メルセデスはスパ・フランコルシャンで開催されているF1ベルギーGPの予選でまずまずの結果に終わった。優勝したイギリスGPのような好調を再現することはできなかったが、これに関してチームがアップデートの使用を断念したこととは関係がないと、ドライバーのジョージ・ラッセルは説明した。
初日の走行を終えたメルセデスの両ドライバーは、マシンの挙動に苦労し、暗い表情を見せていた。そのため、チームは新しいフロアの使用続行を諦め、旧仕様に戻して残りの週末を戦うこととなった。
■角田裕毅にとって今週末のベルギーGPは”特に”重要なのか? 「いやいや、マルコさんはいつもプレッシャーかけてきますから」……夏休みは日本へ
ウェットコンディションの中行なわれた予選ではラッセルとルイス・ハミルトンがQ3に進出。最速タイムを記録したレッドブルのマックス・フェルスタッペンがパワーユニット(PU)コンポーネント交換で10グリッド降格を科されるため、ハミルトンが3番手、ラッセルが6番手から出走することとなった。
メルセデスが2日目にパフォーマンスを発揮できたのは、旧仕様のフロアに戻したからではないのか? との質問に対して、ラッセルは否定した。実際、新しいフロアは予想通り機能していたものの、苦手なサーキットを攻略するために、より慣れ親しんだセットアップを望んだのだ。
「いや、そんなことはないよ。僕らは過去3年間、ここで苦戦を強いられてきたし、全チームともサーキットごとのパフォーマンス変動はかなり大きい」とラッセルは言う。
「僕らにとって、スパが厳しい戦いになるかどうかをレースで確認するため、自分たちの馴染みのあるモノに戻すことが重要だったと思う。アップデートとは対照的に、それに関してはかなり自信があるからね」
「アップデートは大したことじゃなくて、1年を通しての開発の一部に過ぎない。アップデートは期待通りに機能したと確信している」
しかしラッセルは、メルセデスがスパで苦戦する一方で、シルバーストンやバルセロナといった高速コーナーと低速コーナーが混在する似たようなサーキットでパフォーマンスを発揮できた理由を説明できないと明かすとともに、レッドブルはその逆で、高低差のあるスパでは常に強さを発揮していると指摘した。
「僕らはシルバーストンで、3年連続で非常に速く、今年は並外れて速かったのは確かだ。そしてスパでは苦戦してきた」
「数字上では、どちらも全く同じタイプのサーキットではないと言えるけど、高速コーナーがあり、低速コーナーがあるというのはシルバーストンと同じだ。その理由を理解する必要がある」
「特定のサーキットで機能するマシンには、固有の何かがあるようだ。例えばレッドブルは、オーストリアと同様にいつもこのサーキットを得意としている」
「僕らはシルバーストンとバルセロナが得意のサーキットだ。それを理解する必要がある」
メルセデスのトト・ウルフ代表はServus TVの取材に対して、初日に行なわれたマシンのメカニカルセットアップについて、チームが計算を誤っていたことを示唆した。
そしてウルフ代表は、メルセデスがフロアの変更に加えて、いくつかの懸念事項に対処したと説明した。
「初日はいくつか間違ったことをしてしまった」とウルフ代表は言う。
「マシンに変更を加えて作り直した。そして2日目、ドライバーたちはずっと良くなったと言っていた。もっとメカニカルな部分で、我々は失敗していたのだと思う」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?