2月16日に大会最終日を迎えた2020年のWRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデン。最終日はSS18の1SSのみが行われ、前日から総合首位につけていたエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)が逃げ切り、トヨタに2020年シーズン初勝利をもたらした。そのSS18ではトヨタの若手、カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)がキャリア初のステージ優勝を飾り、総合3位を手にしている。
走行を終えた各ドライバーのコメントは次のとおりだ。
■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/総合6位
「最終日の目標はひとつだった。それは状況を最大限に活用し、パワーステージでポイントを獲るためにプッシュするということ。ただ最速タイムには、はるかに及ばなかった」
「コンディションは今週末全体をとおしてそうだったように、非常にトリッキーだった。厳しいラリーだったが、これ以上のことはできなかったと思う。ところどころで数秒を失ったが、そのせいで最終結果が変わったとは思わない」
●オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)/総合2位
「今週末に直面したチャレンジングなコンディションのことを踏まえれば、チーム加入後初の表彰台を手にできてうれしく思う。今後に活きるポジティブな要素も多くみつけられた」
「マシン自体にスピードが備わっていることは証明できた。あとは僕たちがマシンについての理解を深める必要があるだけだ。(クラッシュした第1戦)モンテカルロのあとだから、僕たちにとっては大会を走り抜き、ポイントを獲得することが重要だった」
「僅差の優勝争いを演じることはできなかったが、大きな進歩を果たしたし、つねに改善を続け、走行しながら自信を深めていった。そうした観点から見れば、価値のある週末だったよ」
●クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)/総合7位
「厳しい週末だったし、個人的には自分の結果に満足していない。WRカーを走らせることは心から楽しんでいたけれど、表彰台や優勝をかけて戦うことができなかったことは、辛いことだった」
「天気と出走順に恵まれなかったし、走行区間が短くなってしまったのは残念だった。そのために印象に残るような結果を出すことが難しくなった」
「最終日もまた完全に違うコンディションに直面した。多くのたまり水があったから大胆に進むことは考えられなかった。優先すべきはフィニッシュまでマシンを持ち帰ることで、できる限りチームをサポートすることだった」
■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)/総合4位
「この週末に満足していない訳ではない。確かに4位という結果は不本意だが、十分な選手権ポイントを獲得したし、次のメキシコを戦う上ではいい順位につけている」
「カッレは今週末とても素晴らしく、パワーステージでもすごいタイムを出した。表彰台に値する戦いだったと思うよ。パワーステージのコンディションはかなり難しく、選手権のことを考えると全開では攻められなかった」
「エルフィンのドライビングもまた素晴らしく、彼にとってもチームにとっても価値ある勝利だった。彼らのような強い選手がチームにいるのはいいことだし、今シーズンのトヨタのラインアップは本当に強力だと思う」
「自分たちは、気持ちを切り替えて次のラリーに臨み、優勝を目指すよ」
●エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)/総合1位
「TOYOTA GAZOO Racingに加わって2戦目で勝つことができて、本当にうれしく思うよ。素晴らしいクルマを提供してくれただけでなく、テストでは自分が望むクルマに仕上げてくれるなど、手厚くサポートしてくれたチームに心から感謝している」
「クルマは私に大きな自信を与えてくれ、今回のような変わりやすいコンディションでは、それが大きな助けになった。ここまでのところ、運転をとても楽しめているから、この後のグラベルイベントでもいいフィーリングが続くことを願っている」
「一緒に戦ってくれたスコット(マーティン/コドライバー)には、とても感謝している。彼と組んで以降とてもうまくいっているし、彼に初勝利をもたらすことができてとてもうれしく思う」
●カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)/総合3位
「表彰台に立てて、とてもいい気分だ。今回のラリーは普段よりも距離が短く、つねにフラットアウトで走らなければならなかったから大変だった。昨日までにミスでタイムを失ったが、今日は遅れを挽回して表彰台に立ち、パワーステージで5ポイントを獲得することができた」
「自分の力をすべて出しきり、いい走りができたと思う。ステージの序盤はタイヤをセーブしようと少し慎重になり過ぎ、あまりよくなかったが、最後にはそれが報われ非常に速い区間タイムを刻むことができたから、全体をいいタイムでまとめることができたよ」
■Mスポーツ・フォードWRT
●エサペッカ・ラッピ(フォード・フィエスタWRC)/総合5位
「今週末に自分たちが発揮したパフォーマンスには満足する必要があるだろう。個人的には表彰台争いを演じたかったから、望む順位につけられたわけではないが、それほど引き離されていたわけでもなかった」
「最後の走りでは攻めきれないところもあったが、上位との差は縮まりつつあると思う。大きな前進を果たすことができたし、特に昨日はペースがとてもよかった。この事実は(第3戦)メキシコに臨むにあたって自信になるよ」
「今のところはすべて順調だ。次の戦いでどんな結果が出せるか楽しみだ」
●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/総合8位
「僕たちにとっていい内容のラリーではなかった。(大会初日の)シェイクダウンであわやという瞬間があったし、(競技初日の)金曜日はところどころで慎重になりすぎた」
「ここで数秒を失ってしまい、挽回することができなかったんだ。翌日の土曜日は“掃除役”をこなさなくてはならず、状況はさらにいっそう難しいものになった。これから、このラリーを分析する必要がある。次戦ではもっと良い結果を期待しているよ」
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