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ありそうで意外とない「SUV+ミニバン」! 次のクロスオーバーブームは「SUVミニバン」か!?

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ありそうで意外とない「SUV+ミニバン」! 次のクロスオーバーブームは「SUVミニバン」か!?

■「デリカ」シリーズ以外ではほとんど見当たらないのが「不思議」!

 セダンとSUVを融合させたトヨタ「クラウンクロスオーバー」が注目を集めるなど、クルマのボディスタイルはいま、「クロスオーバー」が人気となっていますが、一方でトヨタ「アルファード」「ノア」などのミニバンの人気も根強いものがあります。
 
 ならば、SUVテイストのクロスオーバーミニバンも人気が出そうな気がするのですが、今のところあまり見当たらないようです。

【画像】えっ…車高アゲの「アルファード」!? 驚きの本格SUVミニバンを写真で見る(70枚)

 クルマのボディスタイルといえば、セダンやミニバン、SUVなどが挙げられますが、このうちSUVに関してはその多くが、オフロードも走れるクロカンSUVと乗用車を掛け合わせた「クロスオーバーSUV」というものです。

 そもそも「クロスオーバー」とは、「異なるものを混ぜ合わせる」という意味です。

 冒頭で触れたクラウンクロスオーバーは、ボディは4ドアセダンなのに、大きなタイヤをつけたことでクロスオーバーSUVとなりました。

 他にも、コンパクトカーとSUVを掛け合わせた、ホンダ「フィット クロスター」や日産「ノート AUTECH クロスオーバー」、スズキ「クロスビー」、また、軽スーパーハイトワゴンをリフトアップ(4WDのみ)してSUV風にした三菱「デリカミニ」や、軽ハイトワゴンをSUV風にしたスズキ「ハスラー」、ダイハツ「タフト」なども、クロスオーバーといっていいでしょう。

 しかしながら、ミニバンとSUVのクロスオーバーに関しては、唯一、三菱の「デリカD:5」が該当しますが、それ以外は存在しません。

 強いていえば、ホンダの「フリード クロスター」がSUV風味のコンパクトミニバンですが、地上高や装着タイヤは標準車と変わっておらず、加飾も極めて控えめと、今回のお題である「クロスオーバーミニバン」とまではいえなさそうです。

 ただ少し昔を振り返ると、三菱「デリカスターワゴン」(1986年デビュー)や、三菱「デリカスペースギア」(1994年デビュー)、日産「セレナ・キタキツネ」(1994年デビュー)など、パイプでできた大型のカンガルーバーを装着し、最低地上高をアップした4WDのSUVミニバンはいくつかありました。

 なかでも、デリカスターワゴンとデリカスペースギアの4WDモデルは、その時代のクロカンSUV「パジェロ」と同じメカニズムを利用し走破性や耐久性も抜群と、真のSUVミニバンといってよいクルマです。

 そんなSUVミニバンというコンセプトに関しては、注目している人も多いようです。

 東京オートサロン2023では、先代アルファードをベースのリフトアップカーが展示されていました。

 大胆に車高を上げ、大径オールテレーンタイヤを装着し、フロントバンパーの下側は大きくカット。スチール製フレームバンパーが追加された姿からは異様なオーラを感じ、アルファードのよさとSUVのカッコよさがうまく融合されていました。

 ほかにも、アウトドア好きの間では、トヨタの商用車「ハイエース」や「プロボックス」などに、大径のオールテレーンタイヤと、わずかに車高アップを施すカスタムが人気となっています。

 神奈川トヨタが運営するアウトドアショップのマイクスでは、ミニバンやコンパクトカーをSUV風へとカスタマイズする商品を用意。

 プロボックスにオールテレーンタイヤと車高調、そしてルーフラックを装着してSUVカスタムをしたモデルは、シブさとカッコ良さがマッチしていて、非常によい仕上がりです。

※ ※ ※

 2023年7月現在、デリカD:5ほどの凝った造りを持つSUVミニバンといえるモデルはないようですが、アフターパーツメーカーや、メーカー純正のカスタマイズ商品の中では、ミニバンSUVのカスタムの準備はできている状況にあるようです。

 昨今のアウトドア人気にあやかり、この手のSUVミニバンが流行する可能性は、十分にあるのではないでしょうか。

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みんなのコメント

18件
  • ヴェルファイヤにブロックタイヤ履かせて、車高上げてる人いたけど、正直不格好だった。
  • ダイナ
    エルフ
    キャンター
    アトラスだろうが!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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