求める 政府目標は「時代遅れ」と批判
日産、英国のゼロ・エミッション義務化に「早急」な対応求める 政府目標は「時代遅れ」と批判
AUTOCAR JAPAN
「柏の杜オークション」会場で「パラモトライダー体験走行会」開催! 参加者だけでなくボランティア活動にも興味を持ってもらえた1日でした
「柏の杜オークション」会場で「パラモトライダー体験走行会」開催! 参加者だけでなくボランティア活動にも興味を持ってもらえた1日でした
Auto Messe Web
WRCラリージャパンで発生した“一般車両コース侵入事件”、FIAは「非常に深刻な問題」として調査へ。来季大会にも暗雲
WRCラリージャパンで発生した“一般車両コース侵入事件”、FIAは「非常に深刻な問題」として調査へ。来季大会にも暗雲
motorsport.com 日本版
サンパウロGP3位の勢いそのままに……ガスリーがラスベガス予選3番手「最後のアタックはアドレナリンが溢れたよ!」
サンパウロGP3位の勢いそのままに……ガスリーがラスベガス予選3番手「最後のアタックはアドレナリンが溢れたよ!」
motorsport.com 日本版
【旧車高騰の背景を見たり?】足を運んだファンは過去最大の1万2500人! 全米最大のJDMイベント
【旧車高騰の背景を見たり?】足を運んだファンは過去最大の1万2500人! 全米最大のJDMイベント
AUTOCAR JAPAN
アルピーヌ、東京オートサロン2025に『A110 Rチュリニ』など出展へ。山野哲也のトークショーも実施
アルピーヌ、東京オートサロン2025に『A110 Rチュリニ』など出展へ。山野哲也のトークショーも実施
AUTOSPORT web
12月1日は岡山国際でドラテク磨き! 初心者向け「カルガモクラス」もある「TOYO TIRES PROXES DRIVING PLEASURE」は要チェックです
12月1日は岡山国際でドラテク磨き! 初心者向け「カルガモクラス」もある「TOYO TIRES PROXES DRIVING PLEASURE」は要チェックです
Auto Messe Web
F1第22戦水曜会見:レースディレクター交代は「知らなかった」と驚くラッセル。一方で対話を続ける意思も明かす
F1第22戦水曜会見:レースディレクター交代は「知らなかった」と驚くラッセル。一方で対話を続ける意思も明かす
AUTOSPORT web
大人気の輸入車コンパクトSUVが進化! VW改良新型「Tクロス」はどう変わった? 乗って思った「これでいいんだよ」感とは
大人気の輸入車コンパクトSUVが進化! VW改良新型「Tクロス」はどう変わった? 乗って思った「これでいいんだよ」感とは
VAGUE
いすゞ新型「FRマシン」発表! 斬新「スポーティ顔」採用&四駆設定あり! “新開発エンジン”と8速AT搭載の「D-MAX」「MU-X」タイで発売!
いすゞ新型「FRマシン」発表! 斬新「スポーティ顔」採用&四駆設定あり! “新開発エンジン”と8速AT搭載の「D-MAX」「MU-X」タイで発売!
くるまのニュース
トラックの頭と積荷が載ったトレーラーの知られざる接続部! 最後のロックはあえて「手動」にしていた
トラックの頭と積荷が載ったトレーラーの知られざる接続部! 最後のロックはあえて「手動」にしていた
WEB CARTOP
いよいよラリージャパン最終日。勝田貴元の“全開プッシュ”は見られるか?「難しい1年を支えてくれたチームのために仕事をしたい」
いよいよラリージャパン最終日。勝田貴元の“全開プッシュ”は見られるか?「難しい1年を支えてくれたチームのために仕事をしたい」
motorsport.com 日本版
伝説のジャガーXJSが現代に蘇る、660馬力V12スーパーチャージャー搭載『スーパーキャット』誕生
伝説のジャガーXJSが現代に蘇る、660馬力V12スーパーチャージャー搭載『スーパーキャット』誕生
レスポンス
ヒョンデのタナクが総合首位をキープ。トヨタのエバンスとオジェが続く……勝田貴元5番手|WRCラリージャパンDAY3午後
ヒョンデのタナクが総合首位をキープ。トヨタのエバンスとオジェが続く……勝田貴元5番手|WRCラリージャパンDAY3午後
motorsport.com 日本版
岩佐歩夢の気になる去就。「F1に向いているハイブリッド思考」担当の小池エンジニアが話すローソンとの比較
岩佐歩夢の気になる去就。「F1に向いているハイブリッド思考」担当の小池エンジニアが話すローソンとの比較
AUTOSPORT web
F1ラスベガスGP FP2:好調メルセデスのハミルトンが最速。角田は初日10番手、アルピーヌやハースもトップ10入り
F1ラスベガスGP FP2:好調メルセデスのハミルトンが最速。角田は初日10番手、アルピーヌやハースもトップ10入り
AUTOSPORT web
レクサス「FRスポーツカー」がスゴイ! 5リッター「V8」&4.7m級の“美しすぎる”「流麗ボディ」採用! 豪華内装もイイ「LC」とは
レクサス「FRスポーツカー」がスゴイ! 5リッター「V8」&4.7m級の“美しすぎる”「流麗ボディ」採用! 豪華内装もイイ「LC」とは
くるまのニュース
フェルスタッペン、特化仕様のリヤウイングがなく「2戦を棒に振っている」予算の影響で2022年から”割り切り”
フェルスタッペン、特化仕様のリヤウイングがなく「2戦を棒に振っている」予算の影響で2022年から”割り切り”
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

36件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

275.0460.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0789.0万円

中古車を検索
プリウスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

275.0460.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0789.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村