純粋なモーターサイクルのEV(電動車)のみ・・・ではなく、ハイブリッド車そのほか様々な古今東西の「ローエミッション」な2輪車を紹介する連載企画。今回はEM=エレクトリックモーションの電動デュアルパーパス車、ESCAPE(エスケープ)シリーズを紹介します。
文:宮﨑健太郎(ロレンス編集部)
※この記事は「ロレンス」で2021年6月30日に公開されたものを転載しています。
現在デュアルパーパスモデルは、エスケープシリーズ3機種にまとめています
2017年にEMは、世界中にインポーター網の整備をスタートしています。そして既存の電動トライアルマシンよりも、多くのユーザー獲得を期待できるモデルとして、E-トレックという公道走行可の電動デュアルパーパスをデビューさせました。
E-トレックは2019年型から、よりオンロード寄りのキャラクターにモデルチェンジされます。ただ、その売れ行きはあまりかんばしくなかったのか、それともCOVID-19パンデミックの影響なのか・・ともあれ現在EMのラインアップからE-トレックは外れ、トライアルのイーピュアと、E-トレックよりオフ寄りのデュアルパーパス、エスケープの両シリーズに整理されています。
エスケープは2016年に初公開され、E-トレック同様2017年型としてリリースされました。フロントアップフェンダーのE-トレックに比べ、エスケープはダウンフェンダーを備えており、トライアルモデル寄りのデュアルパーパスというキャラクターを持っています。
エスケープシリーズ3モデルそれぞれの特徴は?
2021年、電動トライアルマシンのイーピュアはライト、スポーツ、レースの3種類が用意されていますが、デュアルパーパスのエスケープもベーシックなライト、スタンダード版エスケープ、そして最上級の"R"の3種類がラインアップされています。
エスケープ・ライトは、トライアルのイーピュア・ライト同様に入門モデルという位置付けで、スタンダードのエスケープに標準装備されているPRB=プログレッシブ・リジェネレイティブ・ブレーキと、PELS=プログレッシブ・エレクトロニック・レバー・スイッチはオプション扱いです。
そしてトライアルの最上級版イーピュア・レースに油圧クラッチが採用されるのと同様、エスケープの最強版の"R"にも油圧クラッチが与えられています。
2018年にEMは、世界中のマーケットで2輪EV1,000台販売を達成しています。2019年にこの数字は1,500台以上まで伸びましたが、この成果が示すとおりトライアルマシンよりも多くの人に馴染みやすいデュアルパーパスを用意するというEMの戦略は、見事成功したといえるでしょう。
こちらの動画は、EMの工場と2021年型モデルを紹介する興味深い動画です。ぜひチェックしてください!
エレクトリックモーション エスケープ"R" 主要諸元 ※2021年型
バッテリー リチウムイオン式 50.4V 容量 2,620Wh ライフサイクル 1,000回 充電時間 4.25Hours w/15A標準充電器(3.25Hours w/25Aオプション充電器) 航続距離 38マイル(61.2km)定格出力 6kW 最高出力 11kW クラッチ 油圧式
フレーム 15CDV6スチール スイングアーム アルミ合金 サスペンション 前 テックレーシングアルミニウム 6.9インチ(175.3mm)トラベル 後 R16V 6.7インチ(170.2mm)トラベル タイヤサイズ 前 2.75-21 後 4.00-18 ブレーキ 前 182mmディスク 後 150mmディスク 車重 85kg ホイールベース 52.2インチ(1,325mm) 最低地上高 12.6インチ(320mm)シート高 32.3インチ(820mm)
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みんなのコメント
遠乗りするバイクじゃなくてトランポ持ち込み遊びだったら十分な性能かも。とりあえずナンバー取ってればトランポ周辺公道走っても違法にならないのがいい。
それに「ライフサイクル」表示してるの、例え違う結果になったとしてもメーカーの誠意を感じる。