フェルスタッペン「マクラーレンはオールラウンドに優れている」中国GPでもライバルを圧倒か？

マックス・フェルスタッペン（レッドブル）は、F1中国GPでもマクラーレンが強いだろうと予想している。

先日オーストラリアで開幕を迎えた2025年のF1。雨絡みとなった開幕戦ではランド・ノリス（マクラーレン）がレースを制して、今年最初のスプリントフォーマットで行なわれる第2戦中国GPに向けて勢いをつけた。

そして週末を通じて完全なドライコンディションが予想されている中国GPで、マクラーレン勢は真のスピードを示してくるだろうと見られている。

ただフェルスタッペンは、すでにオーストラリアGPでマクラーレンがいかに速いかは明らかになっていたと指摘しており、今年のマクラーレンはオールラウンドに優れていると語った。

「彼らはかなり強い」とフェルスタッペンは言う。

「彼らがやってのけたことはとてもリスペクトできる。御存知の通り、彼らは昨年かなり速かったけど、今年もとても速い。とてもオールラウンドに、どこでも優れている」

「これは単なる事実だ。現時点で彼らとのギャップがどれだけ大きいかを語るのは難しい。マクラーレンがかなり先を行っているのを明確にイメージしていると思う。僕はウエット路面はともかく、（オーストラリアGP決勝の）最初のスティントでは戦うチャンスはあまりなかったからね」

「全体として、僕らはより改善していく必要があると思う。マクラーレンと比較すると、彼らはあらゆる領域で優れている」

「完璧に答えるのは不可能だ。僕自身、つまりレッドブルとメルセデスそしてフェラーリはかなり接近していたと思う。そして、コースごとに少しずつ異なってくるだろう」

フェルスタッペンは、少なくとも2025年シーズン前半戦はマクラーレンが他を圧倒すると考えている。

しかしノリスは今季マシンMCL39について「自分のドライビンススタイルにはまったく合わない」としており、「ドライビングも、1周をまとめ上げるのも難しいクルマだ」と語っていた。

現王者フェルスタッペンも、世界チャンピオンに輝いた昨シーズンは似たような状況にあり、シーズン序盤にレースに勝ちながらも、マシンには満足していなかった。

「マクラーレンが？　彼の冗談かもしれない」

フェルスタッペンはそう語る。

「僕としては、シナリオを比較することはしたくない。確かに昨年、開幕時に僕はいくつかの点に不満を口にしていたけど、それでも勝っていたからね」